2012年2月21日~3月22日の間、RS WEB上で実施していたこの調査。
期間中に121件の回答をいただきました。ご協力くださったみなさん、ありがとうございました。
この調査では、RS WEBについて、2011年12月から2月にJR・阪急・近鉄の各鉄道で展開したポスターについて、
そしてみなさんの学生生活に関わる情報収集方法についてをお聞きしました。
今回は、ポスター展開についての調査結果をレポートします。
在学生の広報活動調査、第2弾では、2011年12月から2012年2月にかけて、JR・阪急・近鉄の各鉄道で実施したポスターと連動したWEBサイトについて、在学生のみなさんにお聞きしました。
電車内のみでの掲出でしたが、半数を超える学生が目にした結果となりました。
鉄道の中では、JRが一番見られており、ついで阪急、近鉄の順です。
ポスターは、12月から2月まで、3パターンのものを掲出しました。いずれも、ポスターと連動したWEBコンテンツを特設サイトにアップしましたが、ポスターをきっかけにWEBページを見た人は全体の1/4にとどまりました。WEBへの誘導という点では課題を残しました。
ポスターについては、約半数の人が「すき」と回答。
約20%が「嫌い」と回答しました。
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- 立命館ぽくなくて、新鮮味があり、面白いと感じた。
- デザインがかっこいい。
- 自分の大学で実際におおきな行動を起こしている方がいるなんですごいなと思いました。
- 立命館はいろんな場所で、幅広い活動をしているんだな、と自分の通う大学を誇らしく思えた気がしました。
- 私は立命館の建築の学生でこのプロジェクトに関わっていなかったが、建築の学生ががんばっている様子を学外の人々にも見てもらえる機会ができて、とてもうれしく思った。
- わくわくする、楽しそうな印象。
- 大学は社会に貢献しているんだなあと思った。
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- 写真はかっこいいと思いました。ただ、広告を出すくらいに立命館もなってしまっては、価値がなくなるな・・・と友達と話していました。
- 立命館のことだとわかったが、特段自分の生活に関わるものだとは考えなかった。
- なんかありきたり。
- 立命館が一体何をめざしているのか一発で伝わらない。立命生の全員が変なドームを作っているのかと勘違いされてしまう。
- 実際は未来を生みだすためにある学びはわずかだと思った。
- 震災を大学の広報に利用していると感じた。
- こんな広告出すより学費減らせ。
- デザインがださい、キャッチコピーにセンスがない、洗練させようとしてかえって無個性になっている、全体的にあざとい。
- 何を伝えたいかわからないポスターだと思った。
ポスターの好感度よりも、コピーへの共感度が高いという結果になりました。共感した方とできなかった方の意見を紹介します。
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- 考えや発想しだいで身近のいろんなものが発明につながると思うから。
- 何でも学んでおけば役に立つもんだなと最近感じるからです。
- 3.11に関するもの以外でも発信してほしいから。
- 社会のために行動することで、喜ぶ人がいることはよいことだと思うから。
- 内容はとても大切なことだと思う。高校生で受験などを考えている人たちにとっては大学での学びにとても前向きになれると思う。
- 学生だけではなく、人生は常に学びの連続。学びによって人は成長し、よりよい未来につながると思うから。
- 無駄な学びはないと思うから。
- 将来に対し不安に思う人が多いと思う。しかし、その中にこんなポジティブなポスターをみると、元気になるし、自分ももうちょっとがんばろうと思えます。すばらしいメッセージです。
- 大学で教わったことをごみにするか、宝物にするかは、その人次第だと思うからです。
- 「すべての学びが、未来を生みだすためにある。」は本当のことだと思います。
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- メッセージが一部の学生のみ示している。
- 漠然としているから。
- 「すべての学び」というわりに、大学に自由がない。
- 震災に関する活動にしか焦点があたっていないように思える。震災をビジネスチャンスとしか考えていないのでは。
- メッセージで伝わるであろう印象と実際の印象が違いすぎる。
- 無理に未来につなげている感じがあまり好きでない。
- 実際は未来を生みだすためにある学びはわずかだと思ったから。
- いつまでもマンモス大学路線で立命館の実情を考えると共感できない。立命館大学での学びが世界を変えていくという部分には納得できる。しかし、「すべて」というのであれば、それは学内に限ったことではない。学外での個人活動ももちろん大切ではあるが、大学の広報であるのなら、「ここでの学びが、未来を生みだすためにある。」くらいの方がしっくりくる。
- 誰に向けてのメッセージなのかわからない。このポスターを作ることで立命館大学がなにを発信したいのかまったくわかりませんでした。学びが未来を切り開くとは思うが、ポスターのどこに大学らしい学びとその未来があるのかはなはだ疑問。支援活動や復興活動は尊いことであり人生の学びになるとは思うが、「すべての学び」といってしまうのが、大学が自身の学びは学びの一つに過ぎず全体からみたらささいなことだといっているようにも感じられる。立命館大学は総合大学なのだから、総合大学だからこそできる幅広い学びとそれらが織りなす明るい未来像を提示してほしい。