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2022.10.28

日本認知心理学会による「第19回日本認知心理学会優秀発表賞」の以下2部門において、それぞれ受賞をされました。

【総合性評価部門】
発表題目:衝突時間推定における恐怖表情の影響は視線方向に調整される
山崎 大暉先生(立命館大学OIC総合研究機構 プロジェクト研究員(日本学術振興会 特別研究員))
平谷 綾香さん(立命館大学総合心理学部<当時>)
永井 聖剛先生(立命館大学総合心理学部 教授)

【発表力評価部門】
発表題目:連続提示顔の変形効果に影響する顔部位の検討
鈴木 萌々香さん(立命館大学人間科学研究科 特別研究学生)
氏家 悠太さん(立教大学現代心理学部助教)
高橋 康介先生(立命館大学総合心理学部 教授)

日本認知心理学会優秀発表賞は、本学会年次大会において優れた発表をした研究者を表彰するもので、認知心理学にかかわる会員の研究を奨励し、この分野の研究の発展に寄与することを目的として授与されています。

【総合性評価部門】の受賞は、学術研究全体として、特に優れた研究として高く評価され、【発表力評価部門】の受賞は、発表をわかりやすく魅力的なものにする工夫について同じく高く評価され、それぞれ受賞に至りました。

◆山崎 大暉先生のコメント
この度、日本認知心理学会での発表に対し、身に余る賞をいただき大変光栄です。受賞研究では、接近する人物との衝突時間の見積りが、人物の表情や視線方向で変わることを明らかにしました。今回の受賞は、永井聖剛先生をはじめ、研究室内外の方々との活発な議論のお陰です。現在は、私たちが身体の後ろの空間をどのように知覚・認知しているのかに興味を持ち、研究を進めています。

◆鈴木 萌々香さんのコメント
この度は第19回日本認知心理学会優秀発表賞を頂戴し、光栄に思います。発表では顔のパーツや全体処理がFlashed Face Distortion Effectに関与することを示しました。
このような賞をいただけましたのも、高橋先生や氏家先生のご指導をいただいたおかげです。
今回いただいた評価に慢心せず、今後も研究に励んでいきたいと思います。


~日本認知心理学会優秀発表賞 発表要旨・選考理由 詳細~
https://cogpsy.jp/cogpsy/prize/presentation

優秀発表賞賞状と、鈴木 萌々香さん・山崎 大暉先生
優秀発表賞賞状と、鈴木 萌々香さん・山崎 大暉先生
2022.07.26

竇 少杰先生(経営学部 講師)の著書「“新常態”中国の生産管理と労使関係:実態調査からみえる生産現場の苦悩と工夫」が2022年7月20日 に発刊されました。

《著書POINT 》(ミネルヴァ書房より)
◎ 国有・私有企業の現場管理者に継続的に詳細な聞き取りを行った。
◎ 中国製造企業のマネジメント現場の苦悩とそこで生まれた工夫。

【竇 少杰先生メッセージ】
2008年「労働契約法」が施行されて以降、とくに“新常態”期に入ってから、中国の労使関係には大きな変容がありました。本書は4社の事例を取り上げ、それぞれの生産現場で行われている仕事管理、人事労務管理、そして労使関係の新しい特徴を考察した一冊となっています。

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竇 少杰先生の研究はコチラ ↓
https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S001235

_竇少杰先生_書籍と新常態_書影
2022.07.15

本学経営学部 准教授 寺﨑新一郎先生の著書『多文化社会の消費者認知構造:グローバル化とカントリー・バイアス』が、「2022年度日本商業学会 奨励賞」を受賞しました。この賞は1951年に設立された日本商業学会によって、将来の研究の一層の発展を期待させる会員の業績(著書、共著および論文)に授与されるものです。

受賞作の同著は、2021年2月に刊行され、カントリー・バイアス(外国に対する先入態度)を体系的に論じ、グローバル経済を人々のこころで読み解くという意欲作です。また、同著は、日本マーケティング学会の会員が選ぶ「日本マーケティング本 大賞2021」も受賞しています。

今回の当受賞に際して、寺﨑先生は「テーマ設定では需要の有無よりも、楽しいと感じられるかどうかを大切にしてきました。その上で、地道に研究を重ねてきた成果が評価され、大変光栄に存じます」と、コメントを寄せています。

寺﨑新一郎のプロフィール&研究紹介はこちら→https://www.ritsumei.ac.jp/ba/introduce/professor-list/detail.html/?news_id=43

