トップページへ
独り言へ

2008/11/27(木)

Ireland & Rosen によれば、オイラーは Z/pZ の単数群が巡回群であると仮定して、 2 は mod 8 で 1 と合同な素数の平方剰余であることを証明したそうである。 (要するに、第二補充法則の一部を証明したことになる。) 当時は群なんて言葉もなかったろうから、 まあ要するに原始根の存在を仮定した、ということなんでしょうが。 ところが、Ireland & Rosen の、その歴史的な話題の前の部分に、 ζ=exp(2πi/8) を使った、第二補充法則の完璧な証明がでている。 これだと原始根の存在など仮定しなくてもいいし、明瞭なのに何故? と思うのは現代人の発想なんでしょうな。 当時は恐らく複素数はいかがわしい存在であったか、 もしくは考え出されていなかったのかもしれない。 オイラーの人生は 1707 年 4 月 15 日に始まり、1783 年 9 月 18 日に終わっている。 オイラーの時代には、Z の問題に複素数を使う、 などと言う、ある意味超越的な発想はなかったんでしょう。 (そうは言っても、e=−1 なんて言うのを オイラーは知っていたんだから、これまた不思議。)

こういうことは恐らく

足立恒雄「数・体系と歴史」朝倉書店

を見ればよいだろう、と思うので、 今度一回足立先生の本をじっくり読んでみよう。 (ずいぶん前に送っていただいたのだが、まだ読んでいないのだ ^_^;)

そうそう、先日フォレオに行くために、わざわざ遠回りして、 「松下南口」のバス停(2 箇所ある)の前を通ったら、 「パナソニック西口」に成っていた。ちょっともやもやがすっきりした。

2008/11/26(水)

ここで知ったのだが、 有限アーベル群の自己同型群の位数を明示的に書くことが出来るそうだ。 知らなかった。明日の講義でご披露を…、しないな。読まないだろうけど、 一応ダウンロードしておく。こうしてデスクトップは散らかっていく。

石田信「代数的整数論」森北書店、はいい本なんだが、 2 つ 3 つ文句を付けたいことがある。まず「任意な」という日本語は無いはずだが、 連発している。まあこれは枝葉。2 つ目は代数的数に 1 章使って、 代数的整数が 2 章になってようやく登場。 去年までは大学院の内部推薦の面接を 5 月にやっていた(今年から 7 月に変更) ので、「代数的整数」を知らないで「代数的整数論やってます」と 返答しなくてはいけないという困った事態が起こっていた。 3 つ目はイデアル類群が中々登場しないこと。 7 章でようやくイデアル類群が定義される。因みに言うと、4 月から読みはじめて、 今日ようやくイデアル類群に達したところ。決して遅くはなく、 よいペースで進んでるのに、11 月末までイデアル類群を知らない、 というのはかわいそう。ということで、来年度のゼミの本はどうしましょう?

2008/11/25(火)

昨日の書きっぷりを見ると、 フォレオの大垣書店が大きくない本屋のように読めた。 で、そんなことはないですよ、とこれから書く。 「ゆったりフロアに絵本から医学書まで 70 万冊。」 すごいでしょ。一回行ってみてくだされ > 近所の人々。 昨日は駐車場が混んでいて、 こういう時は「早く駐車スペースを 1 台分あけなければ」、 と慌ててしまう小心者だから、数学書のコーナーをちょっと見ただけだった。 今度行ったら文庫本のコーナーをゆっくり見ることにしよう。 しかし次から次と読まない文庫本がたまってしまう。 ポイントカードを作ってしまったので、定期的に買わなくてはいけない。 (最後に買ってから 1 年経つとポイントは無効になるらしい。) 電車・バスで通ってる頃はよく読んだものだが、最近はとんと読まない。 医者通いしている時も待合室での時間つぶしに本を読んだが、 医者通いも終わってしまったし…。 酔うと Amazon で何か買う、という悪い習慣もついた。どんどん本がたまる、 部屋は散らかる、肝心な時に読みたい本が見付からない、 で探すために部屋をひっくりかえしてまた散らかる、と悪循環。 いい加減少し Book Off あたりで処分しよう。

