- 水はタンパク質の立体構造を不安定化する ~長年信じられてきたタンパク質変性メカニズムの見直しへ~
- 立命館大学広報課
- 立命館大学生命科学部応用化学科の今村比呂志助教と岡山大学異分野基礎科学研究所の墨智成准教授は、水はタンパク質の立体構造を不安定化していることを見出しました。これは従来のタンパク質の変性メカニズムを見直す必要性を示しています。本研究成果は、2021年8月12日に米国蛋白質科学会の国際学術誌「Protein Science」(出版社Wiley)に掲載されました。【本件のポイント】・長年信じられてきた「タンパク質は、それを構成する疎水基が水との接触を避ける様に立体構造を安定化する」という仮説を、独自に開発した理論計算により検証した。・疎水基の水との接触はむしろタンパク質を不安定化させていた。タンパク質が変性しないでいられるのはタンパク質分子内に働く直接的な相互作用によることを明らかにした。プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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