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独り言へ

2009/11/30(月)

大山鳴動して鼠一匹。結局飲みすぎらしいということで一安心。 胃腸薬を処方されて、その後出勤。複素解析 II の講義。 ルーシェの定理を用いていわゆる「代数学の基本定理」を証明する、 というのが例であったので、紹介。過去に習った証明 (リュービルの定理を用いたもの、ガロア理論を用いたもの)は、 いずれも解が存在することを証明するだけである。 次数個の根があるのは結局因数定理によるわけだが、 ルーシェの定理の系として証明すると、 n 次式が n 個の根を持つことが一気に証明されてしまう。素晴らしい。 学生にその興奮を伝えたかったが、常時興奮モードで講義をしているので、 伝わらなかったことでしょう。ただ、先日の補講を欠席していた 4 回生 K 君は、 代数学の基本定理の証明を見ることが出来て嬉しかったでしょう。

講義終了後、昼食。食後に医者の処方してくれた薬を飲む。 が、なんとなくまだ胃腸の具合がよくない。まだ酒が残っているのか、 それとも土曜日の補講にプレッシャーを感じているのからかもしれない。 金曜日の晩は宴会なので、補講に遅刻しないで来られるか、 というのももちろんプレッシャーの一つだが、 解析接続の一般論を講義するプレッシャーの方が大きい。さて勉強だ。

2009/11/29(日)

二日続けて飲みすぎのため、恒例の下痢。但し今回は質が悪い。 何か固形物でも液体でも胃腸に入れると、その瞬間に即腹が痛くなる。 一体全体何度トイレに行ったやら。 14 時くらいには一旦治まったようなので、大学へ車を取りにいく。 (木曜日の F 先生の講演の前に急ぎの用があったので、 酒の席があるのを承知で車で行った。金曜日は夕刻近くまで寝ていて、 その後飲みに行ったので、車は置きっ放し。) しかし次の電車までの待ち時間 10 分程の間にまた腹痛。 電車では当然トイレのある車両へ。幸いその後大学までと、 車で帰ってくる間は正常だった。帰宅後、相撲を見ていたらまた腹痛。 個人的に応援している鶴竜の一番を見損ねた。まあ結びの一番は見られたのでよいが。 一応明日医者に寄ってから大学へ行こうかなと思った次第。 本当は休みたいところだが、もう休講にするわけにはいかないので。

「村下孝蔵ストーリー」をようやく電車の中で読みはじめた。 氏の生まれた環境や友達の話を集めて本にまとめたものなので、 すぐ chapter が変わるから、開いてる時間にちゃっちゃと読むには良さそうだ。

2009/11/27(金)

今日は社長(誰?)の新店舗がオープンということで、女性 3 人と木屋町へ。 (いいだろ!)料理はおいしく、ビールもスーパードライじゃないということで、 ビールを次から次へと。一緒に行った女の子がカウントしていて、 「7 杯飲んでましたよ」とのこと。3 時間くらい居座って、 4 人で総額は 4 桁。まあ今日はオープン記念で、ドリンクが半額らしいので。 今年は同業者が京都に来る機会がないので、 「加川君、木屋町においしい店はないの?」と聞かれない。残念。 来年度以降まで店がやっていれば、そこに皆を案内する予定。

昨日のセミナーで、 「11/8 不等式」という松本幸夫先生が提唱した予想があると聞いた。 で、「11/8」は松本幸夫先生の誕生日らしい。 ただその日は松本先生の誕生日ではなく、予想にあわせて誕生日を変えた、 という予想もあるらしい。 小生もいつか「1/8 不等式」みたいな conjecture を提唱してみたいな。 ただ立命では毎年 1 月 8 日はもう授業日なので、 その日に予想をたてる余裕はないな。まあいいや。

何度も書いているが、COLOR'S は誕生日は 2000 円飲み放題。 来年の誕生日は金曜日だし、よし、と思ったら、 成人の日の代わりを 1 月 9 日にやれ、とのこと。 Шない、来年は諦めるか。

2009/11/26(木)

財布を整理していたら、この前の裁判の時の「ご利用明細」が出てきた。 そのときは「びわこ銀行」から振り込んでいるので、単純に比較は出来ないが、 その時の手数料は 420 円。今回はゆうちょ銀行から振り込んだが、 手数料は 80 円!ゆうちょ、頑張ってるね。

深夜に NHK で「大相撲幕内全取組」という番組がやっている。 大抵始まる前に寝てるんだが、今日は諸事情で起きていた。 (「諸事情」が何かは演習。)で、十両の結果は、 画像無しで結果だけは紹介してくれる。それを見ていてびっくり。 「土佐の海」ってまだ現役なんだ!「魁皇」も「千代大海」も頑張っている。 「千代大海」は来場所に進退をかける。頑張ってほしいもんだ。 俺も負けずに頑張る!

