カリキュラム

電子光情報工学の最先端分野を
体系化した4つの学習プラン

 電子光情報工学科では幅広い分野の基礎から応用までを体系的に学べるように、 「光情報システム」「光情報通信システム」「電子光システム」、そして「電子光デバイス」 の4分野を柱に教育と研究を展開しています。 各分野では、光通信、光ディスク、視覚情報処理、光ピンセット、太陽電池、次世代半導体材料、自由電子レーザーなどの研究を進めています。 それぞれの分野に履修モデルを設定して、学生の興味・関心に応じて専門分野を深く学べるようにしています。
 また、充実したカリキュラムを支える教育設備として、全国の私立大学では初めて設置された シンクロトロン放射光源(SR)施設をはじめ最新鋭の機器が用意されています。







光情報システム

光情報機器、光ディスク、ディスプレイ
画像・映像などの学習

 光情報システムの専門科目では、光情報機器の原理と応用について学びます。 光ディスク、ディスプレイ、スキャナーなどの光情報通信機器だけでなく、人がものを見るメカニズムなどの入力技術、 光情報処理、画像処理といった情報処理の技術、ディスプレイなどの出力技術について学びます。

光情報通信システム

光ファイバー、計算機システム
光通信工学、情報通信システムなどの学習

 光情報通信システムの専門科目では、光情報通信機器の原理と応用について学びます。 光ファイバー、光通信システム、光通信工学などの光通信システムだけでなく、 計算機システム、情報通信システム、情報通信法規などについて学びます。

電子光システム

レーザー、光エレクトロニクス
光メカトロニクスなどの学習

 電子光システムの専門科目では、レーザの原理と応用技術について学びます。 エレクトロニクスとレーザーの融合技術である光エレクトロニクス、 機械システムとレーザーの融合である光メカトロニクスなどを学び、 それらを用いた光計測や光制御への展開、 さらにシンクロトロン放射光(SR)を用いた新しい計測法などについて学びます。

電子光デバイス

半導体素子、太陽電池、半導レーザー
CCDなどの学習

 電子光デバイスの専門科目では、各種の電子および光デバイス(素子)の原理と応用について学びます。 光と物質との相互作用がどのように起こっているかを学び、 これを利用した太陽電池やセンサ、半導体レーザー、CCD、光検出器などの各種デバイスとその光情報機器への応用などについて学びます。 さらに、自由電子レーザーなど新しい光の発生法について学びます。



専門科目一覧


1回生 2回生 3回生 4回生
  • 電子光情報工学入門 I
  • 電子光情報工学入門 II
  • 応用数学基礎
  • 電磁気学 I
  • アナログ電子回路 I
  • フーリエ解析
  • 基礎回路理論
  • 基礎半導体工学
  • 幾何光学
  • 固体物性
  • 光エレクトロニクス
  • 電磁気学 II
  • 波動光学
  • 微分方程式
  • 複素関数論
  • 電子光情報工学実験I・II
  • 言語とプログラミング
  • 信号解析
  • 外国留学科目(専門)
  • 外国留学特修科目
  • 電子光情報工学応用演習
  • 電子光情報工学実験 III
  • ディジタル電子回路
  • 画像情報工学
  • 計測工学
  • 光・電子材料
  • 光応用計測
  • 光情報処理
  • 光通信工学
  • 光電子デバイス
  • 光電磁波回路
  • 情報通信基礎論
  • 色彩工学
  • 制御工学
  • 量子力学
  • 論理回路
  • 特殊講義(専門) I
  • 光学機器
  • 光システム工学
  • 情報通信法規
  • 特殊講義(専門) II
  • 卒業研究



