【イベント取材】女性研究者の裾野拡大「未来のリツジョ -SRセンター高校生実習-」

2019.07.31

立命館附属校・提携校の生徒を対象に、「SRセンター高校生実習」が7月18日~20日、
立命館大学びわこ・くさつキャンパスにて行われました。この実習では、本大学の
大型実験装置であるシンクロトロン放射光を使って高度な実習を行い、将来大学での
科学研究に向けての興味・関心・意欲を高めることを目的としています。
同時に、研究者との交流や、他の附属校・提携校の生徒との交流を通して、
今後の学習におけるネットワークを築くことを目指します。

15名の生徒が参加し(内、女子生徒3名)、実験・実習は5つのグループに分かれ、
研究者や院生から指導を受けました。

参加した立命館慶祥の女子生徒(高1)は「理系の勉強が好き。父親が理系の仕事をしていて、
関心を持った。スポーツが好きなので、スポーツ健康科学部で学べたら」と希望を語りました。
育英西の女子生徒(高2)は「実習のことは中3の時から気になっていた。小5の時に曾祖母が
骨粗鬆症になり、カルシウムの研究をしたいと思った。薬学部に入学して、
将来は研究者になりたい」と明確な目標を持っていました。

立命館高校在籍中に本実習に参加し、今回は指導者という立場で関わった総合科学技術研究機構
研究員の山岸弘奈さんは、「スーパーサイエンスコースに在籍していた際、週2回実習にきていた。
実習内容が新鮮だった。今回は指導者という立場で実習のテーマを決めるとき、
高校生だった当時の資料を見ながら思い出して、どのような内容なら高校生に
興味を持ってもらえるか考えた」と話してくださいました。

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  他校の生徒と事前学習にて            装置の説明を受ける生徒達