夕刻から同僚の研究内容を聞くべく職場へ。 昔勉強したが忘れているキーワードが出てきて、全くに近いくらいわからなかった。 でも、さすがその分野の第一人者らしく、穏やかな中にも迫力のある講演だった。 学生の皆さん、F先生をなめちゃいけませんぜ。

終了後は南草津の駅前でお食事会(もちろんアルコール入り)。 「コボルディズム」には日本語訳があるが、じゃあ「ボルディズム」にはあるのか? という話から随分盛り上がり、激辛のびのびラーメンで終了。 前は 23:03 くらいに「西明石」行の電車があったはずだが、 いつのまにか 22:59 発「大阪」行になっていた。 車内では数学の話や生臭い話をして、山科着。 Y先生を誘って「らくざ」に行こうと思ったんだが、断られたので一人で。 もうすぐ生産中止になるスコッチを 2 杯飲んで、 商品化された、ずいぶん前に試供品をもらった「富士山麓」を飲んで撤収。 来週の焼肉パーティーの布石を打つべく「串焼き也」へ。 「一応予約しといて」とセ・リーグの新人王と同姓同名の店主に言われたので、 明日電話をしようと決めて、帰宅。明日の予定が同時に決まってしまったので、 明日(27 日)は大学に行かないので、事務には「用事はメイルで」と頼んで就寝。 さて、あしたは何時に起きられるでしょうか?

「お前は飲んでばっかりでけしからん 」という意見をしばしば聞くのだが、 どうしてどうして、飲み会で勇気をもらって帰ってきたり、 大卒の就職状況を聞いたりと、いいこともある。そういうことに 「事業仕分け」という大義名分のもとに予算が削れるのはけしからん。 れんほう(漢字失念、後日直す)が偉そうにしてるのが、 鼻についてしかたない。何を若僧が偉そうに、と思ったら、れんほうは小生と同い年。 大学の時の友人に同じクラスだか隣のクラスの人がいたので覚えている。 人間 41〜42 になれば、あれくらい偉そうになれるんだが、 と感心というか、偉そうになれるだが高飛車になれるんだな、 と思ってニュースを見ていたんだが、れんほう感じ悪いね。 もっと穏やかに言えないんだろうか?

明日も飲みに行く約束をしたので、もう寝ます。

2009/11/25(水)

科学技術の予算削減が進んでいるようだが、これには猛反対したい。 役に立たないものには金を出さない、ということのようだが、それはまずいのだ。 「科学って、やった 1/10 も成功すればいいんじゃないですか?」 と大学生がインタビューで答えていたが、その通り。1/100 でもいいと思う。 数学は一番攻撃の的になる。横浜市立大学や首都大学東京の「改悪」を見ればわかる。 余る程の予算はいらないが、適切な予算配分を願う。

今日は昼からゼミ。が行ってみると I 君しかいない。 「A 君が体調を崩して来られない」とのこと。 A 君が大定理の証明の続きをやることになっていたので、 「今日は無しにしてください」とのことなので、ゼミは無し。 ちなみにもう一人の K 君は随分長いこと体調を崩しているようで、 今日もいなかった。最近小生のゼミの学生がよく体調を崩すが、 やはり学生の間では風邪やインフルエンザが広まっているようだ。 うつされないよう気を付けよう。

夕刻からの会議は長くなりそうなので、 会議前に subway のサンドイッチを食べて備える。 大学の中に subway が出来て随分経っているが、先日初めて買った。 スタンプカードをもらってしまったので、 これから何度も使うことになるでしょう。

会議は 19 時 30 分ころ終了。因みに開始は 16 時 30 分。 「思ったより短くすんでよかった」と主任が言っていたが、 「その通り」と思ってしまうあたりは立命慣れしてしまった証拠か?

2009/11/24(火)

火曜日なのに「宿場蕎麦」に行かずに、生協の弁当。 食べ終わってしばしすると、A名誉教授が来訪。 「2007 年度の『一時金裁判』の原告に成ってください」と先日頼まれていたのだが、 その件で。2007 年度 11 月の給与明細を渡して、 引き換えに郵便局への振込証を渡される。 火曜の午後は教員会議まで用事がないので、早速振り込みに。 カウンターのお姉さんに振込用紙を渡すと、 「ATM で振り込んだ方が手数料が安くなりますよ」とのことなので、 ATM へ行ってみると、機械の一番上に用紙の挿入口がある。知らなかった。 未だに郵便貯金をしたことがないので、郵便局の ATM を相手にするのは初めてだ。 で振込手数料は 80 円。普通だといくらかかるか知らないが、 多分 3 桁でしょう。うむ、民営化されたおかげか、サービスが良くなった。 前の時はシレっと受け取って、何も言わずに手数料を数百円払わされたが。

