Graduate+Rプログラム

※2016年度の募集は行っていません


研究科を超えて学び、成長する

大学院修了者が社会の多様な場面で活躍するためには、「課題発見・解決力」「コミュニケーション力」「情報発信力」「専門分野以外の幅広い知識」などが求められています。これらは、大学院生が、大学院での学びや研究活動で得られた知識やスキルを、社会の研究活動とは異なる場面でどのように活かせるのかが問われていると言えます。他方、我が国の大学院政策では「博士課程教育リーディングプログラム」がスタートし、国立大学を中心に研究科を超えた、社会の多様な舞台で活躍できる新たな人材育成の取り組みが進められています。このような情勢からも、大学院での学びや研究活動は、自分の専門分野だけにとらわれることなく、他の研究分野と融合し、社会に新たな価値を生み出すことが求められる時代に突入しています。「Graduate+Rプログラム」では、研究科・課程を超えた大学院生による新しい研究機会を創造し、キャリアパス形成に必要な知識・スキルの開発を目指します。

到達目標
  • 大学院生を取り巻く社会状況・課題を理解し、説明することができる。
  • 大学院生の強み・弱みを理解し、説明することができる。
  • 大学院で身につけた知識・能力を社会の課題解決のために活かすことができる。
  • 自らのキャリアパスを創造することができる。
 

このプログラムは、課外の「Graduate+Rゼミナール」「大学院キャリアパス支援プログラム」、正課の「Graduate+R科目群」が連携し、大学院修了後のキャリア探求力を養成する大学院人材育成プロラムです。


Graduate+Rゼミ

社会の課題解決に向けた研究活動とその提案を行う、このプログラムの中心となる課外のゼミナール活動です。Graduate+Rゼミナールでは、自分が学んでいる専門知識が社会の課題解決にどのように活かせるのか、他の専門分野とコラボレーションすることでどのような可能性が生まれるのかを考えます。さらにこのゼミナールでの活動を通じて、課題設定・解決力、情報分析力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、ネットワーク構築力など、大学院修了後のキャリアに転用できるスキルを開発します。

Graduate+Rゼミナール日程

 セメスター
テーマ
概要
 前期
 
 
 
 
 1 オリエンテーション
 
 2 大学院とキャリア

大学院生にとってのキャリアについてのレクチャーおよびディスカッション

 3-4 キャリアパス支援セミナー
(研究会企画とマネジメント等)
キャリアパス推進室セミナーにて、大学院生としての基礎的な知識を身につける
 5-7 学外実習①
(企業見学(マスコミ)) ※予定
学外実習(企業見学)と実習報告会により、キャリアを考える機会とするとともに、プレゼンテーションを実施し、プレゼンテーションに必要なスキルを身につける
 8-9 キャリア開拓について
自らキャリアを切り拓く重要性について考える
 10-11 学外実習②
(地方自治体) ※予定

 学外実習①では民間企業、②では地方自治体の見学を実施し、それぞれの違いを認識した上でキャリアについて考える機会とする
 12-13 学外小論文コンテスト参加
 小論文コンテストへの参加を通じて、修士論文執筆に向けたトレーニングを行う

 後期※1
 
 
 
 

1
オリエンテーション
 
 2-5 ビジネスプランコンテスト応募
(グループで応募)
グループでの取組みを通じて、チームワーク・協調性を身につける
 6-7 ビジネスプランコンテスト振返
 グループでの取組みの共有を行う
 8-10 学外実習③ 企業見学予定
 民間企業見学予定
 11-13 今後のキャリアパスを考える
 

※Graduate+Rゼミナールでは、上記の他に、学外での調査実習やゲスト講師による特別講義を予定しています。

※1後期のスケジュールについては変更となる可能性があります。

ビジネスプランコンテスト応募について

ビジネスプランコンテスト応募では、受講生に新たなビジネスプランを構想してもらい、プレゼンテーションとピアレビューを行います。セメスター末には、その構想について実際に公募のコンテストに応募する取組みを行います。

