研究室を希望する学生
インフラマテリアル研究室(川崎研)を希望している、あるいは迷っている学生に、本研究室の特徴について紹介します。
1. 研究室の方針と特徴
川崎研の特長としてよく質問される事項について、以下に示しておきます。
① 「研究室は忙しいですか?」、「毎日来ないといけませんか?」、「夏休みなどは休めますか?」
⇒ 週に何回や何時間来ないといけないなどの決まりは全くありません。夏休みもゼミは2~3週間に1回程度で、それ以外に来なければいけない時間は指定していません。各自が自由に活動をしています。
② 「就活のときにゼミは休めますか?」、「就活に専念できますか?」
⇒ 研究室で過ごす時間は長くても3年程度です.就職は、今後数十年を過ごす場を決める大事なイベントですので、専念もできますし休めます。
③ 「実験はしんどいですか?」、「女子でも大丈夫ですか?」
⇒ 川崎研では、一人ではできないような実験は、必ず研究室のメンバーで助け合いながら進めていきます。必ず誰かが手伝ってくれます。したがって、女子でも全く大丈夫です。
④ 「学会発表などはできますか?」
⇒ 是非、チャレンジしてください。そのような場は多くあります。
⑤ 「修士へ行くべきですか?」
⇒ 本人の意思次第ですので何ともいえませんが、個人的には是非大学院へ進んで頂きたいです。大学院生は海外での国際学会参加も経験できる可能性があります。
⑥ 「先生は厳しいですか?」
⇒ 楽しいと思いますけど、どうでしょうか(笑)。ダメな所には注意したり怒ったりしますが、基本的に穏和だと思っています。研究室の学生に聞いてみてください。
その他にも、もし気になることがあれば、川崎あるいは研究室の学生に是非聞いて下さい!
何でも正直に教えます。
研究室の方針は以下に示します。
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①【協調性・相互理解力】
インフラマテリアル研では、実験を必要とする研究も多いです。実験は、一人でできることもありますが、複数で協力しなければできないことが多いです。「持ちつ持たれつ」の関係で研究を進めていきましょう。
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②【リーダーシップ・主体性】
研究室行事や研究・実験など、人任せではなく、「自分にできることは何か」をしっかりと考えて主体的に行動できるようにしましょう。
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③【情報整理力・情報分析力・言語理解力】
研究の進捗などは、週に1回程度行うゼミなどで報告します。慣れてくれば、PPTを使用した発表にも取り組んでもらいます。このような機会を通じて、伝えたいことを明確に伝える練習をしましょう。
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④【コミュニケーション力】
インフラマテリアル研は、他大学や企業との交流会や打合せ、他研究室との合同ゼミなど、積極的に研究室外の方々と触れ合う機会を設けています。積極的に参加しましょう。
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⑤【情報伝達力(ホウ・レン・ソウ)】
研究を進めていく上で、様々な壁や選択肢・困難に直面します。その際には、必ず些細なことでも「ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)」を徹底しましょう。
2. 研究室配属から1年間の流れ
川崎研の1年間の大まかな流れをカレンダーに示しています。様々な企業の方や他大学との交流会も行っています。研究室内イベント(研究室ゼミ旅行やスポーツ)の積極的な企画も大歓迎です。
その他に、月に1回程度でPPTを使用した研究進捗報告を行ってもらいます。進捗度や発表技術などの評価点で最も高い学生を「最優秀プレゼンター」として院生および学部生それぞれ1名ずつ選出して表彰(景品あり)しています。また、可能な限り毎月1回研究室懇親会を研究室内や居酒屋で開催しています。
2019年度 | 行事 | 学会 | 備考 |
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4月 | 配属、新歓 | 春学期のゼミは週1回を目安 | |
5月 | 土木学会関西支部年次学術講演会(大阪) | M1が1名発表 | |
6月 | |||
7月 | 大学院試験(学内進学) | JCI年次大会(北海道) | M1が3名発表 |
8月 | 島根大と鳥取大との交流会(立命) 大学院試験(8月) |
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9月 | 北見工大との交流会(立命) 第1回研究室ゼミ旅行(東北) |
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10月 | 第6回コンクリート系の集い(OB・OG会) | ||
11月 | 国際学会(スペイン) | M1が2名発表 | |
12月 | 修論・卒論合同中間発表 京都大西山研との交流会(立命) |
国際学会(香港) | M1が1名,M2が1名発表 |
1月 | |||
2月 | 卒論・修論提出 卒論最終発表会 修論公聴会 大学院試験(2月) |
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3月 | 鐵鋼スラグ協会との交流会 卒業式 |
3. 就職先
インフラマテリアル研では、地方自治体、JR、NEXCO、コンサル、ゼネコンなど、幅広い分野に就職しています。年に1回程度、卒業生が集まり懇親する機会があります。そこで多く聞かれる「学生時代の後悔」として、学部卒業者は「大学院に行っておけば良かった」、大学院卒業者は「後悔はほとんどない。大学院に行って良かった」ということを言われます。
1年間、全員が「後悔最少」で卒業できるようにしましょう。
4. 大学院進学
大学院は「たかが2年間、されど2年間」で、いろいろな経験をして成長することができます。大学では様々な助成を行っていますので、積極的に院進学を考えてみて下さい。また、院生には国内や海外で行われる学会発表にも積極的に投稿して発表してもらっています。このような学外での研究発表のチャンスも多く、その支援も大学では行っていますので、在学時に貴重な経験をして下さい。
☆2017年度大学院学費に関する重要なお知らせ
→https://www.ritsumei.ac.jp/se2012/tuition2017/
☆奨学金・研究助成について
→https://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/g-career/fellow/master/index.html/