DOU Xue
メディア心理学、特にメディア効果研究を専門としています。具体的には、人々がメディアを使用する過程で受ける心理的影響について研究をするとともに、こうした研究の結果を広報や広告等のメディアを活用する分野にどう応用できるかについて研究しています。
実は、高校の時は勉強があまり好きではなかったのですが、大学の授業は性に合っていたのか、すごく楽しんで授業に取り組んでいた覚えがあります。特に、教養科目の授業で印象に残っているものが多く、社会の成り立ちや物事の本質を知る上で大変勉強になりました。
大学の授業以外にも、バイトをいくつもかけもっていて、また大学祭実行員会のメンバーとして、大学祭の広報やメディア対応も担当するなど、充実した大学生を送っていました。3年生の途中で一年間中国に留学したことは、今でも人生で一番思い出深い出来事です。
大学3年時に中国に留学した際、日本メディアから受ける中国のイメージと、現地の状況の差を目の当たりにして、メディア報道とその影響力に興味を持ちました。
これがきっかけで、大学卒業後はアメリカの大学院でマス・コミュニケーションの勉強を始めました。そこで、メディアの効果を科学的に分析するメディ効果研究に出会い、現在にいたっています。
高校までの勉強と違い、大学の勉強は
はっきりとした正解が用意されていません。
ただ、みなさんが大学を卒業して社会に出ると、
正解のない問題に直面することが非常に多くなります。
その際、問題解決に向けて情報を収集し、分析を行い、
そして自分なりの結論を出し、
他人に分りやすく伝えるというスキルがとても大事になります。
大学の授業では、様々な学びを通して、
これらのスキルを磨いて欲しいと思います。