立命館小学校

鏡を見よう

12月の全校集会で、

『鏡に映る自分の姿を毎日見ていますか?

見ている人はいつ見ていますか?

また、その時どんなことを考えていますか?』」

と言う話をしました。

 

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鏡に映った自分の顔を見る事。これは、とても大事です。

なぜなら、鏡は自分で自分を見せてくれるからです。そこに、周りから見られた時の自分自身が映し出されて、自分自身も今気づいていなかった新しい自分に気づくことができるからです。

 

今日は、先生から、『毎日3回、鏡に映った自分を見つめましょう』という事を提案します。

 

まず、朝家を出る前に見ましょう。

顔に笑顔はありますか?なかったら笑顔を作ってみましょう。

ネクタイもダラーンとなっていませんか?シャツのボタンは上まで留まっていますか?そういう様子を「だらしない」と言いますが、みなさんはどうですか?今日一日過ごそうとする顔や姿。そんなことが鏡を見るだけですぐ分かります。周りからどう見えるか、それを意識して鏡を見て下さい。

 

次に、学校にいる時も鏡で顔を見ましょう。映っている顔は学校生活で「逞しく生きていくために必要な根っこを鍛えるため、勉強にも遊びにも一所懸命に取り組んでいる顔でいますか」、「今日の自分は学校で輝けていますか?」周りからどう見えるか、それを問いながら見つめてみて下さい。

 

そして、3回目。それは、寝る前、夜にも鏡を見て下さい。みなさんは、夜に鏡を見ることはありますか?

朝は、周りからどう見られているかという見える部分でしたが、1日の終わりに見るこの時は、こんなことを考えて下さい。

「周りの人たちのために、今日は人のために何かよいことをしてあげただろうか」「嫌な事を言ったりしたりして、困らせたりする様な事は無かっただろうか」「自分は今日はどんなことに頑張れただろうか」という振り返りの時間となります。

 

難しいかもしれませんが、実は、ここが一番大事なのです。

一日の自分のしたこと言ったこと、また、できるようになったこと、頑張ったこと、これを振り返る、という作業です。

一日をしっかりと振り返ることで、心というものは、実は、大きく逞しく成長します。その機会を、夜に鏡を見た時に、自分の姿を見つめながらするのです。このことを「心を磨く」と言います。

是非、鏡を見て自分の今の姿や表情を見てみましょう。

自分で自分を見つめ、今の自分とこれからの自分を善き方向に向かう様に努めるのです。

自分の姿を鏡に映し、出発前の姿、学校での姿、一日終わった姿を見て、映った自分の姿とその自分の中の心をみることを繰り返すことで、きっとあなた自身が善き姿に変わっていくことと思います。

 

12月は、2学期の終わりの月。まとめの時期です。自分を振り返るには、絶好の機会です。毎日丁寧に自分の映った鏡を見ていきましょう。

 

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この様な話をしました。子ども達は、鏡を見た時に、この話をふと思い出してくれることと思います。そこから、この鏡を見る実践、自分磨きの実践は、始まります。

 

 

 

学校長 長谷川昭