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2010/11/30(火)

「金曜日はプレモルの日」という CM がやっているが、 金曜日でなくても「プレモルの日」にしたいことはあるのだ。 ということで今晩はプレモル、ええーい略すと気持ち悪い、 サントリープレミアムモルツの日。まあ明日の講義があるので、 500cc を 2 缶で済ませたが。何故今日がプレミアムモルツの日だって? まあ一応納得いく結果が出たからね。さ、明日から 12 月だし、 気合いを入れ直していきましょう、ということで。

当大学では、「単位僅少者面接」と言って、 取得単位の少ない学生に今まで何故そんなに単位が少ないのか、 どうしたらいいのかアドバイスを与えるなどの面接がある。 初めて学生委員をやった時に仕事上させられたが、 大学生相手にそこまで手厚くするのを前から疑問に感じていたんだが、 勉強をろくにしないでも大学に入れてしまうこの御時世。 この面接の必要性はますます高まっていくかもしれない。

で昨日の面接の結果を聞いた所、「加川先生の授業は速くて着いていけない。 ノートも取っていない」だそうだ。先日も一人の学生から「速過ぎませんか?」 と言われたことだし、今日から少し気をつけよう。 ただ、性格が元来せっかちで、早口なのは直らないから、 意識していても一割程度、ノッてきちゃうといつものスピード、ということになるでしょう。 前にも書いたが、「講義だけで全てを理解しようとするのは無理である。要復習。」 復習するなら講義中はノートを取る必要はない。 あとで誰かのをコピーさせてもらうなり、借りて手書きで写すなり、 黒板を写真で取って後で手で書き写すなりすれば十分。 その方が無意味にノートを取るより余程効果があると思うがいかがだろうか?

2010/11/29(月)

「球形の荒野」を見たいんだが、ハードディスクレコーダーのリモコンが行方不明。 去年はエアコンのリモコンが行方不明で、 約 2 ヶ月冷房を付けっぱなしにしたことがあったが、何にしてもひどい部屋である。 まあいいや。また明日以降探そう。

今日は何故か何事にも集中できない。こういう日は早いとこ寝るに限るわ。

2010/11/26(金)

木曜は恒例激呑み。で大体金曜日は一日寝て過ごすことになり、無駄になる。 もう少し酒を早く分解できる体質か、全く飲めなかったら、 もう少し色々数学出来る時間が捻出できて、いい仕事が出来るはずだが…。 まあ激呑みは楽しいからいいのだ。 ただ健康診断の結果によっては楽しい激呑みが出来なくなってしまう。 まあ健康診断の結果が出るまでは、週に 2 回の激呑みは続ける予定。

松本清張の「球形の荒野」が 2 夜連続放送。今日は録った。 明日の分を録画予約しようと思ったら、ハードディスクが一杯。 急いで色んなものを見て、ハードディスクに空き容量を作ることに必死。 明日の夜 9 時まで、一体テレビの前に何時間が張り付くことになるか。

2010/11/25(木)

「書くのやめ」と書いた以上、書かなかった。 でいまさっき日が変わった所。何か書こう、ということで CM。

元同僚の blog を見たら、ブライアン・ヘイズ(冨永星訳) 「ベッドルームで群論を」みすず書房、が書いてあって、 その怪しげなタイトルに負けて買ってしまった。例によっていつ読むかわからない。 後日 Amazon のページを見たら、お薦め商品に キース・デブリン(原啓介訳)「世界を変えた手紙、 パスカル、フェルマーと確率の誕生」岩波書店、があったので、これも買ってしまった。 これもいつ読むかわからないが、ま、宣伝ということで。 皆買え。

今日の大学院生のゼミでは、大定理の証明が終わった。めでたい。 来週も大定理が控えているので、頑張ってください。

大学で「Let's ノート無料診断」みたいなものをやっていたので、 リブートを繰り返す科研費 2 号を持っていてみた。 この前ヨドバシカメラに持っていったときと同じく、 プロの前ではリブートされないんだよな。だから原因が不明なので、 預けてきた。後日生協経由で返してもらうことになった。 まあもう駄目でもいいです。実験実習費 3 号(大学のデスクトップ) と 4 号(今まさに使っているノートパソコン)は元気に動いているので。

その後トヨタへ寄る。半年に一度の無料点検のため。 この前タイヤを踏んでバンパーが黒くなってる、と思ったら、 実は少し外れていることがわかった。それもはめ直してもらって、 異常もなしで 40 分ほどで終了。

Amazon のページは覗かない、と決めたんだが、やはりつい見てしまう。 高木貞治「数学の自由性」ちくま学芸文庫、を買う。 高木貞治の書いたものは買っておかないと。「解析概論」が 「定本 解析群論」となって再販されているので、それも近いうちに買う予定。

2010/11/24(水)

地獄の水曜日は無事終了。やっぱり群論は疲れる。 講義終了後、例によって学生が寄ってくる。 「どこわかっとけば単位取れますか?」との質問。気が早いんじゃないのか? と思ったので、「まだわからん。試験問題も作る前からそんなことは決められない」 と言って帰ってもらう。彼は今後講義を理解するつもりがないのか、 それとも理解する自信が無いのだろうか?今までの分も理解する自信がないんだろうか?

