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「立命館大学NEXT フェローシップ・プログラム生」向けにVitae RDF「研究者基礎能力診断」活用に向けたワークショップを開催しました


「立命館大学NEXT フェローシップ・プログラム生」を対象に、7月29日、8月6日の二回にわたり、Vitae RDF「研究者基礎能力診断」活用に向けたワークショップを開催しました。

 本セミナーは、Vitae(※)が開発したRDF(Researcher Development Framework)という研究者に必要な能力や資質67項目について、5段階のルーブリック評価(国際的指標)を用いて、自らの現状を可視化し、今後の成長に向けたアクションプランを立てることを目的に、行いました。
※Vitaeは英国の非営利の全国的ネットワーク組織です。高等教育機関、研究機関の博士研究者や研究スタッフ、博士課程に在籍する大学院生の自己啓発、専門的能力開発及びキャリア開発の支援を行っています。RDFは、イギリスやオーストラリアなどの大学では、教員・PDなど若手研究者の成長を促すために導入されています。

 第1回(7/29(木)16:00~17:00  オンライン開催)のセミナーでは、京都大学大学院 教育学研究科の佐藤万知先生を講師に迎え、「研究者という専⾨職に就くとはどういうことなのか」について、ディスカッションを通して、知の公共性や研究者に求められる能力について考え、RDFの指標や活用する目的および背景を学びました。

第2回(8/5(木)13:30~15:00  対面とオンラインの併用)のセミナーでは、コーディネーターの板倉朋宏氏が講師を務め、RDFの項目について自己評価した後に、自身の強みや弱みについて、フェローシップ生同士でディスカッションを行いました。続いて、今後1年間で、どのような能力を身につけるのか、達成に向けたアクションプランを立て、お互いに宣言を行いました。2回のグループワークを通じて、それぞれの共通点や違いに気づくきっかけにもなり、フェローシップ生同士で理解を深めていきました。

今後、フェローシップ生は、所属する研究拠点における研究活動に従事しながら、研究業績を積み上げるとともに、自身が立てたアクションプランに基づき、研究者としての能力を高める活動を進めていきます。
RDFは博士課程に在籍する全ての大学院生の自己啓発に役立つものです。興味ある方はぜひ、大学院キャリアパス推進室にご連絡ください。一緒に研究者に必要な能力を高めていきましょう。

2021フェローシップ ワークショップ

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