その後大学へ戻ろうと思ったんだが、「松下中央」の交差点を左折。 この前かがやき通りを通った時に大きな本屋、CD 屋を見付けたので、視察。 中々品揃えのいい本屋だ。文庫本の欄を眺めるも、とりあえず今日は何も買わず。 数学書も少しだが売っていた。スチュワートの「明快ガロア理論」(訳者失念) も売っていたが、確か Foleo の大垣書店でも売っていたので、 買うならそっちで。ポイントが付くからね。 この本屋でももしかするとポイントカードがあるのかも知れないが、 ポイントカードを増やすと色々面倒なので、大垣書店で買うこととする。

そうそう、一部で有名な「数学ガール フェルマーの最終定理」も売っていたが、 これは持っているのでもちろん買わず。単なる「数学ガール」や 「数学ガール ゲーデルの不完全性定理」は売っていなかった。 前者は持っていて、後者は近いうちに Amazon で買う予定。

その後大学へ戻ってくる。時間に余裕があるのでふらふらと歩いてみると、 結構木々が色づいている。こういうのをゆっくり楽しむ余裕があるといいね。

16 時 30 分から教員会議。人事案件が多かったせいで、長かった。 人事は当人を退席させて行い、すんだら戻ってくる、というのが当然のやりかたで、 もちろんそうやった。結果を見る時は本人は戻ってきているのだが、 「あの人はきっといやーな気分になったろうな」という結果。 これ以上書くわけにはいかないので、もうやめる。

19 時 45 分頃大学を出る。草津田上インターの近くで「事故」の表示。 何を間違ったのか、トラックが出口と入口の境にぶつかっていた。 で、出口はふさがってしまっていたが、入口は開いていたので、名神で帰ってくる。 その後部屋に戻ると根が生えてしまうので、車を降りそのまま夕食へ。 31 日までの 100 円引き券を使うため。ラーメン、餃子で 100 円引いて 1010 円。 結構高いな。まあいいや。今日は手数料が安くすんで、夕食も 100 円引き。 昼も宿場蕎麦でなく生協弁当で済ましてるので安くすんでるし。

2009/11/23(月)

「密謀」ようやく読み終えた。何か最後は呆気無くて、力が抜けた。 読み終えた後は風呂に入って、大学へ。 誰が何と言おうと今日は平日月曜日である。

昔「敬子」さんという人に、 「添字に k を使うのはやめましょう。特に個数に関する場合は」と言われて、 意味がわからなかった。後日友人の解説を聞いて納得。 「k 個」と言われるとどきっとするらしい。 で今日の講義で「k 次」なる言葉を発した後、 「謎の中国人」は今ごろくしゃみをしてるかもしれんな、と思った。詳細は演習。

今日の卒研ゼミの最中、何度も笑いそうになった。 「p1 の a1乗」を「ピーワンのエーいちじょう」と読むのが おかしくて。それだけならいいんだが、 「p2 の a2乗」も「ピーツーのエーにじょう」とも読むから。 まあ本質的なことではないんで突っ込みませんでしたけどね。

本質的でない、と言えば、「…」を 3 の倍数個で書かないと Alan Baker は怒るらしい。数年前の卒研の学生で、 4 個だったり 5 個だったした学生がいたが、確かに気持ち悪い。 それに O 先生(younger)の影響で、立命では「だだだ」と読む人が多いし。 (辞書にも「だだだ」で登録してある。)

本質的でない質問が続く。皆さんΣで和を表すとき、下から書きます? そういう人の方が多いですよね。なんたって 「n=1 から k まで足す」わけですから。 これを上から書く学生がいて、気持ち悪いのなんの。 定積分もまず下を書いて上か書くのが自然でしょう。 なんたって「a から b まで積分する」ってわけですから。 これも上から書く人がいる。気持ち悪い。

さらに本質的でない話は続く。日本人は「5/8」を「8 分の 5」と読むが、 英米人は「five over eight」と読む(らしい)。で早稲田の先生が 「five over eight」 と喋りながら最初に 8 を書いて後から 5 を書くのもおかしくて、 やはり笑いそうになったことがある。しかしこれは、 脳味噌と手が独立に動くようになっている証なのかも知れない、と後で思った。 立命には両手で字を書ける先生がいて、 その人は状況によっては右手チョーク左手黒板消しになったり、 左手チョーク右手黒板消しになったりするからすごい。 小生にはとても出来ない芸当である。数学の天才は凄い。
#「ところで ですから」(一部に意味明瞭)

2009/11/21(土)

proof が返ってきません。「年 2 回発行」とちゃんと “About”の欄にそう書いてある。 それに例年 35〜36 本の論文が掲載されているのに、今年は現在 18 本。 ということでこれから proof を校正せよ、みたいなのが、 紙か電子媒体で送られてくるのでしょう。今年も残り 1 ヶ月とちょっとなのだが…。

「年 2 回発行」は実は「年度内 2 回発行」なんだろうか? それとも掲載待ちの論文が多くて、今年は出ないんだろうか? どっちゃでもかまわないから、はっきりさせてくれ。頼むよ。

