RITSUMEIKAN 立命館大学



最新号


立命館CLUB 【VOL.254】

 2024年3 月29日

No.254 の記事一覧

立命館CLUB【VOL.254】 / ▼学園ニュース▼
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▼立命館CLUB【VOL.254】▼

立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。
3月20日(水)から22日(金)の3日間、各キャンパスで卒業式が挙行されました。春のお天気らしく、立っていられないほどの強風の日、小雪が舞う日、そして卒業生の晴れの門出に相応しい晴天の日と、目まぐるしく変わる空模様でしたが、どのキャンパスでも卒業生の笑顔が弾ける3日間でした。
4月2日には入学式が開催されます。桜の開花と合わせてキャンパスは、一気に華やぐ季節を迎えます。
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▼▼学園ニュース▼▼

【1】デザイン・アート学部、大学院デザイン・アート学研究科(仮称)の開設を構想
立命館大学は、2026年4月にデザイン・アート学部、大学院デザイン・アート学研究科(仮称)の開設を目指します。入学定員は学部が180名、研究科の博士課程前期課程は20名、博士課程後期課程は5名を想定。デザイン学を一つのディシプリンとして捉え、歴史・文化都市「京都」に位置する衣笠キャンパスにおいて、未来志向の新たなデザイン学の追求とアートの技術・感性を基盤に自然科学と人文・社会科学領域を横断した教育・研究の展開を構想しています。また、衣笠キャンパスにとどまらず、「まち・社会全体をラーニングプレイス」と捉え、キャンパス外に広げた多様な社会での学びの場、企業や社会との連携を通じ、未来への持続可能な社会の形成に関わる創造的な表現活動に取り組むことを志向します。さらにリアルだけでなく、オンライン・オンデマンド・バーチャル空間などを利用したバーチャルキャンパスなどを導入し、多様な社会に適したより柔軟で高次元の学びの環境を整備していく予定です。デザイン・アート学部、大学院デザイン・アート学研究科(仮称)での学びや研究活動により、美的感性に裏打ちされた「問題解決力」「問い直し力」「共創力」「問題発見力」「創造的思考力」を総合的に身につけたクリエイティブで柔軟な思考を涵養。創造性に満ちた文化的生活や社会生活様式、あるべき未来社会像を具現化できる人材、フィジカルからデジタルに拡張し融合した未来社会を感性豊かに創造できる高度専門職業人材や研究者などの育成を目指します。
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【2】2023年公認会計士試験合格者発表、立命館大学からは38名が合格
2023年公認会計士試験合格者の大学別トップ10が慶應義塾大学三田会ホームページに公開されました。立命館大学の合格者(実務補習所入所者人数)は38名で、全国ランキング9位、西日本では昨年までの5年連続1位から4位となりました。また全合格者のうちの占有率は2.5%でした。
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【3】立命館SDGsシンポジウムを開催
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2月29日(木)、びわこ・くさつキャンパスにて、立命館SDGsシンポジウム「いきものを守る?滋賀県・琵琶湖の現状と取り組み」を開催しました。
立命館大学は2010年に立命館地球環境委員会を設置し、気候変動対策や環境負荷軽減の取り組みを全学的に推進しており、これまで「立命館地球環境シンポジウム」においては水や廃棄物などの直接的に環境に関わるテーマから、食や健康に至る幅広いテーマで開催しています。2019年に立命館SDGs推進本部を設置し、学園全体のSDGs推進や学生・生徒・児童・教職員の取り組みを支援する体制整備を進めるなか、本年より地球環境を含めたSDGs・持続可能な社会の実現をテーマとして、「SDGs」を冠する初のシンポジウムを開催いたしました。シンポジウムでは、昨今世界的な注目を集める「生物多様性保全」、特にBKCが所在する滋賀県・琵琶湖地域における取り組みや課題・展望を、行政・企業・研究者・学生の多様な視点から議論しました。
本学は「2030年カーボンニュートラル・キャンパスの実現」を宣言し、脱炭素・カーボンニュートラルによる環境負荷軽減等の取り組みを推進しています。今回のシンポジウムを契機として「生物多様性保全」への貢献もさらに積極的に展開をはかり、地域・企業・市民の皆様との連携の輪を広げるとともに、次世代研究大学・次世代探究学園として、SDGs達成に引き続き取り組んでまいります。
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【4】立命館大学初となる科研費・学術変革領域研究(A) での領域代表に採択 中川毅教授による研究課題
『「暴れる気候」と人類の過去・現在・未来』が今春より開始
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総合科学技術研究機構 古気候学研究センター長 中川毅教授が、2024年度科研費 学術変革領域研究(A) 『「暴れる気候」と人類の過去・現在・未来』において、2月29日(木)に立命館大学では初となる領域代表に採択されました。また、同副センター長の北場育子准教授も、本研究課題の計画研究代表に採択されました。気候には、一方向に変化する「気候変動」とも、極端な事態が稀に発生する「異常気象」とも違う、第三のモード、極端な事態が日常的に発生し、もはや異常とも呼べなくなるモードが存在します。本研究では、この第三のモードを「暴れる気候」と名付け、1.それが過去においてどのようなときに発生してきたのか、2.発生メカニズムはどのようなものか、3.人類や生態系にどのような影響を与えるのか、4.どのような対応策があり得るのかについて、国内外の研究機関と協働し、包括的に研究をおこないます。
