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2020年度 PFF(大学教員準備セミナー)を開催しました

  Preparing Future Faculty (PFF) は、大学教員を目指す博士課程後期課程大学院生ならびに専門研究員を対象に大学で教えるために必要な基礎的スキルを養成するセミナーである。2011年以降毎年開催しており、本年度で10年連続の開催となった。

  本セミナーは、教育開発推進機構が実施する新任教員向け研修プログラム「実践的FDプログラム」のコンテンツを活用し、オンデマンド講義の受講と2日間のワークショップを通じて、理論と実践力を身につけることを目的とした。また、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため、従来の対面による集合形式での実施は行わず、事前のオンデマンド講義の視聴とオンライン上でのワークショップでの開催とした。

  オンデマンド講義については、manaba+Rコンテンツ内の動画を視聴して感想のレポートを提出するという事前課題を課すことで、教員が講義の内容をどのように実践しているかを確認し理解を深めた。

  2日間のワークショップは教育開発推進機構の蒲生諒太先生にご担当いただいた。現代の大学における教授・学習について、WEB授業の実際、マイクロティーチング(模擬授業と相互評価)といった内容を講義・個人ワークを組み合わせて学んだ。一人8分程度の模擬授業では、受講生がパワーポイント等を使用してオンライン上で講義し、講師や受講生同士で良かった点や改善が望ましい点を指摘し合った。

  終了後のアンケートでは、以下のような声が寄せられました。

  ・今回のセミナーでは、オンデマンド講義をはじめ、二日間のワークショップのプログラムを通して、大学で教えるためのスキルを身に付けられたことが良かったです。特に、ワークショップのプログラムを通して、自分の研究との関連性を活用できる「模擬授業(教えられるオリジナル科目)」を実施して、講師の蒲生先生からの評価や、受講者からのコメントももらって、次のステップアップに繋げる良い機会でした。

  ・セミナー2回目の実践式の授業はフィードバックをいただけて大変参考になりました。他の方の模擬講義を聞くことで、学生になって授業を受けている側にもなることができ理解ができました。また講師の先生の模擬授業は集中でき、オンラインならではの授業形態を学ぶことができました。

(2020)PFF