立命館小学校

学校だいぼうけん

もうすぐ入試の時期がやってきます。入学を希望される子どもたちと保護者のために、これまでオンラインでの説明会や体験教室などのイベントをさまざまやってきました。が、やっぱり来校していただきたい!そして、実際の学校の雰囲気を感じてほしい!ということで、緊急事態宣言解除後は、来校型のイベントを行っています。

先週土曜日は従来であれば入試説明会ということで、入試の概要や特徴などを説明する日だったのですが、そういった情報提供は動画を配信することとし(その方が自由なタイミングで何回も見れますし)、せっかく学校に来ていただくのだから、何かワクワクするような面白いことをしよう、ということになりました。そこで、担当の先生たちが急遽企画したのが「立命館小学校 だいぼうけん」のデジタルスタンプラリーです。

primary2/blog/detail/img/20210713-1
各グループ、まず私からミッションの説明をしました。それは、6つの謎をといて、学校の中の6つの場所を見つけ出し、そこで与えられるミッションをクリアすると、デジタルスタンプがもらえる、というものです。例えば「あめのひでもうんどうができるへや」を探して行くと、そこではまたちょっとしたミッションが待っています。デジタルスタンプは、その場にあるQRコードをiPadで読み込み、6つ集めるとミッション・コンプリート、ということになります。

驚いたというか、やっぱりというか、子どもたち(今回は年長さんです)がiPadをすぐに使いこなせる、というのは発見でした。一人一台もって、自由に学校の中を回りながら、ミッションをクリアしたらQR コードを読み込み、デジタルスタンプを表示させるという作業、「今日初めてiPadを触りました」という子どもたちも、一回練習したらそのあとはほぼ問題なく使いこなしていました。デジタル・ネイティヴとはこういうことでしょうか。

もう一つの発見は、自主的に動いてもらうことの大切さです。今回、ミッションをもって、それぞれ学校の中で自由に行動をしてもらいました。私の説明を聞いてる間にも、子どもたちの表情が「お客さん」から「主体者」に変わってくるのがわかります。目的と道具だけを与えて、あとは子どもたちが考え、動く。その目的を達成したときの喜びと自信に満ちた表情はとても印象的でした。自分の興味関心が原動力となって突き進んでいったときの学びというのも、こういうものかもしれません。

今回も、帰り際にはたくさんの子どもたちが「楽しかった!」と言ってくれて、うれしかったです。かわいいお礼もいただきました。
primary2/blog/detail/img/20210713-2

入試の準備はいろいろとプレッシャーもかかることと思いますが、子どもたち自身が少しでも立命館小学校で学ぶことを楽しみにして、せいいっぱい準備を頑張ってくれたらうれしいです。

校長 堀江未来