衣笠総合研究機構/アート・リサーチセンター (人文社会リサーチオフィス)
International Symposium Human Body Motion Analysis with Motion Capture 国際シンポジウム モーションキャプチャ技術と身体動作処理
2011-02-28 17:04:57 更新 | 教職員公募企画
モーションキャプチャ技術を利用した無形文化財、人間の身体動作のアーカイブ化とその解析という研究は、これまでも立命館大学アートリサーチセンターのプロジェクトが中心となり、多くの実績を挙げてきました。本シンポジウムは、表現芸術における身体動作の解析研究に関わるテーマで、海外からの招待講演や特別講演を開催する他、研究発表や意見交換会を通じて、創造的な研究が生まれる場となることを狙いとしています。また、モーションキャプチャ技術は、映像学部を始めとする映像制作の研究や学習にも活用できるものであり、実際映画やゲーム制作において産業界でも利用されているため、産学連携、文理連携のネットワーク構築も期待されています。
まず主催者である八村教授より、本シンポジウムの趣旨、昨年からの研究の進捗状況等が報告されたあと、招待講演としてコンピュータグラフィックス(CG)、ヴァーチャルリアリティ(VR)、キャラクタアニメーションの大家であるDaniel Thalmann教授 (The Virtual Reality Lab、スイス・ローザンヌ工科大学)から講演頂きました。
また、特別講演として、米国Motion Analysis Studiosの副社長であるChristopher Bellaci氏に、エンタテインメント分野におけるモーションキャプチャ利用について、制作スタジオの現場から最新情報をご紹介頂きました。
その他、一般講演として、グループメンバーおよび学外研究者より研究成果が報告されました。
身体動作およびモーションキャプチャという共通のシステムを用いているが、研究対象やアプローチは多岐に渡っており、国内外において今後のネットワークの広がりにも期待できるシンポジウムとなりました。
会場の様子 |
Prof. Daniel Thalmann |
Mr. Christopher Bellaci |