あ、そうだ、忘れてた。無料シャトルバスがあるらしい。(恐らく瀬田駅から。) ということで今度行く時は電車+シャトルバスにしようか。 そうすれば駐車スペースが何のかんのと、気にしないですむ。

いよいよ 3 回生の代数の講義はガロア理論にさしかかった。 来週基本定理を証明して、ガロア群の計算とか中間体との対応とか、 たくさんやって見せる予定。学生の理解度はともかく、こっちは楽しいからいいのだ。

年金の話。ねんきん特別便が大学に届いていた。それを見ると、 平成 3 年(1991 年)に国民年金に加入したことになっている。 しかし、この前親が「あんたは二十歳になってすぐ入ってる」 と言っていたような気がしたので、電話で聞いてみたら「そうだ」とのこと。 平成 3 年といえば小生 23 歳。(小生の年齢−20 が平成の年号。) ということは 1988 年(昭和 63 年)から数年分消えたことになっている。 「消えた年金」なんて他人事だと思っていたが、もしかしたら小生も被害者か? 学科の事務によれば「〆切はありません。納得いくまで調べてください」 とのことなので、じっくり調べてやる。

2008/11/24(月)

例によって「平日・月曜日」です。早目に来て、色々準備して、 まずは「数理科学セミナー」。来週から面白い所へ突入。 さて、学生は予習してくるでしょうか?期待薄。 午後は「代数学続論 I(旧カリキュラム)」。今日の出席者は 0 名の予定だが、 念のために教室でしばし待機。待ってる間は

神永正博・藤田育嗣「計算力をつける微分積分」裳華房

を眺めてみた。細かい証明はほとんど載ってないけど、これはこれでありかな、と。 春休みに一杯計算練習してみよっと。

案の定誰も来ないので、30 分くらいで教室から戻ってきて、学科の事務室へ。 学園通り(龍谷大学の近く)に大きな本屋がオープンした、という DM が入っていた。 帰りに寄ってみようっと。

で、早速寄ろうと思ったら、瀬田月輪町の交差点を過ぎてから大渋滞。 殆どクリープ現象だけで前進して、アクセル踏む必要がないくらい。 大学出る時に聞き始めた CD が、 瀬田大江町の交差点(学園通りの上側の入口)に着くころには終わってしまった。 大きな本屋、は間違いで、 大型ショッピングセンター「フォレオ」なるものが先日 open したようで、 大垣書店がその一階に入っていたのだ。せっかく待ったんだ、意地でも入ってやる、 そして買ってやる。で数学の本のコーナーを物色。探していた本はなかったが、

復刊基礎数学シリーズ、久保田富雄「整数論入門」朝倉書店

が目に入ったので、購入。もちろん個人研究費で。 ゼミのテキストにいいかどうか、と思って眺めてみたが、ちょっと難しそうだ。 また石田先生の本にしようか?それとも藤崎先生の本にしようか? まあいいや、もうちょっと考えよう。

2008/11/22(土)

わびのメイルを書いて、チェストーと飲みに行って、 一軒目の店を離れようとしたところ、「もう帰るん?」と言われて、 仕方ないので一杯御馳走に。左右から煙草の煙が来て、たまらんかった。 一軒目はその後一時間くらいで閉店になったので、もう一軒行くか、 と思ったら、二軒目は閉店準備中。「コロナ」一本だけなら良いらしいので、 素直に「コロナ」を飲んで退散。閉店にはもう 30 分くらいあるはずなんだが…。 まあ明日は「数理科学セミナー」の準備をしに大学へ行くので、 このへんで良かったのかもしれない。例によって月曜・祝日は平常営業。 別に小生は構わないが、学生、生協の人など、かわいそうな人はいっぱい。 祝日をつぶして授業とか、土曜日に月曜の授業をするとか、 そういうのをどうにかしてもらいたい嫌いはあるが、 当局はそれが素晴らしいことだと思い込んでいるので、どうにもなるまい。

2008/11/21(金)

坂本竜馬、難しい役どころとは思うが、玉木宏は案外似合っていた。 スカパー!でやっている「翔ぶが如く」では佐藤浩一がやっていた。これまた合う。 実は土佐弁を喋って、長髪にして、顔を汚く塗って、あんまり太っていなければ、 誰でも似合うんではないだろうか?

