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ワールドカップへの切符。いつの日か掴みたい!

武中沙葵さん(スポーツ健康科学部1回生)

名古屋のクラブチームとバーバリアンズ(ラグビーサークル)に所属。
立命館大学、唯一の女子ラグビー選手として奮闘中!

  • No.488
  • 2013年1月30日更新
兄の練習を見に行くうちに、自分もラグビーをしたいと思うようになり、小学校1年生の時に、地域のラグビーサークルに入部しました。女子は私だけでしたが、何もかもが新鮮で楽しかったのを覚えています。私のポジションはウィングです。ウィングとは、一番後ろでラインをつくりながら、トライをとりに行くポジションです。中学生の頃から、そのポジションでしたが、最初はコツがつかめず、怪我ばかりしていましたね。中学・高校進学とともに神戸のクラブチーム、名古屋のクラブチームと所属を変えていきました。転機が訪れたのは高校3年生の時。全国大会を目前に肩を脱臼してしまい、3年間目標にしていた試合に出場することができなかったんです。ショックから立ち直ることができず、ずっと落ち込んでいましたが、先輩に励ましてもらい、また頑張ろうと思えるようになりました。今は名古屋のクラブチームと、学内のラグビーサークル「バーバリアンズ」に所属をし、週3回の練習に加え、神戸で行われる月2回のクラブチームでの練習にも参加しています。
バーバリアンズの中でも、女子選手は私だけ。当初は私もメンバーも緊張していましたが、みんな優しく接してくれたので、チームに慣れるのも早かったですね。

ただキャリアは長くても、サークルで行われる公式戦に出場することができません。出場したい気持ちはありますが、全員男性のため、体格負けしてしまい、あきらめざるを得ないんです。でも、OB戦などには出場できるので、嬉しいですね。バーバリアンズは、コーチがいないこともあり、練習メニューは全て先輩が考えています。今は先輩に頼っているところも多いのですが、いずれチームの中で信頼してもらえるプレーヤーになりたいと思っています。厳しい練習を乗り越えた先輩方を見習い、自分も続いていきたいです。

クラブチームでは、昨年12月に女子3地域対抗試合(女子日本代表・セレクションマッチ)へ初めて出場しました。この大会には、18歳以上の高校生から一般、また日本代表選手まで、幅広い選手が参加します。



関東・関西・九州で試合が行われ、私たちは「打倒関東」を目標に1年間の練習を積み重ねてきました。試合直前の合宿ではチームの雰囲気もよく、関東戦当日もいい試合ができると思っていたのですが、最初に点をとられて動揺してしまい、自分たちの持ち味を活かしきれず、負けてしまいました。思った以上に相手チームが強くなっていたというのも、敗因の一つでしたね。関東戦で負けた時は、悔しくて涙があふれました。自分でも意識しないうちに、大事な試合になっていたのだと思います。もっと自分のメンタル面、技術を磨きたいと思うようになりましたね。来年の勝利に向けて、まずは自分の力を高め、いずれチームの中心となり、先輩を支える立場になりたいと強く思いました。

女子ラグビーは、男子のような荒々しさはありません。試合を離れると、どのクラブチームも先輩・後輩ともに、みんな仲がいいんです。女子ラグビーはまだ環境が整っていないと感じるときもありますが、多くの人に支えられていると思います。仲がいいと、チームプレーにもいい影響を与えるので、この関係を大切にしていきたいですね。また小さい頃からクラブチームに所属しているため、年上の人との会話や礼儀も自然と身についたように思います。



正課との両立は大変ですが、自分がやりたくてはじめた事なので、これからもきちんと両立していきたいと思っています。試合前は、試合のことで頭がいっぱいになりますが、ゼミナール大会や英語のプレゼンテーションが目前に迫っている時は、試合帰りの新幹線の中で原稿を書いたりもしていますね。サークルは3月、クラブチームは4月から試合が始まります。試験が終わったら、少しずつ体を動かしていきたいですね。

ラグビーは足の速い人、遅い人も活躍できますし、いろんな個性を持つ人が集まっています。1人が点をとるのではなく、みんなで力を合わせて「1点」をとりにいくところが魅力ですね。誰かがトライをした時は、全員が駆け寄って喜びあうところも醍醐味の一つだと思います。最近、自立し、ラグビーにかかる費用も自分で出すようになりました。その事を通じて、いつも支えてくれた両親に、より感謝するようになりましたね。
いつか15人制のワールドカップへ出場することを目標に、これからもがんばっていきたいと思います!

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