昨日の都市伝説の続き。 数年前教員採用試験の過去問を持って訪れてきた学生がいて、 何の質問かと思ったら合同式に関する質問だった。 簡単だからその場でちょちょいのちょい、と答えて面目躍如。 でその手の問題が毎年出題されてて、最近の学生が 「教員採用試験には初等整数論」みたいなことを言い出しているのかもしれない。 ただ、さっきの学生の質問程度だったら、初等整数論など知らなくても答えられる。 そりゃ初等整数論やって慣れてりゃより易しく感じることは間違いないだろうが、 学問としての初等整数論は合同式をがちゃがちゃいじるのだけが目標ではなく、 一つの目標は平方剰余の相互法則だろう。 卒研ゼミは 4 月から始めて、未だに平方剰余に達していない。 ちなみに小生に講義させれば、2 ヶ月もあれば十分やってあげられる。 だから、教員になるのだけが目標なら初等整数論をやるというのも悪くないだろうが、 なったあとのことを考えると、 カリキュラムの範囲内でいかに面白いネタを提供できるかが勝負になろうから、 多様体でも確率論でもホモロジーでもいくらでもやるものはあるんだが、 いかがだろうか?
#要するに卒研の人数が増えすぎると困るから、布石を打っているわけであるが。
#今年は 14 人、来年は 12 人…

2009/11/20(金)

同僚の web 日記によると、

多くの学生が異口同音に「教職志望だから初等整数論」という事を言い出してき たところを見ると、「初等整数論は教職に有利」だとか「教職につくなら初等整 数論以外は勉強しても無駄だ」とかいった大嘘を、大学以外のどこかの誰かが吹 いて回っているのではないかという気がしてくるのだ。

だそうだ。少なくとも小生はそんなことを言ったことはない。 そもそも初等整数論というのは初等的でない。 もちろん初等的にやってできないことはないが、 小生はやはり、大学 2、3 回生でやった群、環、体 をおもいっきり使ってやることにしている。というわけで、易しくないですよ。 むしろ高校行って教えるのには∫に慣れるようなゼミ(微分方程式や確率論など) をやった方が良いような気がするんだが。 小生高校の頃は∫は好きなマークであったが、 大学に入って全くといっていいほど解析の勉強をしなかった (もちろん最低限の微積分や最低限の複素解析くらいは勉強したが。)ために、 講義で毎週偉そうに黒板に∫を書いているのが不思議なくらいだ。

「初等整数論」が教職に有利だ、というのは単なる都市伝説であって、 それをやるには加川しかいなくて、 加川のゼミはネットリとチクチクと進むので一回 1 ページしか進まないこともある。 あなたはそれでも「教職だから初等整数論」という道を選びますか?

2009/11/19(木)

夕刻からいつもの店へ、と思ったんだが、先日無礼をしてしまったので、 一件目をスルーして二件目(開口)へ。 二件目ではいつもの通り deep な話に花が咲いて、 3件目へ(一件目にする予定だった店)。開口のオーナーと一緒に。 3件目では小生がわからないくらい deep な話が展開されていた (主にとある御仁に対する批判)。小生はよくわからないので、聞き流しながら充電。 12 月 12 日にコアな会があるしいので、出席する方向で返事をしておく。 最近は「村下孝蔵」ばかり聞いているので、 久々に「浜田省吾」モードに切替えよう。

朝、何やら届いた物があったが、何だかわからないし、 そもそもどこに置いたか覚えてなかったりするので、後で探す。 今はとにかく飲み過ぎで気持ち悪いので、しばし寝ることにする。

2009/11/18(水)

昼からゼミ。ゼミ室に行ったら、鞄が一つと、教卓の上に藤崎先生の 「体とガロア理論」が置かれていた。しばし待つと鞄の主が登場。 もう一人は少々遅れて到着。「本忘れてってないか?」と聞いたら、 「あ、ここにあった」と安堵の表情。 図書館で借りた本紛失するわけにはいかないしね。 (まあ図書館に限らず、本に限らず、借りたものを紛失するわけにはいかないが。) でゼミスタート。先週の残り(分離拡大のケース)を完成させて、 純非分離拡大のケースをスタート、と思ったら、 またまた非分離拡大に関する一般論から。そこで予習切れで、 純非分離拡大のケースは次週。それにしても 「R:デデキント整域、K:商体、L/K:有限次拡大 => R の L における整閉包はまたデデキント整域」 の証明がこんなに大変だとは思わなかった。 普段はもっぱら標数 0 の体(というか代数体)か有限体しか扱わないから、 分離性を気にしなくていいので。非分離拡大のことは苦手だ。 学生が証明してくれるので、いい復習になる。

それにしても、藤崎先生の本を忘れていって、 どう非分離拡大のことを勉強したんだろう?と思ったら、「他の本でやりました」 とのこと。何の本かは聞かなかったが。まあとにかく、真面目にやっているので、 進学後も問題ないでしょう。頑張ってつかあさい。

2009/11/16(月)