そもそも小生の同級生でそんなことを先生に聞く奴は居なかった筈。 どこが重要かどうかなんて言うのは、勉強してれば自ずとわかってくるはずであって、 誰かに聞いてわかるもんではない。ましてや先生に聞くなんて。 試験のことを講義中にまったく触れない先生の方が多数。 まあいいや、この辺にしておかないと、どんどん大悪口大会になりそうだから、 今日はここで書くのやめ。

2010/11/23(火)

今日は誰が何と言おうと、平日の火曜日である。 ということで「環・体論 II」はガシガシ進む。今日来ない学生への配慮? うんなものはない。来ない方が悪い!なにしろ「平日」だから。

そうは言っても ETC は休日割引の 300 円。 昨日も 300 円だったが、月曜に休暇を取って、土曜から 4 連休、 という人へのサービスであろう。まあ安いのはええこっちゃ。 今日も高速道路で帰ったろ。

前々から思っていたのだが、 追越車線を走行車線の車と同じスピードで走っている車がいるが、 その運転手は何のつもりなんだろうか?おかげで追越車線が長蛇の列。 とっとと走行車線に戻りなさい。走行車線でも、前に車がいないのに 60〜70 km/h で走っている車がいるが、あれも何のつもりなんだろうか? で追越車線に出たくても、上記のような状況では出られず。 KY な運転手は高速道路の走行禁止。

そうそう、先日車の前バンパーに黒い汚れが付いてることに気付いた。 何じゃろ?と思ったら、どうも先日走行車線上をタイヤが転がっていて、 それを踏ん付けたときのものだろう。 ということは今度の点検で洗車してもらえるので、落ちるな。 しかしあの時は焦った。まさか高速道路にタイヤが転がっているなんて。 早めに気付けば追越車線に逃げられた(その時は追越車線はすいていた) のだが、ちょっと集中力が切れていた。いかんです。 集中力は常に保っておかないと。ところで、 そのタイヤはその後どうなったんだろうか? 小生が踏み潰してそれでストップしたのか、 それとも転がり続けて後続車も被害を受けたのか。謎。

そんなことより。戦争になっちゃうんか?勘弁してくれよ。

2010/11/22(月)

「2 は mod 7 の平方剰余であるが、3 はそうではない。 実際 12, 22, 32, 42, 52, 62 はそれぞれ 1, 4, 2, 2, 4, 1 と合同である。」 ふんふん。「で次の文章が訳せないんですよ」というから見てみた。 “Given any fixed prime number m it is possible to determine the quadratic residues by simply listing the positive integers less than m and prime to m, squaring them, and reducing modulo m.” 何だ、上でやってることじゃないか、と納得させるまで結構掛かった。 しかしその後の文章を見て、腰が抜けそうになった。 “This is what we have just done for m=7.” 「いやその文章は訳せたんですよ。」…何か間違ってるぞ、君。 というわけで今日のゼミは大つるし上げ大会。 しかし何故こんなに英文が読めないんだろうか?と思って 「君、後期分割入試で入ってる?」(注:3 月に行われる入試で、 理工は数学と理科しか受験科目が無い!)と聞いたら、 「指定校推薦です」とのこと。…。なるほど。 その後も英文がほとんど読めてないし、読めたとしても日本語にならない (つまり日本語の文法としておかしいということ)、その後数学の理解、 というわけだから、18 時開始のゼミが終了したのが 20 時 45 分頃。 あー、お腹すいた。

その後ちょっとトイレによって帰宅、と思ったらトイレがタバコ臭い。 いかんね。当大学は指定の場所以外では禁煙なんだが。 で学生の溜部屋みたいな所へ犯人探しにいく。こちらは良い匂い。 パーティーセットみたいなのを出前で取って、一人で食べている学生、 一人前のものを一人で食べてる学生、その他数名。 そのうちの一人が「トイレタバコ臭くなかったですか?」と聞いてきた。 彼も小生も吸わないから、割合敏感なのだが、「本当ですか」 と聞いてきた学生(喫煙者)もトイレ行って帰ってくるなり 「臭いますねー」と。パーティーセットを食べてる学生(恐らく吸わない)が 「普通火災報知器とかに反応しますよねー」と。 というわけで数理の学生が犯人ではないらしいことがわかって良かった。 いよいよあの学科を 6 階から追い出すしかない!

