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センター長からのご挨拶

 立命館大学サステイナビリティ学研究センター(RCS)は、2007年に開設され10年を経ました。

 これまで、周瑋生 初代センター長、中島淳 前センター長のもと、気候変動への適応や脱炭素社会の構築という課題に対して、省エネルギー・再生可能エネルギー、水・資源の循環に関する研究、中国をはじめとしたアジア諸国での循環経済・社会構築の研究など、活発な研究が取り組まれてきました。

 RCSは、いまや、エネルギーや環境に関する基礎・応用の研究者が集いながら、立命館大学における文理総合研究のプラットホームになりつつあります。RCSでは、今後これまで以上に技術と政策を融合した研究を推進するとともに、国際的なネットワークを構築し、幅広い分野の教員・研究者の交流と発信の場を目指してまいります。さらに、RCSは立命館大学の大阪いばらきキャンパス(OIC)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)、衣笠キャンパス、そして立命館アジア太平洋大学を結ぶ役割も有しています。これらのキャンパス・大学の異分野の教員・研究者たちが、日常的な研究や教学での共同をすすめ、将来を託すべき優れた若手研究者・教育者の育成を図ってゆくことで、多様で高度な成果がRCSから生まれてゆくことを確信しています。今後とも皆様方のご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

立命館大学OIC総合研究機構 サステイナビリティ学研究センター
センター長 近本 智行

センターの特色

  1. 「サステイナブル価値の創造と定着」を目指す理念として掲げ、西洋的アプローチとは異なる自然との共存・人間相互の強制理念を取り入れた研究をすすめる。
  2. 文理融合・機関横断型手法を用いた研究をすすめる。そのために、大阪いばらきキャンパス(OIC)、衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパスおよび立命館アジア太平洋大学の研究者間の結びつきを重視した協働研究組織を構成する。
  3. 異分野の研究者が気軽に研究交流できる自由な場を提供する。とくに、若手研究者が異分野の先端研究者等と意見交換ができるようなワークショップやフォーラムを開催する。
  4. アジア・太平洋地域を対象とした研究にも力点を置く。そのために、アジア・太平洋地域の高等教育機関や立命館アジア太平洋大学との共同研究を強化する。
  5. 成果の発信として研究成果のほかに実践成果を発信し、サステイナブル社会の実現に向けたアクションも実行する。
  6. サステイナビリティ学連携研究機構の継承組織である「サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(SSC)」に参画し、全国の研究者等と連携した活動をすすめる。