立命館大学は、主に過去の気候復元と年代測定を担当します。「暴れる気候」は発生にかかわる時間スケールが短いため、地質学的な記録から復元することが困難でした。本研究では、「年縞」と呼ばれる特殊な堆積物を詳細に分析することで、この問題にブレークスルーをもたらします。「年縞」とは一年に1枚ずつ堆積する特殊な地層のことであり、過去の出来事を一年刻み、あるいはさらに細かい解像度で記録しています。本研究では、日本の水月湖とグアテマラのペテシュバトゥン湖から年縞を採取し、詳細に分析することで、「暴れる気候」の歴史を実証的に解明します。
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【5】立命館大学卒業式・大学院学位授与式を挙行
2023年度 立命館大学卒業式・大学院学位授与式を挙行しました。3月20日(水・祝)に大阪いばらきキャンパスと朱雀キャンパス、3月21日(木)に衣笠キャンパス、3月22日(金)にびわこ・くさつキャンパスにおいて、6,811名の学部生、1,204名の大学院生が新たな進路へと巣立ちました。式典では冒頭、大学から卒業生・修了生に贈るメッセージ動画を投影。その後、仲谷善雄・立命館大学長が卒業生・修了生代表へ卒業証書・学位記を授与しました。仲谷学長は、元日に発生した能登半島地震に触れ、学園を挙げて復旧・復興を支援する決意を述べるとともに、社会に出る卒業生・修了生にもそれぞれができる支援を考え、実行してほしいと呼びかけました。そして、「不確実な、不安な時代であるからこそ、失敗を恐れず、新たなことに勇気を持って挑戦し続けてください。未来を変えるのは、他の誰でもない、皆さん自身です。自由な挑戦こそが、皆さんの輝かしい人生を切り拓いてくれると、信じています」と力強いエールを送りました。
また、式典には門川大作・立命館大学校友会会長をはじめ大学関係者が臨席し、卒業生・修了生らの新たな門出を祝いました。各キャンパスでは、花をモチーフにした「フラワーウォール」や「フォトスポット」を各所に設置。卒業生・修了生は、これまで支えてくれた家族や友人、教員らと写真を撮るなどして喜びを分かち合い、キャンパスには多くの笑顔が溢れました。
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【6】RARAフェローの任命式を実施
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3月25日(月)、立命館大学の研究を牽引する中核研究者が集う「立命館先進研究アカデミー(RARA)」の第3期任命式を行い、4名のRARAフェローが出席し任命証を受け取りました。開会の挨拶で仲谷善雄学長は、中川毅フェローが大学初となる科研費・学術変革領域研究(A) での領域代表に採択されたことなど、過年度に採択されたフェローの活躍について触れながら、3年目を迎えるRARAの取り組みへの期待を述べ、「思う存分研究に没頭し、チャレンジングでワクワクする研究を展開してほしい」と新しく就任するフェローを激励しました。任命証を受け取ったフェローは、それぞれ新たな社会共生価値の創出とますますの飛躍に向けた決意を述べました。最後に森島朋三理事長から、研究大学を目指す本大学にとって重要な役割を担うフェローの活躍に期待を込めたメッセージが送られ、任命式を締めくくりました。
フェローに就任する6名の研究者に対し、一人ひとりの研究目標やキャリアに応じたテイラーメイドの研究支援を5年間にわたり実施します。フェローは次世代研究大学の実現に向けて、研究成果を創出し、Nodes(人や研究を繋ぐ結合点)となり、他の研究者や研究機関と繋がりをもつことで、先進研究を大きく前進させることが期待されます。
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【7】学生・校友の活躍をご紹介!
<アメリカンフットボール部 山下憂(やましたゆう)選手が『UNIVAS AWARDS 2023-24』マン・オブ・ザ・イヤー最優秀賞を受賞>
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3月11日(月)、一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が、学生スポーツ振興に大きな成果を残したアスリートやスポーツに関わる学生・団体を表彰する『UNIVAS AWARDS 2023-24』の表彰式を、品川インターシティホール(東京都港区)で開催。立命館大学からは、マン・オブ・ザ・イヤー最優秀賞にアメリカンフットボール部 山下憂選手(国際関係学部4回生)が輝きました。UNIVAS AWARDSは、UNIVAS主催の表彰制度で、競技成績のみならず学業充実や安全安心、大学スポーツの盛り上げ等に著しい成果をあげた学生アスリートやスポーツに関わる学生・団体を選定・表彰、さまざまな優秀な取組を称え発信することで、大学スポーツ全体の活性化に繋がることを目的としています。山下選手は、「International Bowl2020」にU-18日本代表チームのキャプテンとして参加、米国チームに勝利するという歴史的快挙を達成。その後、コロナ禍で活動が思うようにできない中でも、学業のみならずボランティア活動や地域小学校への指導など多様な活動を続け、4回生時にはアメリカンフットボール部の主将となり4年振りの関西学生アメリカンフットボールリーグ優勝に大きく貢献したことが受賞理由となりました。