土曜日はトヨタへ車の点検に。1 時間弱はかかるはずなので、 例によって「密謀」の続き。ほぼ終わった。夜は飲みに。

日曜日は、土曜の飲み過ぎのたたりで、結構な時間まで寝てしまう。 TSUTATA の T ポイント 5 倍サービスは日曜日で終わりだったが、 「もういい、眠い」というわけで、バレーボールの途中で寝る。 目が覚めたら 11 時半。朝の、と思うでしょうが、夜でした。 「はぁーーーーーー、TSUTAYA に行けてしまう」というわけで TSUTAYA へ。 「踊る大操作線 The Movie」を借りてくる。その後 DVD は見ずにそのまま寝て、 朝の 8 時頃起床。一風呂浴びて講義へ。 複素解析 II は難しい所へさしかかってきた。 来週か再来週には解析接続の一般論をやらないといけない。 実は解析接続はΓ関数やζ関数で知っている程度なので、 一般論を冪級数でやるのは初めてだったりするのだが。 一週間以上掛けてたっぷり勉強して備えておくことする。

その後は卒研ゼミ。1 ページしか進まなかったが、それでいいのだ。 どこが問題で何を示すべきかをわかってやるのが大事なので、一々突っこむ。

王将でキムチ焼飯と餃子を食べて帰宅。録画したまま見ていなかった 「県庁の星」を見る。多分コメディに属する部類の映画なんだろうが、 途中涙を流したが最後。分子に引っ張られて奥から奥から涙が出てくる。 まあオチはこんなもんだろう、という感じ。でも面白いから良かった。

明日も午前中から講義なので、早目に寝ることにする。では びぇ。
#「びぇ」って何?という人は、ローマ字仮名変換をやってみなされ。

「びぇ」する前に同業者の web 日記を見ていたら、 昨日 NHK 特集でリーマン予想のことをやったらしい。うむ、しまった。 今年はリーマン予想 150 周年なので、色々特集がある。例えば先月の数セミ。 これも買い損ねた。まあ生協で取り寄せてもらえばいいんだが。明日やろう。 NHK 特集の VHS ビデオか DVD のある人は是非見せてください。
#ブルーレイは未だに見ることが出来ないので、出来れば DVD で。

2009/11/12(木)

昨日書き忘れたこと。小生の大学院生時代は、 純非分離拡大だの分離閉包がどうのは、全て予備知識とされた。 当然輪読中の同期生も、わざわざ“そんなこと”は説明してくれない。 足立先生や先輩の木田さん、田谷さんもそのスタンス。 何が違うかといえば、当時の最低目標は「立派な修論を書いて、博士課程に進んで、 立派な研究者を仕上げること」、小生の目標は 「他大学の大学院に行っても恥ずかしくない学生を育てること」。 だから、小生には予備知識として自習して当り前のことも、 今の学生にはきっちり説明させている。以前の卒研生 K 君や O 君にも、 出来るだけギャップの無い、正確な証明を書かせることを旨としていた。 その結果として、二人とも立派な研究をしている。 だから今の学生にもきっちりすぎるくらい証明させている。 「明らかに」とか「容易に」というのも全部埋めさせている。 「すっきりしなければわかったと思うな」という伊原康隆先生の精神が背後にある。 わからなかったら、わからないと本人が了承していればよい。 いつかはそれがわかるように成って欲しい、というのが小生のゼミのスタンスである。

信頼関係を失うのは容易い。それを修復して新たな信頼関係を築くのはきつい。 昨日のゼミも、一人はあまり信用していない。案の定、理解が危うい。 もう一人は信頼している。案の定どこまで理解していて、 どこからわからないかを明確にしている。良いことです。 大学院進学後もそのスタンスを守ってほしい。

今日は 2 年近くかけて築いてきた信頼関係を一気に崩壊させてしまった。 また新たな信頼関係を築くため、また腐心しなくてはいけない。大変だ。

ゴン中山(小生と同い年)がジュビロを追い出されるらしい。 横浜 FC の三浦カズ(小生より 1 年上)がゴンと一緒にプレーしたがっているらしい。 不惑の 2 top、是非見てみたいものだ。

2009/11/11(水)

今日は早く目が覚めたが、午後からの仕事に体力を蓄えるため、 握り飯 2 個食べた後、再び寝る。が、ちょっと寝過ぎたので、急いで出勤。 昼飯は抜き。大学着後は大学院進学予定者のための卒研ゼミ。 分離閉包とか純非分離拡大とか、代数の講義では扱っていない内容。 これらは無くてもガロア理論は教えられる。そもそも 「L/M, M/K が分離拡大 => L/K も分離拡大」すら教えなくてよい。 これ結構証明が大変で、やらなくても済むよう、立命に来た年に随分工夫した。 今日の発表者の A 君は、これらを全部自習してきた。素晴らしい。 で、他の学生のためなのか、わざわざそれらを全部解説してくれて、 ものすごく時間が掛かった。終了後は会議もあった。二度寝ておいて正解。