しかしさすがに 18 年前のドラマ、皆初々しい。 田中裕子、緒形直人、渡辺典子、南果歩、賀来千香子、…。 まさか渡辺典子が三流投手の嫁になって苦労するとか、 南果歩が辻仁成の嫁になって離婚されるとか、 緒方直人がいつまでも三流のままとか、想像も出来なかったな。 え、「緒形直人は大河ドラマで主人公の信長を演じたから三流じゃないって?」。 いえいえ、死ぬ直前まで存在感一杯だった親の緒形拳に比べたら、 しょせんは三流ですよ。

セ・リーグの MVP はラミレスで当然だろう、と思ったが、 パ・リーグの岩隈はもめただろう。まあ 21 勝、防御率 1 位など、 資格は十分だと思われるが。埼玉西武に目立った選手がいなかったのも事実。 おかわり君は本塁打王だけど打率が低すぎる、 片岡と栗山は共に最多安打とはいえ、一番二番はやはり地味。 ピッチャーでは、日本シリーズで大活躍した岸が高々 12 勝。 やっぱり岩隈かな。優勝チーム以外からの MVP はイチロー以来とか。 とにかく来年は岩隈以外が頑張って、チームを優勝させるべし。

昨日拉致られて、「明日は飲みにいきましょう」と誘われたが、 「おいは明日のことまではわかいもはん」と伝えた通り、 約束の時間には寝ていた。わびのメイルでも書いておくか。

2008/11/20(木)

講義と卒研を片付けて、「チェストー」とやってから、梯子。 忘れないうちに書いておく。1 軒目(いわゆる「開口」。) 若夫婦が一組、のび太くんみたいな人が一人。 ボジョレーヌーボーとフランス制の白ワイン(名前失念) をオーナーのおごりで飲み飲み、夫婦喧嘩をあおるだけあおって、閉店まで居座る。 「三条から五条まではおいの目が光ってるぞ、チェストー」と捨て台詞を残して、 店を後に。南に行って曲がって西か、北へ行くか迷ったが、 南西の店(いわゆる「COLOR'S」)は閉店の時間だったので、 北(いわゆる「也」)へ。出口に一番近い場所に座って、「芋焼酎薄めで」、 と比較的冷静に悪酔いしない酒を頼んで、「炭水化物は取った方がいいですよ」 と勧められて、スパゲッティ。ここで、逆に、包囲網を敷いたつもりだったが、 「加川包囲網」にひっかかった。「おいは明日のことまではわかいもはん」 と伝えておいた。その後「芋焼酎薄めで」ともう一杯頼んで、退散。

もうちょっと書いておこう。順不同。「看護婦」、「第二夫人」、「水谷公夫」、 「玉乃光」、「吉之助さぁ」、「俺のことを『浜田』だと思ってたらしい」、 「パソコンが無くなったら、不況も無くなるんじゃないか?」。 まあこんなもんか。もっと思い出したら書き足して、 それで今晩の顛末を思い出せるだろうから、そうしたら明日また書く。

2008/11/18(火)

4 時から教員会議。大量の人事があるため、7 時近くまでかかった。 7 時からはラジオでニュース&ミュージック「ネオスイング」が始まるので、 取り急ぎ駐車場へ。さすがに寒い。やはりもう一枚羽織ってくるんだった、 と後悔。もうすぐ駐車場、というところで、がっちり着込んだ人が近付いてきた。 「電話をしたいけどどこにある?」と英語で聞かれた。 「バス停の近くにあるけど、わかるか?」と英語で聞いたら、 「知らない」とのこと。寒くてかなわないので、場所を適当に教えておさらば。 電話は出来たんでしょうか?