<バトントワリング部 第4回単独公演ー軌跡ーを開催>
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1月28日(日)、バトントワリング部の単独公演「ー軌跡ー」がOICの立命館いばらきフューチャープラザで開催されました。今年度のテーマ「軌跡」は、共に歩んだ旅の軌跡、そしてその先で見た景色という意味が込められています。日本一の練習と技術、そして日本一のチームワークを実現する為に、バトン部の部員は同じ目標に向かい、たくさんの困難や苦悩を乗り越え、必死に努力を積み重ねた結果、全国大会3連覇を成し遂げました。本公演は、一般のお客様にもご来場いただき、約1000名の観客に満たされた会場は熱気に溢れていました。当日の舞台には、立命館大学応援団チアリーダー部がゲスト出演し、バトン部とチアリーダー部のコラボステージを実施するという新たな取組へのチャレンジも行いました。

<交響楽団フェアウェルコンサート2024を開催>
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2月24日(土)、高槻城公園芸術文化劇場 にて、2023年度卒業予定の団員が中心となる「立命館大学交響楽団フェアウェルコンサート2024」が開催されました。当日はカミーユ・サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール、エドヴァルド・グリーグ ペール・ギュント第一組曲、リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェヘラザード」が演奏されました。当日は800名近いお客様に来場いただき、卒業予定の団員の活動の締めくくりにふさわしい会場が一体となった演奏会となりました。


