ニュース

最新のニュース

CRPS Policy Science Special Lecture I(西条コミュニティ実習)を実施しました

政策科学部英語基準であるCRPS(Community and Regional Policy Studies)専攻の集中科目として、2019年1月31日~2月3日に愛媛県西条市の山間集落で3泊4日のフィールドワークが実施され、日本語基準の政策科学専攻生1名を含む6か国26名の学生が参加しました。本科目は、日本全国の農山村・地方都市圏域が直面している人口減少や高齢化の問題を、そこに実際に住む人びとや都市部から訪れる人びとの目線でとらえ、暮らしや生業のリアリティから地域独自の文化や伝統、環境管理や災害対策など多様な視点から課題を把握し、地域の目指すべき将来像とその実現方策を考えることを目的に実施されています。

学生たちは合宿生活を送りながら村のお年寄りたちにインタビューし、地域行事に参加して、言葉や文化の違いを超えた心の交流を楽しみました。調査報告・交流会では、地域住民や市役所職員を招き、集落の人口を超える40余名が集まりました。学生たちは4つのグループに分かれ、短期間の滞在・聞き取りにもかかわらず、自分たちなりに深く考えた問題整理と提言をまとめました。すべての発表に対して地域の方々から感心と感謝の声が送られました。

本フィールドワークの実施は3回目となりますが、村の方々にも「また来よったな(笑)」といっていただいています。定着しつつある実習成果を、現実の活動や施策として地域に還元すべく、今後は参加学生によるフォローアップ・プロジェクトやより発展的な実習プログラムの形成を目指していこうとしています。

一覧へ戻る