教員紹介

Takao SATO

佐藤 隆夫

佐藤 隆夫
所属学部
総合心理学部
役職
学部長
職位
教授
専門
知覚心理学
主な担当科目
「認知情報論」
おすすめの書籍
脳のなかの幽霊V・S・ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー (著) 角川文庫 妻を帽子とまちがえた男オリヴァー・サックス(著) ハヤカワ・ノンフィクション文庫 意識とはなにか―「私」を生成する脳茂木 健一郎 (著) 茂木健一郎の脳科学講義茂木 健一郎 (著)

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

知覚心理学、主として視覚をやっています。つまり、「ものを見るしくみ」について研究しています。とくに、運動や、奥行きを見るしくみを中心に研究を進めてきました。

どうして、動いているものを見て、動いているとわかるのか?どうして、運動の方向や速さがわかるのか?回りの物や、部屋の中、家の周りの景色が立体的に見えるのか?そうしたことを考えているわけです。

こうした「知覚」は、目玉から脳までの視覚系と呼ばれる神経システムが実現しています。その意味で、僕の研究は心理学であると同時に、脳科学の一部でもあると思っています。というよりも、僕は、よく(心理学がいちばん偉いと思っているので)、脳科学は心理学の一部であると言ったりしてます。

見ることは、脳の働きでもあるけれど、最終的には「心」つまり、意識の問題です。最近は、「見えている」こと、「見えている」と感じていることとは何なんだろうなんてことも考えています。

心理学にたどり着いた。40年以上、心理学の世界で生きてきてしまったけれど、雑食動物の僕にとっては、これで、正解だったと思っている。

どんな学生時代を送っていましたか。

大学ではしばらくは、サッカー部。でも、運動部をやっていると、他のことは何にもできないし、へたくそでレギュラーになれそうも無いし、2年の途中でやめちゃいました。負け犬根性。

その後は、けっこう勉強してたかも。3年生から本格的に心理学をはじめ、それが新しい「遊び」。特に、卒論。僕の大学の心理学科は、その頃、全然面倒を見てくれない放任教育。ろくな装置も無いし。論文読んで、自分で、簡単な装置を作っては試行錯誤。でも、楽しい「遊び」。 大学院でも全く同じ。バイトで稼いだお金を実験につぎ込んで楽しく遊んでました。

大学院の途中から日本の大学に飽きたので、脱走してアメリカの大学へ。はじめは辛かった。英語、全然わかんないし、言いたいことが全然言えないし。でも、後半は、同じパターンに復帰。大学の装置やコンピュータをいじり倒し、足りない物は勝手に作って、お金は出してくれたし、やりたい放題の楽しい日々でした。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

鉄腕アトム世代だし、子供の頃は科学者になりたかった。科学者になると思っていた。小学校から高校まで、模型を作ったり、アマチュア無線にはまったりしていたので(と同時に、サッカー部でもあったけど。。)、回りは理系に行くと思っていたらしい。科学少年の王道は物理学か電子工学科。。

でも、それって、あまりに単純なんじゃない?もうちょっとめんどくさいもののほうが面白いかな?と思い出した。で、結局、文学部に行くことにした。哲学、言語学、社会学...と迷いに迷った。で、理系と文系の狭間、実験も出来るし、哲学的な妄想にふけることもできるし...

心理学にたどり着いた。40年以上、心理学の世界で生きてきてしまったけれど、雑食動物の僕にとっては、これで、正解だったと思っている。

高校生へメッセージをお願いします。

高校時代は、なにか熱中できるものをみつけて熱中して欲しい。
と、同時に、本をいっぱい読んで欲しい。

僕自身、高校時代、無線と、サッカーと、読書にふけり、
ほとんど勉強はしなかった。でも、本はいっぱい読んだ。
科学物から文学、哲学まで、乱読。
練習を終えて、家に帰ると、ちょっと寝て、
それから深夜まで無線か読書。
そのせいで、1年、浪人しましたけどね。
今でも、その頃読んだものが、
僕の基本構造を作っていると思っています。

なにかに熱中すると、日本発の情報だけではあきたらなくなり、
いやでも英語を読むようになるという利点もある。

僕も、高校時代から、アメリカの無線雑誌と、
イギリスのサッカー雑誌を拾い読みしていました。
教科書はいやだけど、こちらのほうは、
けっこう楽しめます。

いまや、インターネットの時代。
なにか夢中になっているのなら、
日本語のサイトだけではなく、
英語のサイトも眺めてみて下さい。
受験にも役立つかも・・・

「Let's enjoy!」 佐藤 隆夫

「Let's enjoy!」 佐藤 隆夫

経歴・業績について