第10回スパゲティブリッジコンテスト

 
  

 ゆでていないスパゲティを使って、美しい橋の模型をつくり、その出来映えを競うものです。

主催:
立命館大学 建設会 学生部会(環境都市学系OB会の学生部門です)
審査日:
2008年11月17日(月)18:00~19:00
場所:
イーストウィング3階 環境都市系 第2演習室
使用材料:
スパゲティ、瞬間接着剤
提出物:
  1. 作品
  2. 概要説明書(どのような場所にかかる、どのような目的の橋で、何に注意して設計したか)

設計条件:
  1. 形式:自由。
  2. 支間:40cm以上。連続橋の場合、最大支間40cm以上。
  3. 幅員:車道として想定する幅員6cm以上。
  4. 荷重:約8Nを移動荷重として載荷することに耐えること。

審査員:
伊津野和行、八木康夫、野阪克義、小澤雄樹

審査項目:
機能性(想定した目的に適した構造か)、構造特性(力の流れに無理がないか)、 景観への配慮(想定した状況との関連で)、新規性(オリジナリティ)、模型の完成度(きれいな模型か)、 設計書の完成度(計算の正しさ等)

審査概要:
まず計測が行われ、次に載荷を行った。 いずれも、設計条件は満たしており、載荷にもすべての作品がクリアした。 なお、8Nという荷重は、スパゲティを横に並べただけの単純梁の崩壊荷重を元に 設定された値である。

 
 

各チームからプレゼンテーションがあり、続いて八木先生からのデザイン的評価、 伊津野先生からの構造力学的評価があった。

審査結果:
6項目各4点満点で採点し、3人の審査員の点数を合計した。採点結果は次のようになり、表彰式が執り行われた。
新規性に優れていた構造デザイン研究室が優勝に選ばれた.

項目 耐震工学研 橋梁工学研 構造デザイン研 2回生グループ
重量 (gf) 246 348 260 284
スパン (mm) 610 505 1380 420
幅員 (mm) 95 60 60 60
機能性 10 8 7 9
構造特性 10 7 7 9
景観への配慮 6 7 9 9
新規性 9 6 13 9
模型の完成度 9 7 11 11
設計書 9 5 11 8
合計 53 40 58 65
順位 3位 4位 1位 2位


優勝:構造デザイン研究室 「A-bridge」

  

吊り床版の歩道橋で,新しいシステムへのチャレンジが評価される.建物への接合部に工夫が必要になる.

第2位:2回生グループ 「Spatial Beridge ~空間に架ける橋~」

  

きれいな3径間連続橋.ただし,側径間もアーチにするとともに,橋脚の下部を開かないようにした方がよい.

第3位:耐震工学研究室 「Green Bridge」

  

オーソドックスなアーチ橋でシンプルさがよい.床版がかなり薄いため,幅広く見えてしまうのが難点.

第4位:橋梁工学研究室 「高原大橋」

  

少しレトロな雰囲気が評価されるトラス橋.上に付加したトラスの必要性と,支点位置の合理性に問題がある.


来年度の予定
2009年11月に開催予定。テーマは未定。興味のある研究室はぜひ参加を。


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