【活動報告】

2021年度EDGE+R「レギュラーコース」修了しました

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本年度のレギュラープログラムは、多くの応募者の中から選ばれた32名の受講生で5月~12月の8か月にわたり、3つのデザインを学んだ後、企業との連携ワークショップによるアイデア創出とチーム活動におけるアイデア創出という2回のアウトプットを実施し、理解を深めました。

 最初の講義は1つ目のデザイン「デザイン思考」のフィールドワーク事前講義を、セブン&アイ・ホールディングス 山田氏を講師に迎え、529日(土)オンラインにてオリエンテーションと同時に行い、次に実施するデザイン思考フィールドワークに向けて必要な「Yes and」の思考などを学びました。

コロナウィルス感染拡大の影響でフィールドワークが延期になったため、次は、2つ目のデザイン「デザイン・ドリブン・イノベーション(DDI)」626()大阪いばらきキャンパスにて行いました。DDIでは、プログラム副総括責任者の後藤准教授ご指導の下、デザイン思考の基本的実践を踏襲しながら、自分の内面に焦点を当てアイデアを創出する方法を学びました。初めに個人でのリフレクションを通したイシュー・ソリューションの発見及びリフレーミングを行い、ペアワークからチームワークへと展開し、最終的には、チームのイシューとソリューションをどの産業の製品・サービスに当てはめるかを検討し、各チームで新しい製品・サービスの意味の創造し発表しました。

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 3つ目のデザイン「システムデザイン」は、講師にMOTの湊宣明教授とプログラム副総括責任者の野中准教授を迎え、73日(土)大阪いばらきキャンパスにて開催しました。未来のビジョン実現に向けてグループ協働で革新的な製品やサービスをデザインする力を身に付けるために、デザインする対象をシステムとして捉え、その目的や機能・手段を網羅的に抽出しながらシステムの構成要素とその関係性を可視化していく手法を、不織布マスクを使ってグループ演習をしながら学びました。2021レギュラー32021レギュラー4システムデザインWSの風景
 インプットの最後は、延期になっていた1つ目のデザイン「デザイン思考」フィールドワークを、718日(日)講師には事前講義同様セブン&アイ・ホールディングスの山田智樹氏と後藤智准教授をお招きし、OICオープンスペース研究会と連携、茨木市協力のもと「オープンスペースにおける新たな課題解決を行うプログラム」を実施しました。その茨木市をフィールドとし、各チームは与えられた調査場所へ赴き、公園などのオープンスペースにおける課題創出や、まだ見えていない新たな課題創出、およびその課題解決(ソリューション)を策定するフィールドワークを行いました。また、729日(木)には、フィールドワークにおける成果報告会をオンラインにて実施、フィールドワークで得た<発見><インサイト><提案>この3つを組み込んだ発表を行い、ご参加いただいた茨木市都市政策課課長や博覧会協会、その他企業様よりフィードバックいただきました。
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 次に、3つのデザインをアウトプットすべく、西尾レントオール・読売新聞社連携ワークショップに参加しました。開催報告はこちら

秋学期は、春学期学んだことを再度アウトプットするチーム活動を行いました。102日のオリエンテーションにてチーム編成を発表しスタートしたこの活動は、1か月後11月7日の中間発表会までチームでのミーティングや教員によるメンタリングを繰り返し、案を練りアイデアを掘り下げ、チームの事業アイデアについて指定された7つの項目に従って計画を立て発表しました。発表会当日は、5名のEDGE担当教員よりフィードバックをいただき、次の最終発表会へ向けて活動を続けました。そして約1か月後の1219日の最終発表会では、アイデアをブラッシュアップし、「誰かの好き、素敵を旅する。旅行サービス」や「習い事教室の予約・受講サービス」「中学校・高校教員の申請関係をデジタル化するツール」等様々なアイデアが発表されました。

受講生からは、「今までは、起業してみたいと思っていても、どうすれば良いのか何も分かりませんでしたが、今回のプログラムは起業への大きな足がかりになりました。」「EDGE+Rの活動に参加したことで、大学生活が想像できないくらいに充実し、自身の成長にも繋がりました。また、その他多くのプログラム情報などが得られたことも参加してよかったと思いました。」等といった声が多く聞かれました。

2021レギュラー7SPROUT生と合同の中間発表会 
2021レギュラー8最終発表会にて。修了証を手に記念写真  

1年間ありがとうございました。

以上