  • 対応する資格

     電子光情報工学科のカリキュラムは、電気電子通信関係を中心に一般的な技術者の資格に対応しており、 以下の国家資格については課程認定を受けています。

    資格認定内容
  • 高等学校教諭第一種免許状(工業)
  • 卒業により取得
  • 高等学校教諭第一種免許状(情報)
  • 卒業により取得
  • 第一級陸上特殊無線技士
  • 卒業により国家試験免除
  • 第二級海上特殊無線技士
  • 卒業により国家試験免除
  • 工事担任者
  • 国家試験の科目免除
  • 電気通信主任技術者
  • 国家試験の科目免除
  • 施工管理技術検定(電気分野)
     建築機械施工管理技士
     建築施工管理技士
     電気工事施工管理技士
     管工事施工管理技士
  • 受験資格



    講義風景





    小野雄三 教授

    光通信における素子などの可能性を秘めた
    「フオトニック結晶」の研究を展開

     CDやDVDでの情報の読み書きには、「回折光学素子」と呼ばれる2次元の「フォトニック結晶」が機能しています。 フォトニック結晶とは、光の波長以下のサイズで屈折率の異なる物質を規則正しく並べた人工の構造体のことです。 特定の波長の光は結晶中を透過できないことから、光を閉じ込めたり、あるいは通常の屈折率とは逆方向の「負の屈折率」で光を曲げたりすることができます。
     私はこうしたフォトニック結晶のなかでも3次元のものに注目しています。 特定の波長の光を遮断する特性を利用して数ミクロンの光の導波路を実現し、 光通信ネットワークの素子を小型で低損失なものにする研究を実施しているほか、特徴的な屈折率を活かした新しいレンズの製作を構想しています。 研究室にはレーザの干渉を利用した先進的な研究装置を作り上げており、14種類が存在する3次元フォトニック結晶の全てを作製することができます。 新素材の可能性を見極め、新たな技術開発につなげる研究は本当にやりがいに満ちています。
     私の研究室では、フォトニック結晶と技術の根が同じ、ホログラフィや、三次元ディスプレイも扱っています。 こういった対象に興味を持つ人、また自分から進んで探求し、自己発展していきたいという気持ちを持った人を歓迎しています。



    先輩の声

     光ファイバー通信が一般家庭にも普及するなか、 高速で映像を伝えたり大容量の通信を可能にする高出力の半導体レーザのニーズが高まっています。 研究室では企業と共同し、低電圧にも関わらず高出力が可能な低電圧駆動アクティブMMIレーザと その応用研究を進めています。大学と企業との間を毎週、行き来していますが、 研究開発の第一線をじかに感じることが出来ます。
    大学院1回生 清水省吾さん



    大学院2回生 中尾依子さん
     私がこの学科に入って本当によかったと思ったのは、就職活動のときでした。 学部では光や電気はもちろんプログラミングに至るまで幅広く学び、 現在では電気で動くものには欠かせない半導体の研究を行っています。 これらの幅広い知識・専門性はどんな会社にも職種にも対応できるという自信につながりました。 また、私は体育会でバスケットボールもし、勉強も遊びも両立できる学科であると思います。


     私は学部2回生の時から、公務員を就職先の選択肢の一つと考え試験勉強を始めました。 大学での勉強との両立には苦労をしましたが、エクステンションセンター(立命館に設置された資格試験合格をサポートする機関) での講座を受講することで効率よく勉強に励むことができました。 結果、私は国家公務員採用T種試験を受験し、学部4回生、大学院1回生と合格をすることができました。 私は行政という場で、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」ネットワークにつながる、 ユビキタスネットワーク社会の構築により国民生活をより豊かにしたいと考えています。 私は現在学部で学んだ基礎知識を基に太陽電池について研究を行っていますが、 本学科で学ぶ知識は、半導体デバイスや情報通信、精密機器など幅広い分野で応用されており、 活躍できるフィールドは多岐にわたると感じています。今後は大学・大学院で学んだ知識や知恵を活かし、 幅広い視点を持って活躍していきたいと考えています。
    大学院2回生 外山喜彦さん






    電子システム系ホームへ


    このページについてのご意見・ご感想は den-adm@st.ritsumei.ac.jp にお願いします。