ゼミナール開講時限
  • 衣笠キャンパス      [前期] 毎週火曜日5時限 (予定)  [後期] 毎週火曜日4時限(予定)
  • びわこ・くさつキャンパス [前期] 毎週月曜日5時限 (予定)  [後期] 毎週月曜日5時限(予定)
ゼミナール担当教員

 西田 亮介(本学先端総合学術研究科特別招聘准教授)


<プロフィール>

国際大学GLOCOM客員研究員。専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治(ネット選挙)、社会起業家の企業家精神醸成過程や政策としての「新しい公共」、地域産業振興、協働推進、日本のサーフカルチャーの変遷等を研究。 1983年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。同大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師等を経て現職。著書に『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)「ネット選挙とデジタル・デモクラシー」(NHK出版)。共編著・共著に『「統治」を創造する』(春秋社)『大震災後の社会学』(講談社)等。

大学院キャリアパス支援プログラム

大学院キャリアパス推進室が主催する「研究・教育力・専門性の向上」「キャリア開発力の向上」「社会課題解決力の向上」を目的としたプログラムです。汎用的なスキルやキャリアパス形成に必要な基礎知識や現状に関する理解を深めるためのセミナーを受講することで、専門知識以外の幅広い知識を得ることができます。

大学院キャリアパス支援プログラムの開催セミナーはこちら

Graduate+R科目群

自分の所属する研究科以外で開講されている、基本的なリサーチスキルを学ぶ科目や、学際的で幅広い知識を取得する科目を他研究科受講制度を利用して受講することができます。

リサーチ・コア・スキル向上科目群

大学院で研究を進める上で必要となる、分析する・書く・編集する・発信する・組織するという基礎的な知識・能力の習得を目指す科目群です。

多文化境界理解科目群

現代社会に生きる私たちの日常生活、職業生活は、それ自体が多文化と接触しています。グローバル化の進展とともに明らかになってきた文化・社会に関する問題について、人文学、社会科学、情報科学の分野から、国家・民族・思想、自治体・組織・企業、個人・家族の様々なフェーズで自文化・自社会、異文化・異社会への理解を深め、幅広い知識の習得を目指す科目群です。


2. プログラム受講者の募集について

募集対象

社会学研究科、文学研究科、理工学研究科、国際関係研究科、言語教育情報研究科、先端総合学術研究科、スポーツ健康科学研究科、情報理工学研究科の大学院生および大学院進学プログラムを受講する学部4回生

募集人数

10名程度

応募方法

プログラムの受講を希望する方は、立命館大学大学院キャリアパス推進室HPから応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、大学院キャリアパス推進室までメールで提出してください。

  • 応募用紙はこちら
  • 応募用紙はメール添付にて提出してください 
    [送付先メールアドレス] d-cp@st.ritsumei.ac.jp
         [件名] Graduate+R 応募
募集期間

2015年3月2日(月)~4月17日(金)

受講許可発表

提出された応募書類をもとに選考し、受講者を決定します。受講の可否については、4月21日(火)ごろにメールにて通知します。

3. プログラムの修了について

年間を通じてGraduate+Rゼミに積極的に参加し、最終報告会において報告を行った方には本プログラムの修了証を授与します。

4. 受講にあたっての留意事項

  • 「+Rゼミナール」および「大学院キャリアパス支援プログラム」は正課の授業ではなく、課外の講座として開講します。単位認定は行いません。
  • 「+Rゼミナール」は、各キャンパスで開講しますが、テーマに応じて合同で開講する場合があります。
  • 本プログラムは無料で受講できます。ただし、キャンパス間移動や学外調査等にかかる交通費・宿泊費が必要となる場合があります。

5. お問い合わせ先

立命館大学大学院キャリアパス推進室
【衣笠キャンパス】
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL075-465-8195/FAX075-465-8198

【びわこ・くさつキャンパス】
〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1
TEL077-561-4941/FAX077-599-4265

Mail:d-cp@st.ritsumei.ac.jp