■受賞した寺﨑新一郎先生
寺﨑先生著書_盾賞状3
■受賞著書と盾、表彰状
帯新調_盾
2022.06.03

サトタツこと総合心理学部長のサトウタツヤ先生が昨年末から今年にかけて二冊の本を出版しました。いずれも臨床心理学の歴史に関するものです。

①『臨床心理学小史』 ちくま新書 2022年5月刊
◆『臨床心理学小史』の作品紹介
心理実践の職業化は、教育・医療に比べると比較的遅く、近代になってからの事象です。本書では、心理実践=臨床心理が、専門として確立し職業として成り立っていく様を、描いていきます。また、本書には、『臨床心理学史』(東京大学出版会)では扱いきれなかった日本の臨床心理学史が含まれており、その点が本書の特徴と言えるでしょう。

『臨床心理学小史』 ちくま新書 2022年5月刊

②『臨床心理学史』東京大学出版会 2021年11月刊
◆『臨床心理学史』の作品紹介
公認心理師の時代を迎えるいま、臨床心理学という「文化・歴史的存在」の歩みを振り返ることが重要な課題になっています。有名なフロイトの精神分析ではなく、近代心理学を学んだウィトマーを臨床心理学の起点におき、その前史から初めて、現在のエビデンス・ベイストな実践展開までを描きます。目次が年表になっているという工夫もあります。『臨床心理学史』(東京大学出版会)とは異なり心理学史の全体像を描きつつ細かい年代記述にもこだわった専門書です。

★立命館大学ものづくり質的研究センター主催の読書的研究会が7月5日(火) 20:00~ 開催されます。著者本人(サトウタツヤ)による本書の解説+質疑応答です。ぜひご参加ください! https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJYtc-6uqj8sHdw-3tIBc8D-7HusFy71Lci5

『臨床心理学史』東京大学出版会 2021年11月刊
2022.04.15

本学経営学部 劉慶紅教授が、2022年3月26日 中華人民共和国留日同学会が主催の「2021年度(第18回)留日中国人優秀研究・イノベーション成果表彰」にて、日中国交正常化50周年記念 研究者功労賞 を受賞しました。

この賞は中華人民共和国留日同学会が主催となり、人文、社会、自然科学、先端医学をはじめ、あらゆる分野で活躍している中国人留日経験者の代表的な研究成果を対象に1999年度より授与しているものです。

劉慶紅教授は、研究者功労賞の人文社会領域より選出され、自然科学領域からは、東京大学大学院 新領域創成科学研究科の宋軒准教授が選出され、それぞれ受賞されました。

中華人民共和国留日同学会は、日中の学術交流に基づく公益団体であり、社会貢献活動や日中友好を促進する主旨で日本と中国の社会の発展のため、様々な形で各分野において交流や友好を推進しており、 李大釗(中国の政治家、思想家、中国共産党創立者の一人)らにより1915年に日本で中国留日同学総会として創立された歴史ある団体となります。

劉慶紅先生のプロフィール&研究紹介はコチラClick!↓
https://www.ritsumei.ac.jp/ba/introduce/professor-list/detail.html/?news_id=69

《賞状 日本語翻訳》
~~賞状~~
研究者功労賞  劉慶紅様
あなたは中華人民共和国留日同学会主催の
「2021年度(第18 回)留日中国人優秀研究・イノベーション成果表彰」
において優秀な成績を収められましたのでこれを賞します。
中華人民共和国駐大阪総領事 薛剣
2022年3月26日

劉先生と表彰状

2022.04.15

本学政策科学部 教授の周瑋生先生、仲上健一先生 共著『East Asian Low-Carbon Community: Realizing a Sustainable Decarbonized Society from Technology and Social Systems」が、2021年12月に、2021年度国際共同体学会 「岡倉天心国際賞」に受賞されました。

2021年12月2日に参議院議員会館にて開催されました国際アジア共同体学会2021年次大会にてその功績を表彰された本書は、「東アジア低炭素共同体」構想と、それを具現化するための具体的なシナリオ設計や学際的研究および定量的な論証を示しつつ、地域から世界に至るまで、サスティナブルな脱炭素社会を構築するための技術開発と社会革新のベストプラクティスを紹介しています。

ご購入はコチラClick!↓
https://www.amazon.co.jp/East-Asian-Low-Carbon-Community-Decarbonized/dp/9813343389/

周瑋生のプロフィールはコチラClick!↓
https://www.ritsumei.ac.jp/ps/introduce/professor/detail.html/?id=13