何の本で勉強したんだろう、と思って学生の手元にある本を見たら、案の定

藤崎源二郎「体とガロア理論」岩波

だった。思えば小生も藤崎先生の本で、 2 章からガロア理論の基本定理の証明まで 10 日くらいかけて読んだもんだ。

岩澤健吉「局所類体論」岩波

をきちんと読むためには、予備知識としてはガロア理論だけでは不足で、 非分離拡大の知識も必要だった。 (もちろん他に位相群とか無限次ガロア理論なども。) 思えばあの頃はよく勉強した。今もう一度あのパワーが欲しい。

Acta Arith. のページを見たら、多元数理に行った卒業生 O 君の論文が出ていた。 彼は学部時代は T.Ono“An Introduction to Algebraic Number Theory”Plenum, を読んでいたのだが、大学院進学後は全く違うことを勉強したらしい。 論文も多重ゼータ関数を扱っているもののようだ。 今苦労して勉強している大学院進学予定者も、 進学後は全く違うことをやらされるに違いない。まあ数学は、 勉強の仕方を正しく身に着ければどんなことにも対応できるので、 馬鹿馬鹿しいと思わず勉強してたもれ。

以前同僚の web 日記に「数学の本はいい。 一冊読み終わるのに一生かかるかもしれない、 ということは時間当たりの単価が安くて済む。 その点小説はすぐ読み終わってしまって、安いけど損した気分だ」とかなんとか、 こんな内容が書いてあったが、どうしてどうして、 小生の場合は小説も長く楽しめる。何しろ未だに「密謀」を読み終わっていない。 今年の大河ドラマの主人公が直江兼続だと知ってから、上杉謙信、上杉景勝、 直江兼続の本を読み漁っているが、 「密謀」は確かゴールデンウィークくらいから読み始めたはず。 上下 2 冊で半年もっている。こんなに安上がりな本は無かった。 まあ早く読み終えないと、次の本にかかれないので、早く読み終えたいところだ。

次に読む予定にしている本は、直江兼続から大分離れて、 落合昇平「村下孝蔵 STORY − 深き夢歌、淡き恋歌」ソニーマガジン新書。 これは Amazon で衝動買いしてしまった本。いつ読むだろうか? と思ったんだが、最近行き帰りに村下孝蔵の CD をひたすら聞いているので、 読む気が湧いてきた。「ひとりぽっちの雨の中」 という曲が今日聞いている CD にあったが、録音状態が悪く、声も若い。 何だろう?と思って落合氏の本を見ると、 1973 年に発売した自主制作シングルだそうだ。ちゃんとしたデビューは80 年。 1973 年と言うと、村下孝蔵 20 歳の頃。その後自主制作 LP も出したようだ。 随分苦労人だったらしい。 こういうことは本を読めばちゃんと書いてあるだろうから、 とにかく早く「密謀」を読み終える。

何故本を読むのにそんなに時間がかかるのか?と疑問をいだいた貴兄に解説。 小生家ではほとんど本は読まない。大抵テレビがついている。 ということでそっちが気になって本が読めない。数学はいつやるんだ? と疑問をお持ちでしょうが、その時はテレビを消す。 移動中という貴重な時間(往復で 1 時間強)は車通勤で読書時間ではなくなった。 その代わり CD を聞く時間はすごく増えたが。ということで本を読むのは、 たまに電車で行く時(晩に飲み会があるとわかっている日)、 宿場蕎麦なので注文の品が出てくるまでの時間、 病院の待合室(去年粉瘤を取るのに病院に通った)、出張の時などしかないのである。 御了解いただけましたでしょうか?

2009/11/10(火)

代数の講義のため午前中に出勤。正規拡大の話ををまる一時間半かけて行う。 難しかっただろう。 この辺で大分わけがわからなくなっている学生が増えているだろう。 まあしゃあない。一番の難所や。来週はとりあえず標数なので、 わかりやすいはず。その後分離性とこれまた難所。 やっぱり半期でガロア理論は無理があると思うのだが、いかがだろうか? ただちゃんとこなしてしまう学生はいるし、他大学の院試の問題にも出るし、 4 回生前期に回すのはちょっと気がひける。まあいいや。しばらくそのままやろう。

昼飯は蕎麦屋。但し今日は「宿場蕎麦」ではない。 一件新しい蕎麦屋を見付けたので。「宿場蕎麦」の方が美味いな。

帰宅後 MBS でニュースを見ていたら、「市橋容疑者確保」との速報。 お、ついに、と思って画面に見入っていたら、また速報。 「森繁久彌死去」とのこと。ついに来るべきものが来たか、という感じ。 96 才で、死因は「老衰」だそうだから、天寿を全うしたということかな。 ご冥福を祈る。

9 時から NHK でニュース。市橋のせいでホームも車中も大混乱。 こんな電車に乗ってしまった客は大変だ。東京行きの最終だそうだから、 結構混んでるはず。 (東京から新大阪行きの最終に乗ったときのことから推察するに。)