2010/11/20(土)

今日は「オープンカレッジ」とか言う行事に参加するため、大学へ。 要するに、親御さんに学生生活を紹介する、という行事。 学科からは主任と就職委員が出席、ということになっていて、そのために出席。 モンスターペアレンツが出席してきたら嫌だな、と思ったが、幸い何事もなく終了。 しばらく個研室でぐだぐだやって、帰宅。

帰宅は混まない道を選んで、と思ったら、ある所から大渋滞。 ピクリとも動かない。おかしい、こんな筈はない、と思って数十分。 ようやく原因が解明。事故のため、片側交互通行になっていた。 そこを抜けたら後はすいすい。住処まで 1 時間を優に超える程時間がかかった。 (普通だったらその道では 35 分しか掛からないんだが。)

帰宅後は COLOR'S へ一人打ち上げ。今日もアルバイトが店長代理。 一昨日は常連ばかりだったので、店長代理も楽だったが、 今日は何年ぶりかに来た客もいて、ちょっと緊張気味だった。 で無事閉店。店長代理に「らくざ行こう」と誘ったのだが、断られた。 まあいいや、一人で行こう、と思ったら、もう閉店だった。 ただまだ飲みたかったので、「栞屋」でちょっと。日曜日は寝倒す。 トヨタから電話があったが、しかとして寝続ける。トヨタには後日こっちか連絡する。

2010/11/19(金)

しばらくは COLOR'S は店長は留守。 というわけで今日もアルバイトが店長代理。 彼は小川洋子「博士の愛した数式」を読んだらしいので、 ハードディスクレコーダーに録画したまま 3 年間放っておいたのを、 今日 DVD に焼いて渡した。その前に一応小生も見ておこう、と思い、見た。 うん、面白かった。江夏の背番号が完全数だとか、結構マニアック。 博士の部屋の黒板に書いてあった数式は、荒唐無稽なものでなく、 ちゃんとした数学だった。誰が監修したんだろう? 数学会から出版賞を貰った作品だけのことはある。 原作を探して読もう。

昨日も帰り前に生協の書籍部によってみた。 芳沢光雄「人はなぜ数学が嫌いになるのか」PHP、という本が目に入ったので、 購入してみる。まだ読んでないが、恐らく 中、高で数学嫌いが多い理由を分析した本と思われる。小生の今の興味は、 「何故数理科学科に入った学生が 3 回生の時点ではあんなに嫌いになっているか?」 である。今日 COLOR'S で話した感じでは、 「覚えるのが嫌」、「公式当てはめてドーンというのが嫌」という感じ。 「証明を味わう」(彌永先生のお言葉)にある通り、 証明を味わえば面白くなると思うが、それは難しい。 酒に例える。ビールを初めて飲んだ時は、「こんな苦いもの、何がうまいんだろう?」。 今はビールの味を飲み比べて品評するくらいの大好物。 コーヒーでは、ブラックコーヒーなど飲めたものではなかったが、 いまはちゃんとしたコーヒー(インスタントでない、という意味ね)は ブラックで飲むのが当り前に成っている。 「証明を味わう」ためには、証明を沢山読んでみる必要がある。 今回は Sylow の定理は作用一本で押す、と決めていたので、 それ以外の、それ以前に読んだ証明(位数に関する数学的帰納法など)は すべて却下。作用一本で押せる、という確信を持つまで、 色々な証明は証明を読んだ。甘ったるい証明、辛い証明、無味無臭な証明、 色々あったが、全部却下。Sylow 群の存在も何も、 全部作用で片付けられる証明を探すべく、本を何冊も読んだ。 で、「速い」とケチを付けられてもよいくらい完璧に作用一本でいけた。 しかも証明が完成して TeX 化した後も、講義で喋って、一から味見のし直し。 楽しかった。こういう「作って味わう」というのが数学を面白くする一大要因。 が、学生にはそれをやる余裕はないだろうし、試験に合格して単位を取るのが第一。 味わう余裕が生まれるまでは、大学の 4 年間では時間が足りない。 4 年のゼミで味わいポイントを教えてあげられればよいと思っている。

2010/11/18(木)

There is a one-to-one correspondence between radical ideals and algebraic sets.
この文章を初見で正確に理解できる学生は少ない。今日のゼミでも 「radical ideal と 代数的集合の間に一対一対応がある」という、 意味不明なことを黒板に書かれたので、ストップをかける。 まずどう理解しているか聞いてみた。すると案の定、 一つの radical イデアルと一つの代数的集合の間に一対一対応がある、 と返答してきた。そこで「ideals, sets と複数になっていることに気付きな。」 と注意を促して、{ I | I は radical ideal} と { V | Vは代数的集合} の間に一対一対応がある、という意味だと説明。納得してもらえたようだ。 「じゃあ一対一対応を作ってください」と言われて立往生。 まず対応が付けられない。「V から I を作る、I から V を作る、 は共にとっくにやってるでしょ?」と言われてもしばし立往生。 ようやく思い付いたらしい。 「じゃあそれが全単射になっていることを証明してください」 といわれてまた立往生。 「何で Nullstellen Satz の系になってるかを考えれば、ほぼ自明でしょ」 と言われてようやくわかった模様。 「その後の系も理解できてるとは思えないので、今日はここまで」と 12 時半頃打ち切る。生協へ行って飯を調達して、お茶で流し込む。

1 時から次のゼミ。大定理の証明で、難渋している模様。 今日は途中で終了。彼は読解能力が高いので、 上と同じような間違いはしない。数学の能力も高いが、 それでも難渋する位の証明である。来週終わるだろうか?