寒いと思ったら、明朝の最低気温は 1 度、 日中でも 10 度くらいまでしかいかないらしい。やはり明日は冬支度して行くか。

2008/11/17(月)

久々に名神に乗らずに、南田山、国道一号経由で帰った。 確かに近江、帝産とも「パナソニック東口」にバス停名は変わっていた。 南田山の手前で、帝産のデジタル表示でないバスに出会った。 「松下南口経由」と出ていた。 南田山で右折してから瀬田駅まではいつもの通り渋滞。 瀬田駅前で近江鉄道バスの「飛島グリーンヒル」行きに出会った。 表示はデジタル表示では無かったので、見てみると「松下東口経由」と出ていた。 さすがにまだ対応しきれていないらしい。

山科まで来ると、京阪バスの「大津京駅」行きに出会った。 デジタル表示では無いのに、対応していた。 確か「西大津」駅が「大津京」駅に改名してすぐにもう行先表示が変わっていた。 京阪バスは帝産バスや近江鉄道バスに比べると対応が早い。

2008/11/16(日)

中継プレーの僅かな隙をついて、一気にホームイン、 埼玉西武のお家芸ですな。クロマティ、川相の緩慢な中継プレーの隙を付いて、 辻がホームを駆け抜けたシーンが思い出された。 埼玉西武はリーグ優勝、CS 制覇、日本シリーズ制覇、アジアシリーズ制覇の、 完璧な優勝。お見事である。アジアシリーズはこれで日本の 4 連覇。 次は WBC 制覇といきたいところだが、監督が原では…。 脇をかためてくれる山田久志コーチや伊藤勤コーチの手腕に期待したい。

2008/11/15(土)

久々に「めちゃめちゃいけてる」を見た。相変わらず馬鹿馬鹿しい。 伝説の深夜番組「とぶくすり」当時よりはるかに馬鹿馬鹿しい。 50 数分間、笑いながら見てしまった。

その後、先日ココ一で見た新聞に、 週べ(週間ベースボールの略称) に日本シリーズ特集が載っていると書いてあったので、 近所の山科書店に買いにいく。無かった。仕方ないので、 “Number”の日本シリーズ特集号を買う。表紙はもちろん岸。 読むのは後回しにして、とりあえず COLOR'S へ。 初めてのお客さんが多かったので、店長が相手をしている間に、一記事、二記事読む。 面白そうだ。とりあえず「上杉景勝」は後回しにして、 “Number”を読むことにする。

「今季の最終成績は 48 勝 94 敗 2 分、 首位とは 36.5 ゲーム差と記録的大敗で最下位となったベイスターズ。 その中で 3 番内川と 4 番村田は弧軍奮闘し、 それぞれ首位打者と本塁打王に輝いた。歓喜の優勝から 10 年を経て、 来季からのチームの行く末は、この 2 人が鍵を握っている。」
という記事があった。酔いが覚めたら、ゆっくり読むとしよう。

しかし 10 年経つのは早いものである。 横浜スタジアムで、進藤の逆転タイムリーでワーっと盛り上がり、 新庄が佐々木から三振を奪われて、歓喜の優勝。 ゼミの準備もそこそこに、 聖地ハマスタでオーロラビジョンを見るべく 17 時過ぎに生家を出発したのは、 つい昨日のことのようである。それから 10 年。 当時 30 歳だった小生は当然 40 歳になった。当時のメンバーで、 まだ現役で YB で頑張ってるのは、佐伯、三浦、横山くらいなもんだろうか。 谷繁は中日に FA 移籍したし、石井琢郎は自由契約になり、広島に移籍とか。 98 年に 17勝した川村は引退し、首位打者、日本シリーズ MVP の鈴木尚典も引退。 三浦は FA 宣言したらしい。 時の移ろいを感じる。小生はというと、その後何の成果もあげていない。 早く今書きかけの論文を書いて投稿しないと。 一月半ばまでは毎週戦争で、四月になると新しい戦争が始まるから、 そのわずかな期間で論文を書き上げないと。

2008/11/14(金)

