RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

 【1】[@京都][有料][申込不要]
     立命館大学交響楽団 第109回定期演奏会 

 今春は、シューマンとメンデルスゾーンです。
 美しい音色とともに、伝統を受け継ぎ、成長し続ける部員の
 姿をどうぞお楽しみください。

 [日 程]6月7日(金)19:00開演(18:00開場)
 [開 場]京都コンサートホール
 [入場料]一般1,000円 大学生以下700円
 [指 揮]大河内 雅彦(客演)/ 藤本 直也(学生)
 [曲 目]◆シューマン/交響曲第1番変ロ長調「春」
      ◆メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」より序曲・夜   
       想曲・結婚行進曲
      ◆メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」

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 【2】[@京都][無料][申込不要]
    茶道研究部 春季茶会 

 茶道研究部毎年恒例の春季茶会を、今年は建仁寺で開催します。
 「おもてなしの心」を学んだ部員による本格的なお茶会を体験し
 ていただけます。茶会では濃茶席、薄茶席を用意します。

 [日 程]5月26日(日)9:30?15:00
 [会 場]建仁寺 西来院 
      京都市東山区大和大路通四条下る小松町
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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 第15回 輝く学生インタビュー
 明日はもっと強くなる ?さらなる高みを目指して?
 立命館大学将棋研究会 中川慧梧さん(産業社会学部3回生)
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、将棋研究会会長の中川慧梧(なかがわ 
 けいご)さんです。

 中川さんは、昨年開催された「第68回学生名人戦」、「第41
 回学生十傑戦」と、2回生(当時)にして大学生タイトルの両方
 を優勝で飾りました。

 また、立命館大学将棋研究会も「第42回全日本学生将棋団体対
 抗戦」を2年連続7回目の優勝を果たすなど、伝統的な強さを誇
 っています。3回生になった今年度から会長を務め、後輩の指導
 ・育成にもあたる中川さんにお話を伺ってきました。



 Q:将棋を始めたきっかけを教えてください。

 小学2年生の頃、将棋好きな親戚の影響を受け、弟と一緒に始め
 たのがきっかけです。最初から腕の立つ大人が集る将棋道場に通
 わされ、負け続ける日々を過ごしました。

 地元・青森県は、将棋が盛んな地域のため毎週のように大会が行
 われていました。そのすべてに私は出場し、対局を重ねる度に少
 しずつ強くなり、徐々に試合に勝てるようになりました。強くな
 ればなるほど、勝つ喜びを知るようになり、将棋の楽しさに魅了
 されていきました。

 Q:立命館に進学を決めた理由を教えてください。

 立命館の将棋研究会には伝統と歴史があり、「日本トップ」とい
 う憧れがあったからです。現在強豪校と呼ばれる大学は、立命館を
 はじめ東大、京大、早稲田の4大学です。このなかでも、お世話に
 なった先輩が多く、アマチュア大会で活躍されているOBも数多く
 いらっしゃったのが立命館でした。刺激し合える仲間との出会いに
 期待し、立命館への進学を決めました。

 実際に入部してみると、全国大会で対局した経験のあるメンバー
 が大勢いましたので、すぐに打ち解けることができました。

 Q:将棋研究会の活動について教えてください。

 部員は衣笠・BKCとあわせ約60名です。女性も3名います。
 平日は毎日お昼過ぎから21時近くまでの時間帯に、それぞれメ
 ンバーが活動しています。プロ棋士の試合を見て勉強したり、部
 員同士で対局をしたり、各自で練習を組み立てています。対局が
 終わった後は、対局相手と振り返り合う「感想戦」を行います。一
 局を客観的に振り返ることができ、上達への近道です。

 この他に2ヶ月に一度、「立命順位戦」というレギュラーメンバ
 ーを選考するためのリーグ戦を行っています。ただ、初心者の部
 員もいますし、「強くなることだけを目的にせず、将棋を通して
 お互いに学び合いながら、親睦を深めてもらいたい」と思ってい
 ます。



 合宿は年に2回、春と夏に行っています。京大や大阪市大と合同
 で行うので、交流を図る良い機会になっています。

 Q:印象に残っている大会はありますか?

 毎年12月に開催される「全日本学生将棋団体対抗戦(王座戦)」
 です。7人制で戦う団体戦です。立命館の伝統として、この大会
 には全員スーツで挑みます。昨年、東大との優勝決定戦の前にみ
 んなで円陣を組みました。みんな一丸となって戦う独特の雰囲気
 に、「これが団体戦か」と思いました。

 個人戦の場合、部員も全員がライバルです。関西地区予選では、
 上位を立命館で独占することも珍しくありません。それが団体戦
 だと味方になりますので、これほど心強いことはありません。勝
 利をみんなで共有できるところが楽しいです。

 Q:将棋のおもしろさはどんなところですか?

 将棋には無数の「指し手」が存在します。相手の癖を見抜き、対
 策を立てて、戦略を練れるところが面白いです。必ずしもその局
 面の最善手が勝ちにつながるとは限りません。相手の思考や動き
 から間違いを誘導する手を指すほうが勝てる場合もあります。技
 術に加え、心理戦や勝負の流れを読むことが勝敗に繋がるのも将
 棋の面白さの一つです。

 戦略を練るために、対戦相手の情報を事前に調べることもありま
 す。よく使う「戦型」を調べたり、対戦した経験のある人に話を
 聞いたりして、研究します。こういった情報をふまえ、試合中は
 相手の十手先くらいの局面を何通りも考え、局面を選び、指して
 いきます。しかし、お互いに裏をかくことが多いので、そこで思
 考をリセットし、また考え直しての繰り返しです。一手指すのに
 百通りぐらいは考えているかもしれません。このため、大会前は
 しっかり寝て、イメージトレーニングを行い、ベストコンディシ
 ョンに仕上げるように心掛けています。

 Q:尊敬している人はいますか?

