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情報薬理学研究室の経緯
薬と受容体を重要な研究テーマと位置づけ、情報学的手法も応用していることから、「情報薬理学」という研究室名
と し、2004年に情報理工学部・生命情報学科に開設し、2008年に薬学部に移り現在に至る。
情報薬理学とは
「薬理学」は薬の理を科学する学問であり、情報はゲノム配列やタンパク質の構造についてのデータとそれらの情
報処理を意味している。主には in vitro の実験がルーティンワークであるが、簡単な情報処理の知識があればより
研究が面白くなるはずであり、卒研生にも付加価値がつくはずである。
研究の進め方
各自、独立したテーマを行う。ただし、多岐の分野にわたる学習が必要で、研究遂行上は卒研生間の情報交換や連
携、協力が必要不可欠であるので、互いのコミュニケーションを重視する。また、行った実験、得られた結果について
は、どんな些細な事についても、全て報告すること! 気づかないところに新しい発見は隠れているものである。
卒業研究を行った結果、誰にも負けない体力、挫けない精神力、行動力、情報収集力、常識だけにとらわれない豊
かな発想力(つまり、常識も知る必要がある)、語学力、理解力、協調性、整理整頓する力(実験やデータだけでなく
物理的にも)が身に付けばよい。卒業研究とはそのための場であると自覚しておいてほしい。
研究室セミナー
前半: 卒研の遂行に必要な基礎知識の充実をはかりながら、英語テキストの輪読を毎週1回行う。
後半: 卒研テーマに関連する文献紹介を毎週行う(一人一報)。研究成果の報告会は月に一度行う。
(注:セミナーでは討論に参加する事で出席とし、2/3以上の出席を卒研単位認定の条件とする)。
最後に
興味のある学生なら学部、学科でのバックグランドは問わない。 また、受容体に関する知識は現時点では必要ない。
本研究室では生化学、薬理学、分子生物学、また情報処理やプログラミングなど幅広い分野の研究が含まれるので、
薬や薬の受容体に興味のある方なら誰でも歓迎する!