帰りにオート三輪を見た。まだ現役で働いているものがあるとは思わなかったので、 ビックリした。

2010/11/17(水)

その後 20 時過ぎに目が覚める。蕎麦屋で蕎麦茶と蕎麦湯を飲んだため、 膀胱が破裂しそうになって。で用を足した後、もう一度横に。あっというまに眠れる。 その後深夜 3 時半頃目が覚めて、「もういいだろう」、 ということで起きて補題の証明を一つ読んだら、「あ、まだ駄目だ」 ということで再度横になる。その後何か変な状態。 夢を見ているのに意識がある。 夢の中では小生は所構わずエアギターで歌っていて、多いに迷惑がられていた。 そんな状況下でも頬をつねると痛いので、意識がボヤーッとあったこになる。 その後本当に意識がなくなり、夢もみなくなる。 7 時半頃、「もう本当に大丈夫だ」ということで起きる。さ、続きだ。

続きは無事終了。結局作用ごり押しで Sylow の定理の証明を完成。 今日の 14 時 40 分から講義する。(只今 11 時 40 分くらい。) 出掛ける前に風呂に入って、 ハードディスクレコーダーにちょっと空きを作る予定。

ヴェイユの“Number Theory for Beginners”を読んだのは大学 2 年の時だった。 その時に「数学の本を読むのはとても大変なことだ」と認識した次第。 早いうちにこういう経験をしておいて、後でずいぶん役に立った。 逆に言うと、小生の gap をほぼ残さない講義は、わかりやすいかもしれないが、 脳味噌の筋トレには成らないだろう。 そうかと言って「ここは演習」として大量に gap を残すのは忍びない。 まあ 2, 3 回生くらいなら親切にした方がいいだろう。 それに筋トレをさせる先生もいるから、 一人くらいは脳味噌に優しい講義をしてもいいだろう。 (小生の講義は腕の筋トレにはなるだろう。)

講義終了。「今日の占いすっきりす」によると、 1 月生まれは 11 位、「全力で頑張ると良いことがある」、 とのことだったので、全身全霊を傾けて講義。充実感十分。 今まで講義した中で、Sylow の定理の証明を一番上手くできた、と自己満足。 ところがすぐクレーム「先生の授業速過ぎませんか?」と。 小生の講義が多少速いのは承知しているが、速過ぎ、ということはないので、 「うんにゃ、そんなことはない」と言うと、 「理解しようとしてる間にどんどん進んでっちゃうんですけど」と返答。 「そもそも講義中に全て理解しようとしているのが間違い。 後でノート読めばわかるよう、どんどん書いているのだ。 講義中に全部理解しようと思わないように」と返答。すると 「じゃあ復習しなきゃいけないってことですか?」と極めて自明な問。 答えはもちろん“Yes”。「そうですか」と帰っていった。 数学を一回聞いただけで理解する、というのが無理であることは、 数学を 20 年強やって痛い程思い知らされている。 それにそんな易しいものやっても面白くない。 必死こいて理解する所に意義があるというもの。 で来年の卒研はやっぱり「初学者のための整数論」にしようか、 という気に成っている所。

Sylow の定理の話だった。結局作用を前面に押し出して証明するため、 メインの部分は松村英之「代数学」朝倉書店、のものを採用。 Sylow 部分群の存在は中島匠一「代数と数論の基礎」共立出版、 で一ヶ所だけ彌永・有馬・浅枝「詳解代数入門」東京図書、 という感じで組み立てた。前回は何かの本で理解して、 それを大学ノートに書いていって講義したのだが、 そのノートをなくしてしまったので、今回改めて一からやり直した次第。 今回はもう TeX 化してしまったので、次回からは心配ない。 問題は TeX ファイルを、 いやさそれの入った USB メモリーをなくさないことである。 流出させて取り調べ、とかにはならないだろうが。

その後色々あって、23 時半現在まだ起きている。昨日とは大違い。 で Yahoo!のページを見ていたら、 「日本がスパコン世界一」というタイトルが目に入った。 「海洋研究開発機構のスーパーコンピューター『地球シミュレータ』が、 気象や気候変動の分野に使われる計算手法で世界一になった。」 とのこと。「高速フーリエ変換」の計算の速さを競う大会でらしい。 これでれんほう(字失念)も「2 位じゃいけないんですか?」 とは言えないだろう。ざまあ味噌カツである。

