• 2019/08/22
  • 立命館大学理工学部とオーストラリア・モナシュ大学のジョイント授業で 茨木市商店街をフィールドに地域の魅力を引き出すお祭りイベントを実施
  • 立命館大学広報課
  •  立命館大学理工学部建築都市デザイン学科および理工学研究科環境都市専攻建築都市デザインコースの学生・院生が合同で行う授業(担当専任教員:武田史朗、藤井健史)において、オーストラリア・モナシュ大学の学生とともに、茨木市および茨木商店街の協力のもと、商店街の魅力を引き出すための「屋台」を制作いたします。そのお披露目会を兼ねたお祭りイベントを実施いたします。

     本授業は、複数の建築家を招聘し、都市空間から家具やプロダクトなど多層的なスケールで都市を観察し、限られた時間の中で他者と共同してコンセプトにあった作品をワークショップ形式で制作するものです。過去3 年間はびわこ・くさつキャンパス内で実施してきましたが、4年目の今年は大阪府茨木市の商店街をフィールドに、茨木市民へのヒアリングを含めたフィールドワークを行い、モナシュ大学の学生と共同して快適な空間を作り出す作品を完成させます。
     対象地周辺は多くの人が行き交う商店街ですが、将来にわたってその賑わいを持続させていくためには、大型商業施設にはない商店街らしい価値・魅力の創造や新しい関係づくりが求められます。また茨木市でも、人の滞在・活動・交流が生まれる場づくりなどを通じて、中心市街地を活性化しようという取り組みが始まっています。今回のプロジェクトが市民と協働する新しい環境づくりの一助となるとともに、本ワークショップを通じて制作した作品が、商店街の魅力を引き出し、新しい商店街の風景づくりやDIY および建築文化の普及へとつながることを目指します。

     具体的には、茨木市商店街の事前リサーチや過去の商店街活性化実例などをもとに、学生たちが木材を用いて商店街の魅力を引き出すためのオリジナル「屋台」を制作し、作品のお披露目を兼ねたお祭りを企画します。国際的に活躍する建築家の鈴野浩一氏(トラフ建築設計事務所代表)と芦沢啓治氏(芦沢啓治建築設計事務所代表)を客員教授として招き、彼らの指導で「屋台」を制作し、市民のための空間をデザインします。また、建築家でオーストラリアのモナシュ大学のNigelBertram(ナイジェル・バートラム)教授と、Ari Seligmann(アリ・セリグマン)教授の下で学ぶ学生たちと共同して制作に取り組みます。お祭り当日には学生による作品発表と、外部専門家による講評会も行われます。

     本学では、2019 年度に大阪いばらきキャンパスにオーストラリア国立大学と連携したグローバル教養学部を開設したことを踏まえ、本取り組みで茨木市が多様な主体のコラボレーションによる国際文化の新しい発信地になることを期待しています。

     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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