サッカーを通して国際交流を
福田卓哉さん(経営学部3回生)
山本沙紀さん(経営学部4回生)
ぼくらのワールドカップの実行委員を務める
滋賀県では外国籍である労働者の人口が増えています。しかし、その子供たちはあまり日本人と交流をする機会が少ないのが現状です。そこで言葉は通じ合わなくても、サッカーを通して子供たちに国際交流の楽しさを知ってもらいたいと思い、10月10日(日)に「ぼくらのワールドカップ」を開催しました。
当日、最初は、みんな国籍ごとにグループになって行動していました。でも、企画を通してふれあいを持ったことで、あとで子供たちから、「国籍の違う子供たちとサッカーができてよかった」という感想を聞くことができて、とても嬉しく思いました。また、サッカーを一度もやったことのないブラジルの男の子がいて、この日のためにシューズとキーパーグローブをお父さんに買ってもらって試合に参加してくれたことにも感動しました。
そのチームはあまり強くなく、最後は負けてしまったんですが、子供たちの一生懸命さに、つい僕たちも応援していましたね。
―当日、実行委員のメンバーとして参加したお2人。改めて大会を振り返っての感想を聞かせていただきました!
福田さん・・・実行委員のメンバーの意見を組み取りつつ、委員長である自分自身の意見とすり合わせて答えを導き出したり、わからないことに対してみんなでアプローチをしていくことができました。企画を開催して、言葉の壁を越えて子供たちが交流できたという実感もあり、本当に良かったと思います。
山本さん・・・この企画を立ち上げるまで、実は、様々な企画案を立ち上げては断念していたんです。この企画も企画段階では、本当に社会にとって求められるものなのかと思っていましたが、当日、子供たちの楽しんでいる姿や、保護者のみなさんから、「もっとこのような企画をして欲しい」という言葉がたくさん聞けて、社会性を持った企画になってよかったなと感じました。
私たちはもう卒業していくのですが、この「ぼくらのワールドカップ」はずっと残っていってほしいと思います。恒例のイベントとなるように、頑張っていきたいですね。
そのためにも次期ワールドカップ2011のメンバーを募集しています。同じ志を持った人たちと、この企画をもっと成長させていきたいと思っています。
☆ぼくらのワールドカップ実行委員会は、新しいメンバーを募集しています☆
自主的に動いていける方、チャレンジ精神のある方は、ぜひBokuranoworldcup@gmail.comまでご連絡ください。
- 取材・文
- 中島 基樹(経済学部2回生)