研究キャリアパス支援セミナー「研究者のキャリアパスを考える」を開催しました
2018.03.01
にて開催しました。初回である今回は「研究者のキャリアパスを考える」をテーマに、衣笠総合研究
機構長等様々なリーダーを担ってこられた松原 洋子先生(先端総合学術研究科教授)をお招きし、ラ
イフイベント・研究・役職の両立についてお話いただきました。
まず松原先生からは、研究者にはワーク(教育、校務)・ライフ(家事、育児、介護)・リサーチ
(研究)の3つそれぞれが互いに深く関わっており、切り分けが難しいことなどが語られました。
コメンテーターとしてご参加いただいた竹村 はるみ先生(文学部教授)からは学生主事を担当され
ていた時のご経験を踏まえながらお話いただきました。
キャリアを積んでいくに従い、役職や学会運営等重要な役割も任されるようになり、さらに多忙に
なってしまう。学内の仕事が忙しくなると学会参加を控えがちだが、そんな時こそ学外でのつながり
をもつと似たような境遇の研究者と出会え、アドバイスも聞けるのでワーク・ライフ・リサーチのバ
ランスが取りやすくなるとお話いただきました。
てることで忙しくなっても結果的にリサーチの効率が良くなるともお話いただきました。
参加者からは仕事を持ち帰ってせざるを得ない状況の大変さや時間の捻出方法などについて相談が
寄せられ、それぞれの経験談や工夫していることなどが紹介されました。
リサーチライフサポート室室長 田中 弘美先生(情報理工学部教授)からも科研費は積極的に獲得
し、1年に1回は海外へ出て最先端の情報を知ってほしい、ライフイベント等で一時的に業績を上げら
れなくてもその後必ず挽回できる、とのアドバイスをいただきました。
今回のセミナーには教員だけでなく院生や職員など20名以上の方々にご参加いただきました。
様々な立場の方から多様な意見が寄せられ、今回いただいたご意見を上層部に届け、仕組みを変え
ていくことがリサーチライフサポート室の今後の課題と受け止めました。
この「研究キャリアパス支援セミナー」はシリーズでの開催を予定しています。今後の予定は決
まり次第リサーチライフサポート室のホームページでお知らせいたしますので次回も多数の方のご
参加をお待ちしております。