一杯ひっかける、の予定だったが、開口のオーナーに貸してあった「J.BOY」を 返してもらおうと思って、開口ヘ。ビールや焼酎を飲みながら、deep な浜省話など。 お互い詳しいつもりでいるが、それぞれが知らないことがあるので、情報交換など。 「ビッグ・ボーイ・ブルースが聞こえる」は小生が読んだことがあるが、 オーナーは読んだことがないらしい。実家に帰ったら探す、 それには兄者の許可が必要、などなど。今度帰ったら兄者に嫌味を言われながら、 箱を開けさせてもらおう。

その後約束通り「也」へ。途中でW先生と会ったが、 今日は会わなかったことにしてたもんせ、と頼んでおいた。 W先生はまた後日連れていくことにして、今日は一人で。 約束を守って大分感謝された。おなごの手は冷たか。 帰り道に空を見上げると、月と星が綺麗だった。 月は卒研ゼミの途中に昇っていくのが見えた。真ん丸で綺麗だったから、 恐らく満月。学生が「ガウスの補題が…」と言っているのをよそに、 月ばっかり見ていた。「也」からの帰り道に空を見上げると、月と星が綺麗だった。
♪ビルとビルの間昇っていく moon 数えきれぬ青白い stars
ていう感じだった。

今日はゆっくり寝る予定。目が覚めたら銀行へ。

遅く(早く?)まで飲んだので、今日はきっと遅くまで寝るだろう、 と思いきや、割合早く目が覚めた。銀行へ行く前に、メイルチェック。 すると日頃の行いが良い(か?)ためか、「失物見付かる」とのメイルが。 とりあえず大学まですっ飛んで行って、失物を受け取る。 その後銀行へ行き、手続きをして、無事キャッシュカード紛失事件は解決。 良かった良かった。

2008/11/13(木)

今日はひどく疲れた。一杯ひっかけて寝るとしよう。

平方剰余に関するガウスの補題 (最小剰余の内、負になるものの個数でルジャンドル記号の値がわかるという、 あれですわ)を使った証明って、何かどれもすっきりしない。だまされた気分。 やっぱりガウス和をガリガリ変形していって、証明が完成するあれとか、 円分体の相互法則を用いた証明とかの方が気分いいな。

2008/11/12(水)

近江鉄道のホームページを見たら、バス停名変更の案内が出ていた。 「松下電器前」は「パナソニック前」などなど、一気に変更したようだ。 ただ一つ謎なのが、旧「松下南口」が「パナソニック西口」に変更したようだが、 何故「南」を「西」に変更したんだろうか?それともとっくの前から 「松下西口」になっていたんだろうか?謎。

詐欺師!(詳細は秘密)

まあそれはともかく。会議にて。
主任「来週かくかくしかじか言う仕事があるんやけど、 誰か手伝ってくれへんかなぁ。いつがいい?」
加「水曜日のこの時間なら空いてますよ。」
主任「そらこの時間は誰でも空いてるがな。」
自明な答えを返してしまった。恥ずかしい。

2008/11/11(火)

今日はポッキー、プリッツの日とか。 平成 11 年 11 月 11 日に制定されたらしい。 デジタル時計で 11 月 11 日 1 時 11 分(午後の)は見たので、 今晩は意地でも 11 月 11 日 11 時 11 分を見てやる。

講義のため大学へ。目の前で草津駅行きのバスが出発した。 が、行き先表示を見ると、何かいつもと違う。よーく目を凝らしてみると、 「パナソニック東口 草津駅」となっている。何と、 バス停の名前も「松下東口」から「パナソニック東口」に変えたのか。 ということは当然「松下南口」も「松下電器前」も変わっているはずだなー。 今度瀬田駅からバスに乗ってみるか。そうすれば 3 ついっぺんに確かめられる。 まてよ、「松下団地」て言うバス停もあったな。それも変わってるのかな? それを確かめるにはどのバスに乗ればいいんだろう?

