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2018年度 PFF(大学教員準備セミナー)を開催しました

大学教員を目指して~Preparing Future Faculty

 

723日(月)・25日(金)の二日間にわたり、衣笠キャンパスの究論館においてPreparing Future Faculty (2018年度大学教員準備セミナー)のワークショップを開催しました。本セミナーは大学院キャリアパス推進室が主催する「大学院キャリアパス支援プログラム」の一つです。

 

大学で教えるために必要な基礎的スキルを養成するこのセミナーは、大学教員を目指す本学大学院生ならびに専門研究員、研修生、研究生を対象に、オンデマンド講義の受講、授業見学会、二日間のワークショップを実施しました。2011年度より毎年開催し、本年度で8年連続の開催となりました。

 

ワークショップは、教育開発推進機構の先生方が下記の講義を担当しました。

1日目は、藤本学先生が「学生とのコミュニケーションに求められるスキル」、薄井道正先生が「大学における授業方法」、山岡憲史先生が「授業設計と模擬授業の実施(マイクロティーチング)」を個人ワークとグループワークを組み合わせて行い、最終日の2日目には沖裕貴先生が「授業の到達目標の書き方」、「成績評価の方法」を行いました。

10分間ずつの模擬授業では、各受講生がホワイトボードを使ってそれぞれのテーマに沿った授業を行いました。模擬授業後、自己評価をした上で、講師や受講生同士で良かった点や改善が望ましい点を指摘し合いました。教員公募の際に行われる模擬授業の練習としても大変有益なものとなりました。その様子はDVDに録画をし、各受講生に配布しました。

実際に自分自身が授業を担当する際に役に立つスキル、知識を習得し、内容の濃い充実した二日間となりました。

修了式では、所定のオンデマンド講義とワークショップを受講した受講生11名に修了証を授与しました。

受講生からは、「大学の授業の作り方の基本が理解出来ました。学生さんと接する時の先

生の気持ち、気の持ち方が理解出来ました。」「異分野の方々と様々な内容の授業について一緒に考えることができ勉強になりました。そういう授業、考え方もあるのかと思い、視野が広がったと思います。」「どの講義も具体的で実践しやすい内容だったのでよかったです。座学と実践の配分もちょうど良い量でした。」等、満足度の高い意見が寄せられました。

 

 大学院キャリアパス推進室HP

https://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/g-career/


 山岡先生の講義を熱心に聞く受講生  


模擬授業の様子