第9回研究会 日時:2015年7月16日(木)10:30-12:00 場所:立命館大学BKCキャンパス トリシア 都市環境システム演習室1 出席者:深川、伊津野、樋口、野阪、佐藤、野村、石田、学生2名 議事: 1.講演  滋賀県道路交通部砂防課の小野敦史氏、澤端秀隆氏より「土砂災害対策」として、滋賀県の対策・事業に関するご講演をいただいた。 ・滋賀県は比較的災害の少ない県といわれるが、5000程度の土砂災害危険個所がある。 ・H26土砂法改正:基礎調査結果(滋賀県ではH29完了予定)の義務付け、土砂災害警戒情報を法で明記(避難勧告を直ちに発令することが原則)、市町村地域防災計画において具体的な避難場所等を明記、など。 ・県では防災情報マップを作成して公開している。 ・土砂災害警戒情報の発表基準(基準線:CL)を状況に応じて細かく定めている。 ・県では降雨危険度と土砂災害危険個所を重ね合わせた情報提供ができる。その他、防災情報システムの強化が図られている。 ・県の砂防事業について:交付金事業と県独自事業があるが、予算はH10以降約1/4に激減。 ・県の土砂災害危険個所の整備率は20.6%(全国平均24%)。ハード面での対策のみでは限界があり、ソフト面も併せた対策が重要。 ・砂防えん堤の形状:細かな土砂は流してしまう形状のものもある。一旦溜まった土砂は原則取り除かない。 2.その他  次回研究会は9月に開催する予定である。