帰りは「パナソニック東口 南草津駅」を見た。 「松下通過 南草津駅」はどうなったんだろう? やはり「パナソニック通過 南草津駅」なんだろうか? たしかそのバスの前は「松下東口停車せず 立命館大学」のはずだが、 どう変わったんだろうか?そもそもデジタル表示になっていない、 古典的方向幕のバスはどうしたんだろうか?全部確認するのは大変だ。

報道ステーションを見ながら寝てしまった。慌てて起きたら 11 時 7 分くらい。 良かった、間に合った。 その後無事 11 月 11 日 11 時 11 分 11 秒を見ることが出来ました。

2008/11/10(月)

祝・埼玉西武ライオンズ日本一! 「ごきぶり」ジャイアンツの進撃を断ち切った岸、 そして 7 戦目の石井(一)以下のリリーフ陣は見事の一言に尽きる。 とにかく「メークなんちゃら」なるものが完成しなくて良かった。 来年度は、希望と現状を鑑みるに
1. 阪神
2. 中日
3. 広島
4. ヤクルト
5. 横浜
6. ごきぶり
と言う感じで。

月曜日の午前中は数理科学セミナー。 教室へ向かう途中、他のクラスを担当する O 先生(older)に会った。 登録者は 10 人とのこと。羨ましい。こちとら 60 人。 セミナーにならないちゅうの、そんな多かったら。 来年度の卒研が 15 名で、これですら多いというのに。 今日はつるし上げと説教を少しした。 「なめたらいかんぜよ」という内容をオブラートに包んで言った。

午後は代数学続論 I(旧カリキュラム)。出席者は毎回 1 名。 どこかの学校で教えながら、数学の免許を取るために来てるそうな。 「祝日に月曜の講義をやる時は、クラブ活動の関係で休ませてください」 とのこと。ということで 3 日は休んだらしい。24 日も休ませてください、 とのことなので、他の受講生が来ないことを一応確認してから帰る予定。 その間は読書でも、試験問題作りでも何でも出来る。

で今日は部分群だの、同値類別だの、写像が全単射だの、2 回生向けの内容。 知らないんじゃ先に進めないんだから仕方ない。 来週中にはフェルマー小定理を終わらせられるんじゃないだろうか。 その後環論に入って、剰余環とか可逆元のなす群とかやれば、 オイラーの定理も Chinese Remainder Theorem も出来る。 さて後何週間かかるでしょう?そもそも単位認定レポートの問題はどうしようか? 去年の使い回しは絶対できないし、彼だけ無条件合格、というわけにもいかない。 シラバスに 「レポート試験 100%、12 月後半に配布するレポートの出来具合により 成績評価をする」と書いてしまった以上。 シラバスの内容を変更するには執行部の許可がいるとか。 「シラバスとは学生と教員間の契約であり…」とか何とか書いてある文書があった。 が、授業評価アンケートの「シラバスは役に立ったか」に対する答えを見ると、 50%くらいの人が「見なかった」と答えている。 そんなの契約書と言えるんだろうか? まあいずれにせよ問題は用意しておく必要があるな。

で講義を終わって戻ってくると、 丁度 O 先生(older)がお帰りになるところだった。 「今日はよう会うねぇ」、「そうですね」という所でエレベーターが来たので、 さようなら。

2008/11/6(木)

可解群とかベキ零群とか、聞くのも話すのも大変な話題を最近講義している。 で、やっぱり「奇数位数なら可解群」という大定理に触れないわけにはいかない。 ということで紹介だけした。論文そのものは Pacific J. Math. の 13 号(1963)775−1029 に出ているそうだが、 とても読めた代物では無いに違いないので、一生読まない。 (因みに review は日本が世界に誇る群論の大家、 鈴木通夫先生がされていた。)

2008/11/5(水)

病院通いは今日で終了。ただ、化膿を抑えただけで、本体はまだ残っている。 「もしマルッと取ってしまうんでしたら形成外科に」とのこと。 この前取ったときは、何分にも切って縫っててぇのが初めてだったので、 抜糸までの一週間、恐くて力仕事が一切できなかった。 (3 リットルの湯沸しポットに水を入れるのは、 わざわざ 500ml のペットボトルに小分けして持っていって入れていた。) 今度は場所が場所(右肩の首の付根の近く)だけに、 恐がってたら利き腕が動かせなくて、講義ができなくなって、となってしまうので、 マルッと取るなら入試の採点後ということになろう。 まあしばらく化膿しないことを願う。

