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2019.10.11

第6回AJI研究最前線セミナー 開催

2019年7月23日、第6回AJI研究最前線セミナーが開催され、Dr. Chloe Pabrez(ロンドン大学東洋アフリカ研究院・研究員、2018年に立命館大学客員研究員)が“The Ethics of Self-realization in the South Korean Video Game Industry”と題して、現代の韓国でビデオゲーム製作に携わる若手のアーティスト、エンジニアたちを対象とした社会人類学的な報告をおこないました。社会適応の問題などを抱える韓国の若者が、ビデオゲームのデザインや設計を通じて自己アイデンティティを得て活躍する様子などが、フィールド調査を交えてヴィヴィッドに論じられました。デザイナーが日本のマンガ、アニメの影響を受けて親日的であることが多い一方で、エンジニアは必ずしもそうではないことなど、日本にとっても興味深い指摘などがあり、質疑では、アイデンティティ論を含めて、フロアと熱心な交流がなされました。

報告をおこなうDr. Pabrez(ロンドン大学東洋アフリカ研究院・研究員)
報告をおこなうDr. Pabrez(ロンドン大学東洋アフリカ研究院・研究員)