OIKAWA Kiyoaki / Professor

(Japanese version only)

所属学科
建築都市デザイン学科
研究室名
都市空間デザイン研究室
専門分野
都市・建築空間計画
連絡先
Mail:oikawak@se.ritsumei.ac.jp / Tel:077-561-5113
所在地
トリシアII 2階
Webサイト
http://www.ritsumei.ac.jp/se/rv/oikawa/

都市空間デザイン研究室

研究概要
「都市・建築空間の形態解析と計画」
住居などの単体の建築から集落・市街地・都市に至るまで広範な構築環境を対象として、それらの空間構造の特性を形態学的・幾何学的な視点から客観的に記述・分析・評価する理論の開発を行っています。また、実際の建築・都市空間計画への適用方法について、特にデザインの立場から考究しています。現在取り組んでいる研究テーマは以下の通りです。

(1)建築・都市空間解析:建物・都市施設配置や土地利用、都市景観、人や車の流動量、公共空間,可視領域などを対象として、空間特性の描出を試みています。
(2)世界の伝統的住居・集落・都市の調査と分析:地域に固有な伝統的な住まいを現地調査し、自然・社会環境条件と空間構成の対応関係を相互に比較し、居住文化の特性について実証的な考察を行っています。
(3)空間計画の実践:住居や学校、商業建築の設計や都市空間の再編計画を継続して行っています。
研究室紹介
「都市・建築空間の調査・解析・創出を目指す研究室」

都市空間デザイン研究室では,建築・都市空間に興味のある人,意匠・設計を学びたい人を中心に,空間計画・解析手法の研究,各種コンペの参加や建築設計,学会発表などの多彩な活動を展開しています。現在(2012年)、院生11名,学部生11名が所属しており,日々研究・設計に励んでおります。主な研究内容は,建築・都市空間の解析です。空間構成要素の形態や配置様態を数理的に捉え,空間計画手法の開発を図っています。研究室の主な活動として,週に1,2度のゼミを行っています。修士論文・卒業論文や卒業設計のテーマを設定し,分析やエスキスを行い、発表・講評を行います。また,現代建築や歴史的建築・都市の調査を兼ねて,ゼミ合宿や見学旅行を実施しています。
研究テーマ
  • 世界の伝統的住居・集落・都市
  • 建物形状・隙間・空地
  • 都市内寺社境内空間
  • 街路ネットワーク構造
  • 文化財防災・観光
  • 施設配置と圏域構成
  • 可視領域
  • 市街地空間構造・景観・微地形・土地利用変遷
  • 空間の言語表現
  • まちづくり・中心市街地活性化・都市マスタープラン
  • 研究室と石原・山口計画研究所とで共同設計した吉祥寺エルビル2008

  • 原広司先生と研究室の学生,南米の仲間達と実施したボリビア実験住宅2010

  • 研究室が設計に携わった守山小学校・幼稚園合築計画2011

  • 研究室の学生が屋外壁画を作成
    (守山小学校・幼稚園)2011

  • 第3回文化遺産防災アイデアコンペ
    (研究室学生有志)・優秀賞2011

メッセージ
「建築・都市空間の調査・解析・創出」
建築・都市空間デザインは調査・解析・創出という主要かつ必須な3つの行為によって支えられています。これまでの研究も、これら3つの行為に沿ったかたちで展開しています。①調査:世界の伝統的住居・集落・都市の現地調査を継続的に行い(これまで約400箇所),素材・形態・技術・制度・風土・コスモロジーなどの観点から空間構成原理を相互に比較し、居住文化の特性について実証的な研究を行っています。②解析:空間把握とデザインのために、形状・パターン・稠密・可視・流動などの空間特性を記述・評価する解析ツールの開発と適用を試みています。③創出:空間計画手法の開発や,新たな建築・都市空間モデルの考案,実際の建築設計を手がけています。