今日は会議の開始がいつもより遅かったので、当然終わるのも遅かった。 で通勤割引が適用されない時間に成ってしまった。まあいいや。 今朝は急いでなかったから、名神使わずに来てるし、200 円くらい。 埼玉西武が勝ってるようだし、早く帰って日本シリーズ見ようっと。 (ただいま 19 時 56 分。3−0 で埼玉西武のリード。)

20 時 30 分頃帰宅。5−0 になっていた。おかわり君大爆発、 で 21 時過ぎに試合終了。岸は日本シリーズ初登板初完封の快挙。 気分良く寝られそうである。

しかし岸は去年新人王なんぞ取らなくて良かった。 去年は田中マー君、岸、並んで 11 勝だったが、 登板回数の多さやらもろもろの事情で田中が新人王。 新人王を取った選手は伸び悩む、短命で終わる、というパターンが多い。 今年は岸は 12 勝、田中は 9 勝。 田中にはせめて斎藤(早大)と投げあうまでは頑張ってほしい。

2008/11/4(火)

ここんとこ生活が不規則になっている。昨日は「水戸黄門」の始まる前に寝て、 深夜に目が覚める。その後ちょっとビデオを見て、また就寝。 9 時前に目が覚めた。ようやく少しすっきりした。明日は医者だし、今日も早寝。

起きて朝食を食べた後、読書。読書は大抵戦国時代ものと決まっているのだが、 今日は、 金子晃「数理系のための基礎と応用 微分積分 I −理論を中心に−」サイエンス社、 の最初の方を読んでみた。実数をまじめに論ずる必要性を説いて、 体であること、演算と両立する順序が入っていること、 単調増加で上に有界な数列は収束すること、 これくらい仮定して「アルキメデスの公理」、 「実数体の中で有理数体は稠密であること」など導いている。面白い。 (もちろん収束の厳密な定義は後でやり直すようだが。)

金子晃先生と言えば、現在は「お茶の水女子大符号暗号友の会」(だったかな?) の会員らしく、サイエンス社から「応用代数講義」という、 大変面白い本を出版していらっしゃる。が、元々は超関数で有名な方で、 東大出版会から「超関数入門」という本が出ている。 初めてお会いしたときに名刺をいただいて、「あ、あの超関数の…」 と言ったら「おや、よく御存じで」と言われたものだ。

超関数の人が大学では代数を教えている、最初は妙に思えたもんだが、 思えば来年度は立命では、「計算機の先生」と思われているT先生が群論を教えたり、 「代数の先生」と思われている小生が「複素解析」を教えたりする。 学生にとってはさぞ妙に写るに違いない。 しかし、T先生の現在の専門は「可換環」であり、 その分野で論文を書いていらっしゃる。 小生の専門である「代数的整数論」では、 ミンコフスキーの数の幾何を応用するあたりで重積分の計算が出てきたり、 アーベル体の類数公式を導くあたりでは、ゼータ関数やL関数といった 複素関数が出てきて、計算中には複素変数の log が出てきたりする。 「複素解析」の初歩くらいなら、小生でも教えられるのだ! むしろ群論より好きだったりする。ということで 4 月になるのが楽しみである。
#その前に今週の群論が…

そういえば一回だけ位相空間論を教えたことがあるが、 整数論では対象物に位相をいれることもしばしばである。 例えば(無限次)ガロア拡大のガロア群、アデール環、イデール群 etc. そもそも体を完備化するときは、 代数よりむしろ位相やε−δ論法が得意じゃないと困る。 位相空間は学生の頃相当勉強した。 講義は上手にできなかったし、テスト問題も不評だったが、 楽しくやった覚えがある。ということで学生諸氏、 あまり選り好みはせずに、色々勉強しましょう。

2008/11/3(月)

目が覚めたらほぼ 10 時。8 時台に起きて、一っ風呂浴びて大学へ、 という目論見は潰えた。ただ講義室にはちゃんと定時に行った。 で数理科学セミナーですが、今回はあんまりつるし上げをしないですみました。 やっぱり予習しないとまずい、ということにようやく気づいてくれたのでしょうか。

