立命館小学校

専門をまなぶ

京の杜プロジェクト クローン技術を学ぶ

「京の杜プロジェクト」は世界遺産「醍醐寺」のクローン桜を東北地方の友だちに贈ろう!という企画で始まったものです。第2回目の今回は、クローン技術の第一人者である住友林業・筑波研究センターの中村先生と中川先生の出張授業で、授業テーマは「夢はバイオの花見」でした。

授業では、日本の樹木にまつわるクイズや震災の「奇跡の一本松再生プロジェクト」の話など、映像を交えながら興味深く進めてくださいました。

中でも、立命館小学校の桜の芽を持ち込んだバイオの実演は圧倒されました。桜の芽からバイオに必要な芽の分裂器官である茎頂(けいちょう)部を摘出します。中川先生が1ミリの茎頂部を、顕微鏡とメスを使って取り出す作業を見せていただきました。手際よさに熟練の技を観ました。本来であれば、摘出した茎頂部を試験管の培養液の中に入れて芽を出させ、土に植えて根を形成させるとクローン桜の子どもが誕生させるそうです。一流のテクノ ロジーを間近に見ることがきました。

子どもたちは、世界を代表する筑波研究所の中村先生と中川先生の話をしっかりとメモをし、「バイオの花見」への夢をふくらませていました。