先輩!キャリアを思い描くきっかけは何でしたか?

今年就職活動終えた6名のジュニアアドバイザー(JA)から、
自分のキャリアを思い描くようになった「きっかけ」について聞いてみました!

「研究分野の変更」がきっかけに

宮田弘輝さん
(生命科学研究科応用化学コース
博士課程前期課程2回生)
生活用品メーカーに内定

大学生活は、研究活動とイベント設営のアルバイトに力を入れました。3回生で研究活動が始まってからは、平日は、共同研究の実施先である京都市産業技術研究所で社会人の方と同じ環境で研究活動に取り組み、休日はアルバイトをするという日々でした。

就職を意識し始めたのは、大学院の研究室選びが始まった頃でした。実は4回生時の研究室の指導教授が定年退職されることになり、大学院進学と同時に新しい研究室に入ることになりました。そのときは正直戸惑いがありましたが、「2つの研究室で学べるなんてめったにないことだ」と気持ちを前向きに切り替えました。新しい研究室を決めるときには、研究分野と就職先企業のマッチングということも意識しました。製薬・化粧品・食品などの研究開発職に就きたかったので、応用化学コースで製薬に関する研究を行いました。

私は1つの企業で長く働きたいと思い、企業選びには人間関係を大切にしたいと考えました。そのため、企業の説明会や選考会を通して「人から受ける印象」に注目していました。選考で魅力を感じたのは、面接で緊張している私に、話しやすい場をつくってくださった企業でした。最終的には、選考途中の工場見学や交流会で「この人たちと働きたい」と思った企業に内定をいただけたので、性格のマッチングは重要だと思いました。

就職活動をするにあたって、普段のアルバイトでも自分は何を考えて働いているかということを思い返し、「働くこと」に対する意識を考え直しました。また、一つ面接が終わったらそこで聞かれたことをもう一度深く考え、次の面接に備えました。エントリーシートを書くのは大変でしたが、これで自分の将来が決まるかもしれないと考えて、丁寧に書くよう心がけました。

将来の夢

「1つの企業で長く働きたい」との思いは変わらないので、人との繋がりを大切にして、キャリアアップしていきたいです。具体的には、人を動かす責任のある立場でリーダーシップを発揮したいと思います。

1・2回生のみなさんへ

理系の方はどの研究室に入りたいかを低回生のうちから考えておいてほしいです。研究内容によって、就職先の企業が限られてくることがあります。自分のキャリアプランから逆算して就職したい業界や企業もイメージしたうえで、ベストな選択をして欲しいと思います。

3回生のみなさんへ

たくさんの企業に出会い、そこで働く社員の方を見てほしいです。社員の方からお話を聞くことでその企業についての新たな発見があると思います。また「社員の方から受ける印象」が、企業選びの重要な基準になるようにも感じました。

就活必勝アイテム

大根の薄切りをハチミツに漬けたものが喉にいいと聞き、東京に行くときでも持って行って、面接前は必ずお湯で割ったドリンクをつくって飲んでいました。それから発声練習をすれば声が大きく出せるようになり、自信を持って話せるようになりました。