第2回研究会 日時:2014年6月11日(金)10:00-12:10 場所:立命館大学BKCキャンパス トリシア 環境都市系第1会議室 出席者:石田,石森,市木,伊津野,佐藤,里深,樋口,藤本,川崎 議事: 1.話題提供 藤本助教より斜面崩壊に関わる研究について話題提供があった.定説であるパイプ流閉塞からの崩壊現象のみならず,地下水流の逆流や表面流との不一致も崩壊の原因となりうることについて紹介された.崩壊予測への方法論としては,地形を記述する分解能の影響が少なからず見られることや流出水の質的指標が支配因子となり得るかどうかについて研究をされているとのこと.鉛直浸透過程にある間隙水と地下水とを切り分けて分析する方向性や土壌・岩盤そのものの含有成分などを測定されては如何か,という意見などが寄せられた. 2.研究課題等に関する議論  全体で実施する研究の方向性について引き続き意見交換を行った. 3.今後の活動方針について 以下について引き続き取り組んでいくことを確認した. (1)全体で取り組む方向性の議論と併行して,プロジェクト推進のためのテーマ統合を行う. (2)各参加者の研究テーマを理解するためのセミナーを継続する. (3)過去の災害を理解するためのセミナーを実施する.そのために,環境悪化あるいは災害の典型事例を国内外を問わずにそれぞれの専門分野に近いところでリストアップし,それらを集約すると共に,情報交換する勉強会の場を設定することが合意された.