10 月に卒研ガイダンスを欠席してまで聞いた福田さんの類数の話だが、 スピードアップに高速フーリエ変換を使ったらしい。 単純な方法では数千年かかる計算が、数日で済んだらしい。 高速フーリエ変換は、大分昔に和田秀男先生の「コンピューターと素因子分解」 という本で知ったのが最初で、その時勉強しようと思ったのだが、 卒研ゼミが始まってしまい、それどころではなかった、というのを思い出した。 福田さんの話を聞いて、再度勉強しよう、と思ったが、 勉強しなくてはいけないことが多すぎて、どこから手を付ければいいのやら。 今年の年頭に「論文を完成させる」というのがあったので、それが先。 その前に来週の代数学序論 II が…。

「フーリエの冒険」という本があるが、あれはうちの図書館にあるんだろうか? 早稲田にはある。何故なら小生がリクエストして買ってもらったから。 丁度本が入った頃卒研ゼミが始まったので、 リクエスト出したにもかかわらず、借りなかった。 来年度はちょっと時間があるので、色々勉強しよう。

2010/11/16(火)

普段はこれでもかというくらい眠れるんだが、時々全然寝つけない時がある。 昨晩から今朝にかけてがそうで、3 時過ぎにやっと眠れた、 と思ったら 6 時 30 分くらいに目が覚めてしまった。 今日は張り切って明日の講義の準備、のはずだったが、 講義が終わったら速攻で帰ってきて、寝ることにする。 多分夜か夜中には目が覚めると思うので、 それからでも講義の準備は恐らく可能。明日の講義は 14 時 40 分からだから、 明日起きてからでもどうにかなる。ということで今日は体力温存のため、 何事も程々にやる予定。

インフルエンザの注射跡の違和感は大分無くなってきた。 が、まだちょっと残っている。もう一週間だが、こんなに長く続いたっけかな?

講義はつつがなく終了。体調も思った程悪くない。 大学の頃友人が、「二日酔いなどで体調が悪い時は、 ゼミで思いっきり喋ると体調が戻る」と言っていたが、それか。 (今日の調子の悪さは単なる寝不足で、二日酔いではないが。) で部屋でごそごそ色々やって時間を浪費していたら、 学生が質問に現れた。やはり同値関係で割る、というのは難しいようだ。 で質問が終わったらとっとと帰ってほしかったのだが、 その後大学生活やら教員の生活やらについて色々聞かれ、 結局 16 時過ぎまで大学にいる。(今 16 時 10 分のチャイムが鳴った。) 予定では 15 時前に大学を出るはずだったんだが。 まあいいや。帰ってさっさと寝よ。

16 時 20 分頃部屋を出る。居眠り運転防止のため、デカビタを一本グビッと。 でそのまま駐車場に向かおうと思ったんだが、途中で生協の本屋へよってみた。 アンドレ・ヴェイユ(片山孝次、田中茂、丹羽敏雄、長岡一昭訳 「初学者のための整数論」がちくま学芸文庫から出版されているので、 売っていないか寄ってみた次第。あった。ついでに デイヴィッド・A.コックス(梶原健訳)「ガロア理論(上)」、「ガロア理論(下)」 日本評論社、も購入。帰りに蕎麦屋でコックスの本を眺めてみたが、面白そうだ。 上巻でガロア理論の基本定理が終わってしまうのに、あと何があるんだろう、 と思ったら、円分多項式の話や、レムニスケートの話が出ている。 時間が出来たらゆっくり読む。帰宅後ヴェイユの本を眺めてみる。 これはずいぶん昔にふうふう言いながら読んだ覚えがある。 改めて見るとびっくり。証明がエレガント過ぎる。 来年度の卒研のテキストにどうだ、と思ったんだが、難しすぎる。 予備知識は少なくて済むが、 一つの定理の証明を完全に埋めるのには相当時間がかかる。 その点 Ireland&Rosen の本は予備知識が色々必要だが、 証明は割合ちゃんと書いてあるので、読むのは楽だ。 (英語なのが難だが。)さてどうするか。 まあ頭がふらふらしてきてそろそろ限界なので、寝ることにする。 (18 時 15 分。)

2010/11/15(月)