仲上健一先生のプロフィールはコチラClick!↓
https://www.ritsumei.ac.jp/~nakagami/

East Asian Low-Carbon Community

受賞_周先生_「East Asian Low」

表彰状_周先生_「East Asian Low」

2022.04.15

周 瑋生先生(政策科学部政策科学科 教授)の編著「SDGs時代のサステイナビリティ学」が2022年4月14日 に発刊されました。
多数の本学政策科学部教授との共著となり、サステイナビリティ学の入門書ともなる内容です。

《共著》
仲上 健一先生、西村 陽造先生、小田 尚也先生、高篠 仁奈先生、小杉 隆信先生、宮脇 昇先生、平岡 和久先生、鐘ヶ江 秀彦先生、近本 智行先生、大塚 陽子先生、銭 学鵬先生、中野 勝行先生、石川 伊吹先生(掲載順)

【周 瑋生先生メッセージ】 SDGs時代におけるサステイナビリティ学は、経済、社会、環境など各分野を跨る複雑な系統である。本書は、14名の教授により、従来の学問分野を超えて、オムニバスで執筆されたため、理工学系の学生には社会学系の知識を、また社会学系の学生には理工学系の視点からユニークなSDGs時代のサステイナビリティ学を入門的に学ぶことを目的とするものである。
本書は、SDGs時代におけるサステイナビリティ学の理論、実践活動や具体的な対策と課題を述べ、それぞれの学問領域において、サステイナビリティをキーワードに、現代社会問題の諸相並びに各章とSDGsとの関わりをグローバルシステムの視点から問題の基本構造を俯瞰し、問題を複合的かつ総合的な視点から理解して取り組むことを切口としてサステイナビリティ学の入門へと誘う。

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周 瑋生先生の研究はコチラ ↓
https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S002309

周瑋生先生_SDGs時代のサステイナビリティ学
書影_SDGs時代のサステイナヒ゛リティ学
2022.03.21

総合心理学部 林勇吾先生が「第37回電気通信普及財団賞 テレコム学際研究賞」に入賞されました。


本学総合心理学部の教授の林勇吾先生が、英文ジャーナルに掲載された原著論文に対して、「電気通信についての学際的観点からの研究の振興と促進に寄与する」として、2022年3月に、第37回電気通信普及財団賞 テレコム学際研究賞入賞を授与されました.

受賞理由では、
「本論文は、対面での協同学習においてお互いの視線・会話の重要性を、2 者間の視線情報のリアルタイムフィードバックと会話エージェントという支援システムを用い、オンライン学習においても重要であること、両者の相乗効果が大きいことを立証した点が高く評価できる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるリモートワークが日常化してきており、協同作業の効率化が喫緊の課題であるところ、タイムリーな研究であり学際研究として優れている。」と評価されています。

当受賞に際して、林先生は「今回の受賞を励みに情報通信に関する社会科学分野と技術分野の両分野にわたる研究を実施し、学際分野の研究の普及と発展に貢献すべく、より一層の努力をしてまいりたいと思います。」とコメントを寄せています。

林勇吾先生のプロフィール&研究紹介はコチラClick!https://www.ritsumei.ac.jp/psy/teacher/hayashi/

■表彰状と林勇吾先生
0321_林勇吾先生_賞状

■表彰される林勇吾先生
0321_林勇吾先生_表彰
2022.03.10
木本伸先生(立命館大学経営学部 教授)の著書『孤独と出会いの映画論ースクリーンに映る都市の日常』が2021年12月に発刊されました。

【著者メッセージ】
この本では映画の場面を何気ない日常の活写として読み解いています。ここで取り上げた作品の主題は恋愛、孤独、SF、ホラーなど、さまざまです。SFやホラーなどは非日常的な世界にも見えますが、それらも平凡な日常の見えざる裏面を映し取り、架空の形式で提示しているのです。このように映画を読み解くことで、現代社会に漂う空気のような不安や予感が可視化されます。このように、この本では映画を通して、私たちの何気ない日常との対話を試みました。

ご購入はコチラ
https://www.amazon.co.jp/dp/4788517485
木本先生の研究はコチラ
https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S001176

220310_木本先生と映画著書220310_木本先生_映画書影
2022.01.20
2022年1月8日に、立命館大学経営学部 寺﨑新一郎 准教授の翻訳書「インタビュー調査法の基礎 ロングインタビューの理論と実践」が発刊されました。

220120_寺崎先生新刊 220120_寺崎先生新刊_書影


【メッセージ】
本書は手に取りやすい分量ながら、インタビュー調査法の考え方や一連のプロセスが網羅的に示されており、学問領域を問わず幅広い層に支持されてきました。さらに、リサーチを進めるにあたって、先行研究の事前整理は必要か、調査者自身の経験や価値観はどのように分析に活かされてくるのかといった、本質的な疑問にも応える内容が満載です。