しかしのりピーは助かった、と思っていることだろう。 昨日の裁判の件は今日は全く話題にならなかった。 明日のワイドショーは市橋の件と森繁さんの話題ばかりになるに違いない。 まあワイドショーはあまり見ない(せいぜい「ミヤネ屋」くらい)ので、 どうでもいいのだが。

2009/11/9(月)

鞄を持たないで出勤。途中コンビニで買い物して電話料金の支払いをしよう、 と思ったのは良いのだが、財布の中身が、…、72 円。 電話代以外はクレジットカードで買えるが、電話代は無理とのこと。 さてどうしたもんか。鞄があれば中には銀行のカードが入っているから、 お金おろして払えるんだが…。結局コンビニの店員が上司(かな?)に電話して、 電話代の手続きを取り消す方法を教えてもらって、無事終了。やれやれ。

その後 Book off へ。うっかり同じ CD を 2 枚購入してしまったため。 いくらだろうか?と思ったら 50 円。これで財布の中身は 122 円。 缶ジュース一本買える程度。ただ、 生協ではプリペイドカードで買い物が出来る。残高は 1000 円くらいだから、 ペットボトルのジュースを買う。ゼミ終了後帰宅。 銀行に行って、お金をおろしてやれやれ。

2009/11/7(土)

2009/11/6(金)

区内某所へ飲みに。わざわざ「区内某所」と言わなくても、いつもの場所だろう、 という人、正解。ただその後はちょいと違う。区内某所の 2 件目へ。 サントリー「山崎」は 17 年ものしかない、とカタログに書かれているが、 2 件目には 18 年ものがあるので、それを飲みに。 うん、うまかった。その後高いスコッチ(ボウモアのビンテージ)を飲んで、 次回は「ジョニーウォーカーラベル」を飲みに来る、 と約束して、じゃ!。

昨日はあまりのも気分の悪い終わりかただったので、即テレビを消して就寝。 いまのところ勝ち負けを繰り返す星取りだが、とすると明日(厳密には今日) は北海道日本ハムの勝利のはず。とすると明後日(厳密には明日)は…、 ということはないと信じて、梨田の生涯初の日本一を願う。

2009/11/3(火)

今日の日本シリーズの序盤はすごかった。 両チームでソロホームラン 6 発ってなんやねん。 日本シリーズの記録は、 89 年の読売−近鉄の試合で 1 試合 7 発というのがあるらしい。 東京ドームでの野球は恐い。

昨日のを見て、ふと思い出した。 x^2 と書いて x2 と読める人は相当いるはず。 特に昔 BASIC 言語少年だった人や、TeX ユーザーなど。 で、15 年くらい前に C 言語でプログラムを作っていて、 「動かない、おかしい、どう見てもバグが見当たらない」と思ったら、 先輩から御指摘。C 言語では ^ は論理記号(XOR だったかな?)で、 冪乗の記号ではない、とのこと。冪乗は pow(x,n) とするとのこと。 一気に力が抜けた。結局プログラムを x^3 から x*x*x に直したらすんなり動いた。 最近 C 言語とは御無沙汰だが、またプログラムを作ったら同じミスをしそうだ。

今日の野球は不愉快な結果だったので、終わってそくふて寝。 深夜の 12 時半頃一旦目が覚める。でこれを書いているわけだが。 高校生の時のことを夢見た。詳細はさけるが、ある不愉快な内容に関すること。 終了後に反省会のようなミーティングがあって、 高校の時はそこで思いっきり首脳部批判をしたのだが、 やはり興奮していたためか、言いたいことの半分も言えなかったのだが、 夢の中の小生は落ち着いていてかつ論理的な理想的数学者だったので、 一つ一つ論理立てて批判をしていた。それに対する反論は0。 首脳部も黙るしかなかったらしい。 (まあ高校の時の現実の話しでも反論はなかったが。) 夢の中では「1 組の加川です」と言っていたが、 どうやら小生 3 年 1 組だったようだ。もうそんなこととっくに忘れていた。

でまた思い出した。小生の生家には、小生が 25 歳になるまで風呂が無かった。 ために銭湯通いをしていた。大学生の時は、 飲み会の誘いも銭湯に行くために随分断った。 高校生の時の話をするつもりだった。 銭湯で 3 年 1 組の担任の先生とばったり会った。 びっくりした。聞いてみると近くの安アパートに住んでいて、風呂がないとのこと。 市立高校の先生は薄給なのだろうか。あの先生は今は何をしているだろうか。
♪汗かき先生 仰げば尊し

2009/11/2(月)

昨日は、起きたら案の定午後、というか夕方。17 時 30 分くらい。 日本シリーズに間に合ったので、観戦前に Yahoo! で情報収集。 先発はダルビッシュとのこと。え、投げられるの? と思ったら本当にダルビッシュが先発。まず 3 回裏に、 北海道日本ハムが「マシンガン打線」(懐かしいね)を思い起こさせる集中打で、 2 アウトランナー無しから怒涛の 4 得点で、先発内海をノックアウト。 4 回表に亀井が 2 ラン HR で反撃か?と思わせるも、反撃はそれだけ。 結局 4−2 で北海道日本ハムの勝利。 ダルビッシュは亀井のホームラン以外は危なげ無し。これで 1 勝 1 敗。 明日からは舞台は東京ドーム。読売の本拠地であるが、 かつての日本ハムの本拠地でもある。案外ハムのファンも集まるんじゃないだろうか?