Sylow 部分群の存在証明を勉強した。 手元にある本には実に様々な証明が出ている。 で中島匠一「代数と数論の基礎」(共立出版)の証明が一番短いようなので、 読んでみた。やっぱり落し穴あり。二項係数に関する有名な補題が、 n!が何回 p で割れるか、に帰着されていた。 この証明は面白いことは面白いんだが、群の作用でごり押しする、 という証明には馴染まないので、却下。 結局この部分だけ彌永、有馬、浅枝「詳解・代数入門」(東京図書) に頼って、後は「代数と数論の基礎」の証明を使う、 という合体作にしたら、よい証明になった。うん、素晴らしい。 ただまだ、Sylow 部分群同士は共役とか、 個数に関する主張の証明は整理されていない。 明日は講義の後教員会議は無いし、続きはまた今晩か明日にやる (多分明日になる)として、18 時。これから卒研ゼミその1の時間。

卒研ゼミその1は 30 分で終了。今日最初に喋る学生は、 先週の続きなのでパパッと済んだが、 2 番目に喋るはずの学生が来ていない。しかも代打を立てずに休んでいる。 これではゼミにならない。ということで終了。 さて Sylow の定理の続きを…、 いや中途半端になるといけないから、やっぱり明日。

ちょっと Math.Sci.Net で調べ物をしたついでに、 自分の論文リストを見てみたら、最新作がリストに載っていた。 これで 10 本(二桁ぜよ!)。しかしうち査読無しが 2 本あるから、 早く査読付きの論文を二桁にしよう。
#要するに現状は 8 勝+2 blown save。

夕食は王将で。いつもの通りのキムチ炒飯+餃子、 と思っていたのだが、「皿うどんフェア¥525 -> ¥400」が目に入ったので、 皿うどん+餃子に変更。美味かった。 その後セブンイレブンでおにぎり 100 円セールがやっているのが目に入ったので、 明日の朝飯の握り飯を 2 個 210 円(税込み)で購入。ついでに色々。 帰宅は 21 時頃。NHK のニュースのトップニュースは何だと思ったら、「白鵬敗れる」。 稀勢の里あたりがやらかすんじゃやってくれるんじゃないか、 と色々な所で噂になっていたが、やらかしてくれたやってくれた。 63 でストップか。まあ凄かったですね。 生きてるうちにこんな凄い連勝記録をもう一度見たいものだ。 その前に横浜ベイスターズの優勝を…。

2010/11/14(日)

結局金曜日は呑みに行ってしまった。 しかもストッパーが外れた状態になったので、結構激呑み。 昨日の午前中に用があったのだが、起きたら午後。(何時かは秘密。) まあ用と言っても急ぎの用ではないし、行かないで困るのは小生だけだから、 火曜日に行くことにする。(何の用事かは聞かれても答えないので、 聞くな、大口、東神奈川。)

腹が痛くなくなったので呑みに行ったのだが、結局呑んだためまた腹痛。 自業自得なので仕方がない。今週は水曜日まで酒抜きにする。

土曜日に呑みに行った先で、立命の理事会のニュースがやっていた、 との情報を仕入れた。ニュースになる程の自体だかんね。 土曜日に京都新聞を買うつもりだったが、すっかり忘れていた。 これから京都新聞のホームページを読むつもり。

で読んでみた。「衣笠キャンパスの狭隘化」とか、 「大阪、兵庫からの受験生が見込めるから」というのはいずれも表向きの理由で、 子供がおもちゃが欲しい、という理由と変わらない、 というのがこの前の教員会議での学部長のお言葉から聞こえてきた。 (もちろんこう言った訳ではなく、小生の解釈だが。) とにかく異常なのが、 「一方、法、産業社会、国際関係、経済、理工の5学部が反対または慎重な議論 を求める決議を行っている。」という状況下で、 何故土地取得が決まってしまったのか、不思議でならない。 (因みに学部数は全部で 13。)早稲田の総長が 「拡大、膨張路線とはさようなら」の方針だそうなのだが、 うちもそう成らないんだろうか?やはり総長選挙の結果が全てか?

などと暗くなっていてもいいことはない。で、夜は女子バレーを見た。 何でも COLOR'S の店長によると、今回のチームはメッチャ強いそうだ。 今日勝てば 32 年ぶりのメダル、とかで、あまり期待しないで見ていた。 すると、何と勝った。まさかまさかのメダル。 世界ランキング 2 位のアメリカ相手に快勝。お見事である。 今日は気分良く眠れそうだ。

2010/11/12(金)

決戦は金曜日、ということで決戦をしに職場へ(謎)。 全員ぶちのめしてくれる、くらいの意気込みで望んだが、 サンドバック状態でボコボコにされ、疲れ果てる。 審判によれば結果は良好とか。うむ、まぁ良かったでしょう。

ということで、今晩は御馳走にしよう、と思いたち、 「餃子の王将」でキムチ炒飯と餃子。(しょぼい御馳走だこと。) 食べ終わった頃から腹痛。決戦のプレッシャーが今ごろ出たか。 王将から家まで数分だが、すごく辛かった。未だに腹が痛い。 今日はホッとしたところで酒といきたいところだが、 もう少し様子を見ることにする。

2010/11/11(木)

