おまけを少々・・・


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ここでは,Excelを使う上での「ちょっと便利な知恵」を紹介する.授業を進めながら随時更新していくので,ときどきチェックしておこう.

(1)表全体の拡大縮小
 いろいろな計算をしたり,たくさんのグラフを描くことで,どんどんExcelの表が縦横とも大きくなって全体を見ることが困難になる.とりあえず,小さくてもいいから表全体のイメージをつかみたいときには,メニューバー下の「100%」と表示されたところをクリックして,「75%」や「50%」にすると,全体が縮小される.拡大するときは100%以上の値.ここには任意の数値も入れることができる.

(2)ウィンドウ枠の固定による縦横項目名固定
 表全体を縮小することなく大量のデータを見るには縦横のスライドバーを使って「スクロール」しなければならないが,スクロールしていくと始めの行や列にある項目名(いま扱っているファイルでいうと,自治体名や変数名など)が見えなくなる.このようなときは,縦横方向ともに最初の数値が記入されているセル(いま扱っているファイルでいうと,D列3行)をクリックしてアクティブにした後で,「ウィンドウ」メニューの「ウィンドウ枠の固定」を選ぶ.縦横とも始めの方の項目名記入部分が固定されて,遠くまでスクロールしても大丈夫.

(3)形式を選択して貼り付け
 Excelでは,中身が計算式のセルをコピー&ペーストすると,計算結果の数値ではなく「計算式」そのものが「計算対象セルの相対的な位置関係」を保ったままコピーされることを習ったばかりだが,計算結果の数値だけをコピー&ペーストしたいときもある.この場合は,コピーした後,「編集」メニューから「形式を選択して貼り付け」を選び,出てきた小窓の中で「値」をチェックしてOKボタンをおすと,計算結果が数値としてコピーされる.同じように,セルの「書式」だけコピーしたり,一括選択した複数セルの行列を入れ替えてコピーすることも可能.

(4)Excelで描いたグラフをワードに貼り付ける
 Excelで描いたグラフをワードにそのままコピー&ペーストすると,Excel関連データも自動的にくっついてコピーされるので,ワードのファイルサイズが非常に大きくなる.そのままでは,メールに添付して送信することが困難な場合があるので要注意.グラフの体裁などは,Excel上で仕上げることとして,完成したグラフのイメージのみワードに貼り付けてレポートを完成させることが一般的である.この場合は,ワードに貼り付けたいグラフをExcel上でクリックした後で,「shift」キーを押しながらExcel「編集」メニューの「図のコピー」を選ぶ.出てきた小窓のOKボタンを押してから,ワードの画面を出してワード「編集メニュー」の「形式を選択して貼り付け」を選ぶ.出てきた小窓の中で「図」を選びOKボタンを押す.このようにして貼り付けたグラフは,ワード上では単なる「画像」として扱われ編集不可となるが,ワードのファイルサイズはさほど大きくはならない.

(5) フィルハンドルを使ったコピー
同じような内容を,下や右のセルにコピーしていく場合,これまでは,場所を選択してからCtrl+DやCtrl+Rを押す方法を説明してきた.もう一つの方法として,セルのフィルハンドルを使う方法がある.コピーしたいセルをマウスの左クリックで選択すると,セル枠の右下に黒い点がある.これがフィルハンドル.この黒い点をマウスの左ボタンを押したまま下や右へマウスを動かすと,セルの式が連続コピーされる.


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