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2020.05.12

新「AJI 学際セミナー」開始:第1回「コロナ危機時代における研究者の課題と展望」

 2020年4月28日、第1回AJIインターディシプリナリー・セミナーが開催されました。本セミナーは、様々な分野の専門家を招き、アジア・日本研究に学際的な知見を取り入れることをめざすもので、初回は小杉泰アジア・日本研究所所長が「コロナ危機時代における研究者の課題と展望」と題して報告を行いました。なお、新型コロナウイルスの影響により、本セミナーはオンラインでの開催となりました。

 本報告は、コロナ危機が教育・研究にもたらした影響や、ポスト・コロナ時代におけるグローバル化の展望を整理したのち、これまでと変わらず研究者の責務を果たしていく方策について議論するものでした。従来どおりの対面型の研究活動と並行して、オンラインでの研究会や出版活動を推進し、グローバルなネットワークを恒常的なものとしてゆくことなど、具体的な提言がなされました。質疑応答では、フィールドワークが困難な段階における研究活動の展望、オンライン資料の利用方法など、会場と活発な意見交換がなされました。

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課題と展望を語る小杉所長