注射をしたあと不便なのは、その腕がしばらく自由に使えないことにある。 伸ばすと違和感あるし、曲げると痛い。力を入れても痛い。 もちろん周辺がものに触っても痛い。ということで起き上がるのが大変。 いつもは両ひじをついて、ぐいっと起き上がるんだが、 今は右に回転して、右肘だけついて、それで起き上がってる。 こういう時に腹筋を鍛えておかなかったことを後悔する。 あと背中を掻くのが大変。右手でとどかない場所を掻けない。 孫の手を買っておかなかったのを後悔する。まあ数日の我慢なので、 こらえることにする。

今日の常任理事会の結果がメイルで来ていたので、 後でじっくり読むことにする。

2010/11/10(水)

昨晩は報道ステーションを見て就寝。が、 見ながらお茶を飲んでいたのがよくなかった。深夜 2 時頃、 尿意をもよおし目が覚める。その後再度寝たが、4 時半頃起きてしまう。 只今 7 時くらいだが、眠くない。まあもう一寝入する努力をしよう。 今日健康診断を受けるつもりだから、寝不足はまずい気がするので。

一昨年まで午後の 2 番目の講義は 14 時 10 分からだった。 「水曜日は健康診断が 13 時 30 分からだから、水曜は無理だな」 と思っていたのだが、 去年から午後 2 の講義は 14 時 40 分からになったのだった。 ということは、13 時 30 分の開始と同時に一番乗りすれば、健康診断は受診可能! というわけで今日受けることにしたのである。で今晩は軽く酒盛りの予定。 (あくまでも軽くね。木曜日は午前中に大学行かなきゃいけないし。)

ということで、8 時過ぎにもう一度横になったら、一応多少は眠れた。 ただ寝過ぎ予防のためテレビを付けっぱなしにしておいたので、 あまり眠りは深くないが。で 13 時ちょっとに職場に到着。 で 13 時 25 分頃に健康診断の会場に行ったら、受け付けに長蛇の列。 W 先生も並んでいた。彼は健康診断の会場と同じフロアに部屋があるので、 毎日長蛇の列が出来ることを知っていて、早めに行ったらしい。 で受付が済むまで 10 分ほど。それからは粛々と進むが、 採血後血が止まるまで 3 分押さえろだの何だで、結構タイムロス。 結局内科検診とインフルエンザの注射を打った時点で、 講義開始の 14 時 40 分。その後書類をチェックされるのに 1 分ほど。 ええい、早うせい。で朝 6 時くらいに食べてから何も食べていないので、 販売機で菓子パン一個買って、コーヒーで流し込んで、講義へ。 講義室到着は 15 分遅れ。まあこれくらいで良かった。 あと 15 分余分にあってもシローの定理の証明は終わらないだろうから、 「証明は来週」ということで講義終了。終了後は会議。 こちらも短時間で終了。

で健康診断の結果だが、 もちろん血液検査の結果はしばらく経たないと出ない。 多分色々悪くなっているだろうな、という感じ。身に覚えあり。 視力は良くなっていた。多分去年は寝不足で受けたんでしょう。 体調によって視力は変わるからね。体重は 80.0 kg と微増。 その他は至って良好。さて今晩から不規則な生活を…、 と思ったら、明日は 10 時 40 分から代数曲線のゼミなので、 今日はほどほどに。インフルエンザの注射を打ってるから、 酒は本当はやめるべきなんだろうが、まあいいじゃないすか。 「琥珀ヱビス」が販売開始、ということもあるし、 今日は「角ハイボール」と「琥珀ヱビス」一本ずつ、ということで。 明日は激呑みしよう、と思ったら、明日はいつもの店は休みだ。 まあいいや。金曜日にちょっと決戦がある(謎)ので、 その戦略を明日の晩は考えよう。

最近立命の動きは怪しい。元々怪しいのだが、もっと怪しい。 大抵立命のやることは早稲田の真似なので、政治家である主任に、 「甦れ、早稲田!」のページと、 足立先生 のページの存在を教えておく。もっと早く教えておくべきだった、 と後悔している。立命の怪しい行動は今週中に決着が付いてしまう。 恐らく最悪の結論になってしまうんだろうな、というのが昨日の感じ。 ま、しばらくそういう世事は忘れて、「琥珀ヱビス」を呑むことにする。

2010/11/9(火)