昼食後大先輩から電話がかかってきて、ある件についてちょっと打ち合わせ。 今日は休日なのに何故大学へ電話を?と思ったら、 単に手帳の電話番号の上に書いてある方にかけたらしい。 うちは祝日をつぶしたり、土曜日に月曜の授業をやったりと、色々大変なんですよ、 と話して気の毒がられる。今日はもう一コマやって終了。大抵出席者は一名。 相手が数理の学生なら、抽象理論は全て知っているとみなしてガンガン進むんだが、 他学科の卒業生で、 数学の教員免許を取るための必要単位の一つとして登録したそうだから、 群の定義とか、同値関係で割るとか、そういうことを丁寧に解説することとし、 Z[√-5] が P.I.D.でも U.F.D.でもないから、 イデアル類群を導入して…、は諦めることにする。 当面の目標はオイラーの定理とフェルマー小定理の証明。 (有限群の性質の系として証明する方法を採用する。)

2008/11/2(日)

で帰宅後は夕方の 5 時半までくらいまで寝た。 日本シリーズが始まるちょい前だったので、今日は試合開始から。 最後はもの凄く気分の悪い終わりかただったので、そのままテレビを消して就寝。 夜中 1 時ころ目覚める。 見ないままになっていた大河ドラマ「篤姫」を数話分見て、 さてまだ何かやってるかな、と思って関テレに回したら、F1 がやっていた。 普段はあんまり見ないんだが、ワールドチャンピオンが 1 ポイント差で決まるかも、 という展開だそうなので、ちょっと熱中。4 時過ぎに終了。 (つまり 10 分程前。)8 時過ぎまで仮眠を取って、出勤の予定。 え、祝日だろうって?いえいえ、11 月 3 日文化の日(祝日)、 と書いて平日・月曜日っていういつものあれですがな。 数理科学セミナーで学生をつるし上げるためにも、寝坊しないようにしないと。 目覚し時計と、テレビのオンタイマーをセットして、 歯を磨いて就寝。
#何故強調文字にしたかは、一部に意味明瞭。

2008/11/1(土)

昨晩はその後ゲスト 2 名と山科の、よく知らない店へ行く。 幸い警察には叱られなかった。楽しく飲んでいるはずだったが、 何時の間にか「帰る!」とか風向きが悪くなってきた。わけがわからないので、 二人を見ぬふりをして「らくざ」へ。閉店ぎりぎりまでねばって、 さて帰るか、と思ったら、後ろ姿で彼とわかる姿があったので、「也」へ。 とりあえずバーボンロック。全然減らないまま、閉店の時間。 店の人が大分消費してくれて、閉店の時間には店から退出。 「13 日(木)の晩にくみが最後なんで来て下さい」との書類をもらったので、 13 日は「也」に行くことが確定。幸い機密情報は口走らなかった。 もっと楽しい話ばっかりだったからね。4 月になるのが楽しみだ。 とりあえず W 先生、 11 月 1日の晩は COLOR'S でライブが夜 9 時くらいからあるので、 行って楽しみましょう。僕はカメラマンなので、あまり飲めませんが。

昼。昨晩の険悪な雰囲気が嘘のように、ゲスト 2 名は楽しそうだった。 で研究打ち合わせなどして、宿場蕎麦を食べて終了。総じて楽しかった。 また来てください。

夜は COLOR'S でライブ。例によってカメラマン。 今回は開口のオーナーが来なかったので、ライブはいつもより短時間で終了。 ライブの時は朝の 4 時過ぎまで飲み続けると相場が決まっているのに、 3 時くらいで終わってしまった。で、何となくもうちっと飲みたくて、 「也」へ行ってしまった。梅酒を 3 杯ほどと、比較的大人しく飲んだ。 というのも、隣の人とその隣の人が何やらもめている。 その仲裁に店の人が忙しかったため、中々注文できなかったのである。 もちろん、ゲストと 2 晩続けて飲んだので、 「飲みすぎかな?」とちょっと抑制したのもあるが。 閉店まで居座って、片付けを手伝ったりして終了。二人は表に出てももめ続けていた。