<体育会スキー部が第97回全日本学生スキー選手権大会(インカレ)で男子2部総合優勝、1部昇格が決定>
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2024年2月16日(金)から19日(月)に秋田県鹿角市にて開催された「第97回全日本学生スキー選手権大会(インカレ)」で、体育会スキー部が男子2部総合優勝を決め、1部昇格を勝ち取りました。
立命館大学は、アルペン競技男子2部ジャイアントスラローム競技で高佑樹選手(スポーツ健康科学部3回生)が3位、佐伯愛斗選手(経営学部4回生)が4位と健闘。続くクロスカントリー競技男子2部10kmフリーでも長谷怜信選手(スポーツ健康科学部3回生)が優勝し、竹原敦也選手(スポーツ健康科学部4回生)が4位に付け、大会初日に学校対抗得点で1位に立ちました。
続く17日、クロスカントリー競技男子2部15kmフリーでも長谷選手が優勝を勝ち取り、竹原選手も4位入賞。18日はアルペン競技男子2部スラローム競技で高選手が1位を獲得、佐伯選手は4位をつかみ取り、学校対抗得点も上位をキープし続けます。
最終日は、大瀬丈翔選手(スポーツ健康科学部2回生)、長谷選手、竹原選手が出場した男子2部3×5kmリレーで準優勝。立命館大学は総合得点135点で、見事男子2部優勝を果たしました。
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▼▼EVENT(公開講座など)▼▼

【1】[@オンライン][要事前申込][有料]
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【日本史探究】「日本霊異記」に見る古代人の観念1(全3回)
平安時代初期に成立した『日本霊異記』は、薬師寺の僧・景戒が著した仏教説話集です。その各説話から、古代の人びとが抱いていたさまざまな観念を、仏像、経典、僧尼などに関する具体的な事例を通じて見て取ることができます。一方で、本書には、直接仏教に関わりない、古代人の精神世界を示す説話も含まれています。『続日本紀』などの正史では窺い知れない、古代人の生活を規制した重要な要素であるこれらの観念を、関連する説話の読解を通じて探ってみたいと思います。

[講  師]本郷 真紹(立命館大学文学部 特命教授)
[開講期間/開講日]4月20日(土)・6月1日(土)・6月29日(土) いずれも10:00ー12:00
[開催方法]オンライン
[受講料]1回 1,500円
[その他]詳しくは以下HPを必ずご確認ください。

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【2】[@オンライン][要事前申込][無料]
rclub/imge20240328 c_event02
シリーズ「十人十色の心理学 第2回 人ーモノの関係主体性」

どこかミステリアスな響きをもつ「心理学」。名前は広く知られていながらも、とかく誤解されがちな学問分野です。心のケアを扱う臨床心理学はよく知られていますが、「人間がモノを見る仕組みとは?」「赤ちゃんはどうやって言葉を話せるようになるのか?」「人々が快適に過ごせる街の環境とは?」こういった問いも心理学の研究対象です。本シリーズでは知覚心理学、発達心理学、コミュニティ心理学の視点から、心理学の学問的な面白さ、そして心理学と社会との関わりについてお話しします。
[講 師]川野 健治(立命館大学総合心理学部 教授)
[日 時]4月23日(火) 19:00ー20:30
[開催方法]オンライン
[入場料]無料 
[定 員]1000名 ※先着順です
[その他]詳しくは以下HPを必ずご確認ください。
詳細はコチラ≫


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【3】[@衣笠][オンライン][無料][要事前申込]
rclub/imge20240328 c_event03
立命館土曜講座
<4月のテーマ> 
科学技術(AI)と国際関係 
(企画:立命館大学国際地域研究所)
[日時・テーマ・講師]
◆4月6日(土)
「AIの国際的なルールづくりに向けて 」   
 立命館大学国際関係学部教授  川村仁子 
◆4月13日(土)
新興技術は国際政治に何をもたらすか ?AIのケーススタディ?  
 上智大学総合グローバル学部准教授 齋藤孝祐
いずれの日程も、
[時 間]10:00-11:30
[受講料]無料
[開催方法]衣笠キャンパス+ZOOMのハイブリッド
詳細はコチラ≫
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