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2020.02.09

第11回AJI研究最前線セミナー 開催

2019年11月19日、第11回AJI研究最前線セミナーが開催され、Alpraditia Malik氏(立命館大学大学院政策科学研究科博士課程)が“Title: Housing Relocation to Rusunawa: Do Low-income Households Agree with the Idea of Compact City?”と題して、インドネシアにおける下層地区のための代替的な住宅建設がどのようにおこなわれ、そこへの移転について住民がいかなる理由からどのような選択をしているのかをめぐって、首都ジャカルタ近郊のタンゲラン市での「ルスナワ」(インドネシア語で集合住宅を指す)の事例を報告しました。そのように住宅に対する満足度が、地域内の利便性や職場への通勤事情などに左右されていることを、現地での聞き取り調査などをもとに生き生きと描写したのに対して、フロアからも、他の事例との比較や調査内容を数値化する際の方法論の問題まで多様な質問が出され、とても有意義な討議がなされました。

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報告をおこなうMalik氏