学部概要

教員紹介

田林 葉 教授

専門分野
比較文化論、アメリカ文学・文化研究

プロフィール
京都市生まれ。これまでの人生のほとんどを京都市にてで過ごす。同志社大学文学部英文学科、同大学院文学研究科でアメリカ文学を専攻。1993年立命館大学法学部に赴任して、政策科学部英語カリキュラムの策定に携わり、94年設置と同時に政策科学部へ。2011-2012年、米国コロンビア大学Center for American Studiesにて客員研究員、2019年-2020年、イタリアベルガモ大学外国語・外国文学部客員教授。趣味はクラシックバレエ、旅行、食べ歩き。
研究・教育
学部時代から大学院では、現代ユダヤ系アメリカ小説を研究しました。その後米国留学を前後してアメリカ先住民系女性作家による近・現代文学や、土地やライティングにまつわる先住民文化研究を行いました。最近は欧米・日本を対象に政治思想における女性の表象や、高等教育の制度と歴史、食文化や舞台芸術の移動に関心を広げています。学部・研究科では政策科学(社会科学)の入門的知識を英語で学んだり、日本に関わるコンテンツを英語で作成するEnglish for Policy Science、多様な視点から文化を比較する「比較文化論」、英語基準科目などを担当しています。いずれの科目も社会科学と人文科学の視点を持ち、社会や文化と政策の関連に着目するものです。
メッセージ
政策科学と文学・文化研究というのは全く異質のように思えますが、あれこれの政策を文学作品や文化現象と同様にテキストと考えれば、それを読み解く解釈研究がなりたちます。この学部の特徴が学ぶ内容what to studyよりむしろ学ぶ方法how to studyにあるのだとすれば、その「どのように」の一つとして研究方法を考えることができるでしょう。政策であれ文化現象であれ文学作品であれ、対象となる素材を丁寧に記述、説明し、分析、解釈する営みは大切です。社会科学だけでなく、このような人文科学の研究もできることが、政策科学部の魅力の一つです。
キーワード
アメリカ文学、アメリカ文化、比較文化論、イタリア文化、日本文化