立命研究者の会 12月22日(金) 衣笠キャンパス開催

2018.01.10

 1222日(金)、リサーチライフサポート室が企画するイベント「立命研究者の会」を衣笠
キャンパス「平井 嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム」にて開催しました。このイベントは
「先輩教員との交流」、「教員間のコミュニケーション」を図るべく、学部や学科、キャンパス
を超え様々なコミュニケーションや情報交換を行うための「場」として各キャンパスを巡回して
企画されています。3回目である今回は教員、院生、職員など合計35名の方々にご参加いただ
きました。

 第1部では、リサーチライフサポート室室長 田中弘美先生(情報理工学部教授)の挨拶に始ま
り、その後、軽食を取りながら参加者それぞれに簡単な自己紹介をしていただきました。その中
では現在本学が開設を進めている学内保育所についても話題に上り、参加者の関心の高さが伺え
ました。他の研究者の研究テーマや共通の話題に花が咲き、和やかな雰囲気の中、第2部へと移
りました。

  

 第2部では、海老久美子先生(スポーツ健康科学部教授)より「私のリサーチライフ~食から
健康を考える~」というテーマでご講演をいただきました。近江商人の「三方よし」にちなみ
「和」(自分、和食)・「輪」(相手・共食)・「環」(循環・環境)という「三方美(い)し
をテーマに「おいしさ」を伝えていく活動内容や食事と運動の関連性などについてお話いただき
ました。
                              ※「美(い)し」とは「味がよい、うまい、おいしい」の意味。
 また、京都の老舗菓子メーカーが開発し、海老先生が監修されたアスリートスイーツ「SOY
DELI
」が参加者に振舞われました。「SOY DELI」は小麦粉不使用でたんぱく質を多く含むフィ
ナンシェで、栄養豊富かつおいしいスイーツに参加者からは笑顔がこぼれていました。

  

 第3部の茶話会では、講演会で取り上げられた「食」についての質問や相談、意見が寄せられまし
た。研究活動を続けながら家庭生活を営む大変さや悩みを語る参加者に対し、進行役の竹中悠美先生
(先端総合学術研究科教授)からはご自身の経験や実際にご家庭で工夫されていることなどを具体的
にお話いただきました。
 海老先生からは「今の冷凍食品や缶詰などは品質もよいものが多い。それらを使うことに罪悪感を
持たずうまく使って。」というアドバイスをいただきました。
 院生からは今後のキャリアについての相談が寄せられ、竹中先生からは学内だけの活動にとどまら
ず、学会に出席して学外でのネットワークを作ることの大切さなどを教えていただきました。
 先輩研究者が経験してきたことや日常生活での工夫などを具体的に知る機会となり、院生など若手
研究者はそこから学び取れるものも多かったようです。

  

 また、今回は初めてお子さんを連れた研究者のご参加もあり、お子さんのお世話をしながら先輩
教員の話に耳を傾けるという光景が見られ、和やかな雰囲気の中開催することができました。
 リサーチライフサポート室では次年度以降もこのような学部・学科を超えたつながりのきっかけと
なるイベントを企画予定です。詳細が決定しましたらメール、HP等にてご案内いたします。多数の
ご参加をお待ちしています。
 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。