教員紹介

Miyuki TOGA

都賀 美有紀

都賀 美有紀
所属学部
総合心理学部
職位
特任助教
専門
認知心理学、実験心理学
主な担当科目
「基礎実験実習Ⅰ」
おすすめの書籍
情報処理心理学入門Ⅰ・Ⅱ・ⅢP.H.リンゼイ、D.A.ノーマン (著) 中溝幸夫、箱田裕司、近藤倫明 (訳) サイエンス社

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

専門は認知心理学および実験心理学です。一時的な順序の記憶のしくみの解明を主に研究しています。

電話番号を覚えたり買い物リストを覚えたりといったような順序を覚えるとき、数字や単語の音韻を歌のようにつなげたり、ストーリーを作ったりする場合があります。
順序の記憶には音や意味などのさまざまな情報がかかわっています。それらの情報がどのようにはたらいて、あるいは、どのように関連することで順序が記憶されるのか、そのメカニズムを明らかにすることを目指しています。
最近は知覚心理学の研究にも携わっています。

どんな学生時代を送っていましたか。

平日は学業、土日はアルバイトの普通にまじめな学生でした。休日はカフェや美術館に行くことが好きでした。友人とイタリアや青春18切符で九州に旅行に行ったり犬を連れて家族と信州に行ったりしたことも良い思い出です。

4回生になってからは本格的に大学院の受験勉強を始め、地元、奈良の図書館に通いました。すぐ近くに東大寺があり、二月堂という高台のお堂から市街を眺めながら、ぼんやりしたり夕日を撮りに来たカメラマンとおしゃべりしたりして息抜きしていました。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

大学の授業で認知心理学を知り、のめりこみました。注意や記憶、エラーやスリップ、推論など私たちが普段何の気なしに行っているあらゆることが、体系だって整理され理論やモデルで説明されていて、とても面白く感じられました。

なぜ、解けなかった問題を日常の例に置き換えると解きやすくなるのか。なぜ、途中で郵便局に寄らなければいけなかったのにうっかり忘れていつもの駅に行ってしまうか。なぜ、ドラマなどで見る記憶喪失の人は「私は誰、ここはどこ?」と言葉は覚えているのか。さまざまな不思議の答えがそこにありました。

こうじゃないかと思う仮説を実験で調べられることも楽しく魅力的でした。

高校生へメッセージをお願いします。

「こころ」のはたらきや、
しくみ、行動で不思議に思うことはありませんか?
疑問にもよりますが、
大学の卒業研究として
あなた自身で調べられるかもしれません。

確かに「こころ」を研究材料として扱うことは
簡単ではありません。
何を問題として、どうやって調べるのかを
考えることはなかなか大変です。

しかし、真摯に取り組めば、
物事の本質を見極める力が培われます。
この力は大学を卒業してからのあなたも
きっと支えてくれるはずです。

心理学は多面的で奥の深い学問です。
だからといって、とっつきにくいことはなく、
入り口は広く身近な学問です。
面白いな、気になるなと思ったら、
どうぞ気負いなく踏み込んできてください。

「識る」 都賀 美有紀

「識る」 都賀 美有紀

経歴・業績について