修士の学生のゼミと学部生のゼミの間に結構時間があったので、 何かやろう、と思ったんだが、時間がどれもこれも中途半端。 結局思いついたのは、∫dx/(x^2+ax+b) (a^2-4b<0) の explicit formula でも求めてみよう、と思って計算。出来た。 結構時間かかった。(どれくらいかかったかは内緒。 馬鹿になってることがばれるからね。)∫dx/(x^2+1) とか、 ∫dx/(x^2+x+1) (数年前にうちの入試で 0 から 1 まで定積分せよ、と出した問題) を試してみたら合ってた。ということで多分合ってるでしょう。

その後初等整数論のゼミをやり、帰宅。 さっきの計算結果を TeX 打ちをしたら、エラー続出。 全然エラー理由がわからずに一時間ほど。わかってみたらたいしたことない。 \{ のつもりで { を打っていただけのこと(\left\{ は大丈夫だが、 \left{ はエラーになる。一部に意味明瞭)。

帰宅後しばらくして、11 月の頭に何か大事な用があったはず。 行く、と宣言した日のスケジュールと今日のスケジュールがばっちり合っていたはず。 もしかしたらまた大事な用をすっぽかしたか? と思って案内の用紙を見たら、幸い今日ではなかった。よかった。

T ポイントが貯められるコンビニエンスストアで買いものをしたら、 「TSUTAYA レンタル T ポイント 30 倍!」とかいうレシートが当たった。 さーて、TSUTAYA で何を借りよう?「ビューティフルマインド」は見たしなあ、 「博士の愛した数学」は録画してあるし、さーて何見てみよう高砂や、 と思って住処についたら、レシートは真っ二つ。はーっ、こりゃやってもうた、 と思ったら、うまいこと切り取り線で切れていた。ラッキー。さーて何見よう? この前見損ねた「踊る大操作線」の映画でも借りてくるか。

今日は野球がないので、色々やろう、と思って、複素解析の勉強をした。 いや、「本を見た」だけだから、「勉強した」には程遠いが。 (「教室でノート取る」、「本を見る」、「勉強する」 にはそれぞれ物凄い温度差があるんですよ > 学生諸氏。) 洲之内・猪股「関数論」サイエンス社、小野寺「なっとくする複素関数」講談社、 堀内・下村「複素解析の基礎 i のある微分積分学」内田老鶴圃、 を適宜眺めて来週の準備。一冊目は相当前から持っている。 何しろ裏表紙の値段の欄を見ると「定価 980 円」とだけ書いてある。 最近の本なら「定価(本体 980 円+税)」と書いてあるからね。 古い割にはきれい。不勉強やね。 (2 年下の後輩が、岩澤健吉「代数函数論」岩波、をゼミで読んだ時に、 足立先生に「ちょっと見せて」と言われて渡したら、 中を見る前にしげしげと眺められ「随分きれいな本だなー」 と言われたのを思い出した。)他の 2 冊はこの前メディアセンター (BKC にある図書館の一方)で借りてきて、今日初めて眺めた。 小野寺本は、結構無駄話や初学者のひっかかりそうな所をわざと 学生らしき人に質問させたりして、結構良い。 今後複素解析の授業をやることがあったら参考にさせてもらおう。 堀内・下村本は、タイトルからみて軽そうだし、表紙も派手で、 「あー、これは無いな」と思って買わなかったんだが、中身を見たら相当硬派。 タイトルの「基礎」とか、前書きにある「初等的な入門書」 を信じて見たらえらい目にあう。 (足立先生が、高木貞治「初等整数論講義」共立出版、を 「『初等』という言葉を信じて読むと痛い目にあう」と書いていたのを思い出した。)

ということで「複素解析学 II」の講義は、 「あー、やることない、まだセメスターの半分も終わってない、どうしよう!」 と思ってたんだが、「あー、あれもやってない、これもやってない、 セメスターは残り 10 週弱、どうしよう!」に考えが変わった。 まあ火曜日の午後の講義は「登録者 0」でやらなくてよくなったし、 火曜日の午前の講義はほぼ毎年やっている講義なので貯金があるし、 「複素解析学 II」に全力投球できるからいいや。 書きかけの論文は、1 月後半と 2 月後半にやることにする。 (2 月上旬は入試の採点があるので。)

調子に乗って書き過ぎた。小生「2 次元コンプレックス」のため、 平面相手ならいくらでも喋れる。もう寝ることにして、忘れたことはまた明日。