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500 -  すべての子どもが明るい未来を描けるように

すべての子どもが明るい未来を描けるように

日野 貴博さん(2012年経済学部卒)
川勝 真梨子さん(経営学部3回生)

学習支援ボランティア団体Atlas・立命館Atlasに所属
3月24日(日)、子どもを取り巻く問題を考えるシンポジウムを開催

  • No.500
  • 2013年3月1日更新
私たち、学習支援ボランティア団体Atlasは、大津市と守山市で生活保護家庭の子どもたちへの学習指導ボランティアを行っています。生活保護家庭の子どもは高校進学率が低く、それが就職にも影響し、大人になってから自分も生活保護を受けてしまうという貧困の連鎖の問題を抱えています。これを断ち切る手助けになればと、経済的な理由で塾に行けない子どもたちに学習支援を行っています。



また、学習指導だけでなく、子どもが安心できる「居場所」をつくりたいという思いから、下部組織の立命館Atlasでは、全国のユニークな取り組みをしているオルタナティブスクールの見学も行っています。子どもの自主性を尊重し、好きなことを伸ばしていこうという取り組みはとても勉強になり、Atlasでも実践したいと思っています。

これらの活動に加え、子どもたちが抱える貧困の問題を外部にも発信していくために、今は「虹色リボン活動」も始めました。「虹色リボン」には、2つの由来があります。1つ目は、虹色を、希望を表すシンボルカラーとして採用し、貧困の連鎖を希望の連鎖に変えたいという想いを込めました。2つ目は、貧困という現象には病気や虐待などを含む様々な要因が背景にあるということを表現したいという想いがあります。「虹色リボン活動」と、児童虐待防止に取り組む「オレンジリボン活動」、小児がん患者支援に取り組む「ゴールドリボン活動」の3団体から講師を招き、シンポジウムを開催することになりました。

今回のシンポジウムでは、虹色リボン運動について広く知っていただきたいと思っています。また、「子ども」を対象にしたリボン運動を紹介することで横のつながりを強め、活動の輪を広げていきたいです。子どもをとりまく問題にはさまざまな要因が関わっているので、3つのリボン運動がはじめてひとつの場所に集まるというのは、意義のあることだと思っています。



Q:Atlasの活動に参加したきっかけは?

川勝さん:昨年、教職課程の沖縄研修に参加したときに、日野さんや一緒に活動している先輩方と出会いました。教職を目指す過程で、それまでの私はあまり子どもと接することができていないなあと感じ参加しました。子どもたちと関わっていく中で、もっと知識をつけたいと思い、報告会や勉強会に参加するうちに、もっとこの問題を広め、関わっていきたいという気持ちが膨らんでいきました。 今では、毎週の学習会やAtlasという団体は私の居場所になっています。

Q:活動をしていてうれしかったこと・やりがいを感じることは?

日野さん:子どもたちの中に兄弟のような思いやりの気持ちが生まれるなど、少しずつ「居場所」をつくるという目的に近づいてきていると感じられることです。子どもたちは、学習会に参加することで、勉強をするだけでなく、ゲームをしたり会話をしたりする中で、互いに交流をもち、日常生活では得られないような年齢の異なる子ども同士のコミュニケーション、大学生とのコミュニケーションを楽しんでくれています。

Q:今回のシンポジウムの目的は?

川勝さん:社会が抱える様々な問題や現状をまず知ってもらいたいです。今回のシンポジウムが、1人でも多くの方に当事者意識を持ってもらうきっかけになればと思います。虐待や生活保護世帯増加などのニュースに関心を持ち、身近に感じられるようになっていただけるといいですね。

日野さん:今回、テーマは重いのですが、シンポジウムを「フェスタ」と名付けたのは、「楽しくやりたい」という気持ちを込めたかったからです。僕たちが子どもたちと関わることで日々の活動を楽しんでいるのを知ってもらい、「自分にもできるかな」と感じてほしいです。

Q:今後の目標は?

日野さん:今後は、地道な学習支援活動を継続するとともに、今回のような発信活動も続けていきたいと思います。将来的には退職された教員の方なども巻き込んで、社会・地域全体で子どもを見守るという形をつくっていきたいです。

   


<リボンフェスタ2013>
 シンポジウム「マイノリティな子どもたちを考える」

【日時】  2013年 3月24日(日) 13:00~(12:30開場)
【場所】  フェリエ南草津(JR南草津駅直結) 5階大会議室
       
※予約不要・入場料無料

詳細はこちらから

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