ニュース

最新のニュース

タイ・タマサート大学との国際共同ワークショップを開催

2015年12月12日~22日にかけて、立命館大学政策科学部は、タイ王国立タマサート大学建築計画学部と共催で「第13回国際共同ワークショップ」を開催しました。本年度は、政策科学部が大阪いばらきキャンパス(OIC)に移転したことから、開催地も衣笠キャンパスからOICに変更となりました。そのため、ワークショップの題目も「Policy Formation for Urban Development and Conservation of Historical and Cultural Areas in Kyoto and Osaka」となりました。

今回は、タマサート大学より教員3名、大学院生1名、そして、本年度よりタイ語プログラムに加えて英語プログラムも含めた学部生38名を招き、政策科学部からは「政策実践研究プロジェクト・フォロワー(政策科学専攻)」・「Introduction to On-site Research(CRPS専攻)」それぞれのタイ・プロジェクト所属学部生ならびに来年度のタイ・プロジェクトを希望する学部生の計12名が参加しました。

本ワークショップは、前半は日本の課題や防災について講義を受けるとともに、茨木市(危機管理課)や京都市景観・まちづくりセンター職員からの講義や現地視察を通して日本の都市問題について学びました。そして後半は、グループに分かれて、清水寺周辺地域、鴨川沿い、OICに隣接する岩倉公園(防災公園として指定)を対象として調査を実施しました。調査では、立命館大学からの参加者も協力して取り組むなど、立命館大学生・タマサート大学生間の交流を深めました。最後には、チームで成果発表を行い、それぞれ示唆に富む提案を行うとともに、教員よりフィードバックを受けました。このように、日本の問題を学び、各学生が自身の大学で学んだ知識と組み合わせ調査を実施することで、問題解決へ向けた提案を行うというPBL(Problem-Based Learning)型のワークショップとして実施しました。

本ワークショップでは、立命館大学生がタマサート大学生の調査への協力とともに、京都・大阪観光をアレンジすることで、国際共同研究の基礎と国際交流について体験を通じて学びました。

最後に、本ワークショップにご協力いただいた皆様にはこの場を借りて、感謝の意を表します。なお、本ワークショップは、本学歴史都市防災研究所ならびに地域情報研究所の後援を得て実施しました。あわせて謝意を表します。

講義の様子

岩倉公園の視察

最終発表会

ワークショップ修了証授与式後の一幕

一覧へ戻る