 将棋界トップの羽生善治先生をとても尊敬しています。将棋の強
 さはもちろん、将棋を世間に広く普及させた影響力は絶大だと思
 います。そのおかげでメディアに取り上げられることも増え、女
 性や子供など将棋人口の底辺層が広がっています。アマチュア
 選手として嬉しいことです。

 また、羽生先生の集中力の高さや桁違いの体力にも驚かされます。
 以前プロ棋戦に出場したのですが、その時の対局は昼食・夕食も
 含め朝10時から夜11時まで行われました。一日中ずっと考え
 ているので、次の日は本当に動けなくなってしまいました。羽生
 先生の場合、一局終わると2kg痩せていることもあるそうです。
 にもかかわらず、多くの勝負をこなし、成績も残している羽生先
 生を本当に尊敬しています。

 また、競技は異なりますが、イチロー選手も尊敬しています。技
 術だけではなく、その競技について深い考察をしたうえで結果を
 出しています。「競技と深く向き合い、自分なりの考えを持つこ
 とが成長につながるのだ」とイチロー選手を見て感じます。

 そういった一流選手のコンディションの作り方やモチベーション
 の高め方は、とても勉強になります。私はいろんな分野で活躍し
 ている方々を参考に、幅広い考え方ができるようになりたいです。

 Q:中川君にとって将棋とはどのような存在ですか?

 日常生活の一部です。
 アルバイトは将棋道場のスタッフをしています。対局の案内や、
 対戦相手を務める時もあります。将棋をやらない日はありません。
 授業中に局面が頭の中に浮かんできたり、消しゴムを持つと無意
 識に将棋の駒のようにパチンパチンとしてしまいます。もはや職
 業病のような感じです(笑)。

 それでも「自分にはまだまだ成長の余地がある」と思っています。
 対戦を重ねるたびに「強くなっている」という実感がありますし、
 「まだまだ伸びる」という感覚はあります。常に今の自分が一番
 強いという気持ちを持っていますので、これからもずっと将棋を
 続けていきたいです。

 Q:今年の目標を教えてください。

 年に2回ある学生タイトル「学生名人戦」と「学生十傑戦」の両
 方を制覇することです。昨年はどちらも優勝することができたの
 で、今年も優勝し、2連覇を成し遂げたいです。

 また、将棋研究会としては、昨年度達成できなかった富士通杯
 と王座戦の優勝を目標としています。そのためには、選手個人
 の技術・モチベーションの、維持・向上が不可欠です。
 部全体の棋力の底上げを図り、部員同士で切磋琢磨し合える
 環境を作ること、一丸となって全国優勝を目指せるような団結
 力が必要だと感じています。

 Q:最後に読者へ一言お願いします。

 これからも結果を出すことを頑張りますので、応援よろしくお願
 いします。



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 いかがでしたでしょうか。

 将棋は性格が出やすいと語る中川さん。
 技術を磨くだけではなく、将棋とどう向き合っていくのか。
 どのように自己成長につなげていくのか。ストイックに、かつ将
 棋を楽しんでいる中川さんの姿が印象的でした。

 これからも応援をお願いします。

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▼▼編集後記▼▼

 5月15日、京都三大祭りの一つ「葵祭」が行われました。平安
 絵巻を都大路に再現し、平安王朝の優雅な装束をまとった行列は
 総勢511名、牛馬40頭、牛車(ぎっしゃ)2基の約1キロに
 および、京都御所から下賀茂神社、上賀茂神社へと進行しました。
 この行列のなかでも一際注目を集めるのが十二単姿の斎王代です。
 
 1992年に第37代斎王代を務められた井澤満美さん。その長
 女である本学1回生の菜々美さんが、今年の葵祭に「命婦(みょ
 うぶ)」として参加しました。親子2代での葵祭参加として京都
 新聞に紹介されました。

 本学で地域研究を学ぶ菜々美さんは「京都の文化に関心がある。
 歴史ある行事に参加できて光栄」と声を弾ませたそうです。
 本学学生が京都の歴史的文化に触れて何かを感じてくれることは
 とても嬉しく、また誇りに感じました。これからも学生にとって
 このような機会が増えることを願っています。

 (立命館CLUB事務局 堀井)



▼▼第27号読者プレゼント▼▼

 今回は、立命館大学オリジナル手帳「2013キャンパスダイア
 リー」を3名様にプレゼントします。
の手帳は、大学および大学院
 の新入生に配布しているものです。



 大学の学年暦やイベントが記載されているうえ、学生生活を充実
 させるための生活ガイドも記載された優れモノです。

 プレゼントをご希望の方は、下記必要事項を明記のうえ、立命館
 CLUB事務局までメールにてご連絡ください。なお、プレゼン
 トの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/3(月)>
 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: 
 (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話:
 (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

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▼第26号読プレ当選発表▼

 第26号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

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 ★・はなのおかあさんさん(静岡県)★
 ★・藤村 幸子さん   (山口県)★
 ★・木村 元さん   (神奈川県)★
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 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は6月7日(金)です。お楽しみに。
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