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ボランティアセンター主事の小林です。
先日、立命館大学落語研究会の第45期卒業寄席に行ってきました。

今年卒業する落研のメンバーは2人なのですが、2人とも今年知り合いました。「落研とボラセンにどんな接点があるんだ? それとも単なる落語好きか?」と思われる方も多いでしょう。
実は、2人とも知り合ったきっかけは震災復興支援の活動でした。

まず"立の家なべ麿"さんですが、彼と知り合ったのはたぶん5月ごろ。「カキ氷を売ってその利益を東北に送りたいんです」と言ってボラセンに来た彼の発想力には驚かされました。
それから、お店を出す場所を探したり、役所に営業許可を取ったり、仲間を集めたりといった仕事をどんどん進めていき、6月にはカキ氷店をオープン。その行動力にまたまたビックリでした。

また"立命亭八楽"さんと出会ったのは、気仙沼くらし楽しませ隊として学生といっしょに東北に行った時。参加者の1人に彼がいて、東北の方々に落語を披露して楽しんでもらいました。
その落語を僕もいっしょに聞いていたのですが、いや~これが面白い! ほとんど人生初のナマ落語だったのですが、すっかり落語の面白さにハマってしまいました。

らくだのカキ氷やで店番をする"立命亭八楽"さん


そんな2人の卒業寄席ですから、これは見に行かないわけにはいきません。
しかも、この寄席にはさらに知り合いの活躍がありました。

「とざい とうざ~い」とお決まりのフレーズから始まる口上を述べて、寄席の宣伝協力をしていた"出前ちんどん"。この出前ちんどんの学生も知り合いなんです。
こちらも知り合ったのは、気仙沼暮らし楽しませ隊での活動にて。仮設住宅での食事会で集まっていただいた方々といっしょに歌ったりしていました。


今回、落研の宣伝協力をすることになったのも、いっしょに気仙沼で活動したことが縁だったとのことです。


自分のアイディアや特技を生かしてボランティア活動をし、そこで新しい出会いや発見があって、それがまた日常の生活を豊かにしていく。災害復興という非日常での活動と、日常の学生生活をうまくつなげて充実させていく、本当に素敵な学生たちです。