立命館小学校

新しい日常に向けたお願い2

登下校の電車バスマナー・ルールとして当分の間は「マスク着用は必須。会話はしない」という話を前回させていただきましたが、この様な新しい生活様式は、まだまだ多数あります。

規制を言えばきりがないのですが、新型コロナウイルスとの共存も言われている現状、この機会に、児童には、自分がどういう行動をとって、互いに感染拡大を防ぐことができるか、互いにどういう態度をとることが大切かを学ばせることも重要である、と考えています。

口や鼻や目からウイルスが出入りすること、自分の手や指の扱いには十分気を付けること、他者のものや他者の体に触れない配慮をすること、飛沫感染予防としてマスクをしていても大声で話さない等を根拠にした自分自身の行動や他者との関わりの大切さを意識させる事が不可欠となります。

そこで、一つ見直すべき点は、「互いに触れたり、くっついたりしない」という行動です。特に休み時間に「じゃれつき遊び」をするのは、よくある場面です。スキンシップやコミュニケーションを図るという意味で、「じゃれつき遊び」は悪い行動ではありません。しかしながら、この行動も、他人間ではできない行動になります。学校では互いの距離間・距離感を指導はしますが、子どもの「一緒にいたい」「くっついていたい」という欲求は満たせられません。その代わり、距離感を保ちながら友達との新しい関わり方を見つけ出させたい思っています。

 ご家庭では、お子様の「一緒にいたい」「くっついていたい」という思いにしっかりと応えていただきたいと思います。そして、一方で、ご家族以外の他者との距離間・距離感については、初歩的トラブルが起きないよう、登校再開の前には、ご家庭で教えていただきますよう宜しくお願いします。


学校長 長谷川昭