朝から腹が痛い。また呑んだだろう、と言うかもしれんがさにあらず。 健康診断が終わるまでは呑まない。腹痛の原因として一番怪しいのが、 昨日の「こってりラーメン」。食べたのが 20 時過ぎで、 その後 22 時過ぎにはもう疲れて寝てしまったから、あまり消化されていない、 ということでしょう、恐らく。で 14 時 45 分頃、 即ち講義から帰ってきてしばらく経ってから、また腹痛。 14 時 50 分頃来客がある予定で、「30 分程で済みます」というので、 堪えて待つことにする。でちゃんと 14 時 50 分丁度位に現れた。 で 30 分どころか、10 分で終了。 ということで耐えた腹痛にとどめを刺すべく WC へ。その後正露丸。 それから 1 時間ほど。まだ腹の具合が何となくおかしい。 あと 20 分程で会議だし、講義の準備はせにゃあかんし、 しかし腹の具合がおかしくて集中できないしで、今非常に辛い。 「こんなものを書けるくらいなら何でもないんだろう」 と宣う人もいるかもしれないが、こんなもの書くのに集中力はいらない。 だから書いている次第。

今日の講義は標数の話と多項式の分離性の話。 「大抵標数 0 の体と有限体しか扱わないから大丈夫」とか、 毎年恒例の暴言を吐いてくる。来週は分離拡大。 いよいよ原始元定理をやるか。あれの証明が難しいんだな。 一回だけユークリッドの互除法を使うんだが、そこが難所。 まあ出席者は少ないし、わからなくても俺様のせいではない、 と思って気楽に構えておこう。それよりも明日の講義が…。

整数論で群の作用をやるのは、ガロア拡大の時の素イデアル分解が最初、 と先日書いたような気がするが、それは小生がそうだった、というだけ。 人によっては連分数の話で無理数の全体に GL を作用させたり、 保型形式の話で複素上半平面に PSL を作用させたりとか、 そっちが先かもしれない。群論では、 シローの定理の証明も群作用の応用としてできる。 とにかく群は何かに作用させてこそ力を発揮する、というもの。 それをわかってもらいたいのだが、いかんせん小生は力不足。 手頃な例が少ない。まだまだ勉強だ。

などと書いた所で会議の時間。早く終わるといいが。

と書いて数時間。会議自体は 2 時間で終了と、比較的短い方。 ただ議題が重いため、疲労感は強い。 明日の講義の準備をするエネルギーがあるかどうか。 ただ戦略を練った結果、今週はシローの定理は証明しなくて済みそうだ。 まあ先延ばしにするだけで、苦労するのは今週でも来週でも一緒なんだが。

さっき「力不足」と書いたが、 手がすべって「役不足」と書いたような気が会議に行く途中にしたんだが、 手はすべっていなかった。 「力不足」と「役不足」は間違って使う人が多いらしい。 「汚名挽回」なんかも使う人が多いが、 「汚名」なんか挽回してどうするんだろう?
#さすがに「名誉返上」と間違える人はいないだろうな。

2010/11/8(月)

昨日は鬚剃った後、スポーツニュースを見ないで寝た。 何時から始まるかわからんしね。で今朝は諸事情でニュースを見ないで出勤したので、 MVP が誰かは職場で知った次第。やはり今江か。まあそうだろうな。 昨日渡辺俊介が勝ち投手に成っていたら渡辺で文句無かったろうが。 決勝タイムリーを打った岡田幸文(よしふみ)は何か賞をもらったろうか? と思ったが、いかんせん打率が低すぎるし、何ももらってないだろう。

ということで落ち着いて数学やら雑用やらが出来るモードに入った。 月曜日は 13 時からのゼミ(1 時間半ほど)、そこから用事が無く、 18 時からのゼミ(2 時間ほど)、と色々出来るモードなのだが、 どうも調子が乗らない。定理の証明を一つ読んだくらい。 ゼミ終了後は、先日の敵討ちで「天下一品」(南草津店) の「こってりチャーシューメン」+餃子。 いつもはお湯入れて数分待ってのラーメンだから、少し冷めているが、 今日のは出来たてで、しかもスープがドロっとしているから、ものすごく熱い。 例によって口の中をやけど。その後は久々に国道一号を通って帰宅。 途中洗剤を買って、帰ってから洗濯。23 時には寝る予定。

2010/11/7(日)

千葉ロッテ 2 0 0 1 3 0 1 0 0 0 0 1|8
中日       3 1 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0|7

いやー凄い試合でした。「史上最大の下克上」ここになる。 まあどっちが勝っても良かったので、千葉ロッテをたたえることにしましょう。

それにしても千葉ロッテは 3 点差を逆転し、 中日は 9 回に 1 点ビハインドから追い付き延長。 (7 試合中 3 試合が延長!)「中々寝かしてくれへんなー」と思ったのだが、 今日は昨日より早く済んだ。取り合えず鬚を剃って、寝ることにする。 風呂は明朝。

2010/11/6(土)

朝それなりの時間に起きる。食べ物を探したところ、 ようやく電子レンジで温めるご飯と、レトルトのカレーを発見。 それを食べた後、また寝る。目が覚めたら、丁度「龍馬伝」の時間。見たらまた寝る。 昼食は眠さに負けて抜き。その後 17 時過ぎまで寝て、ニュース。 一昨日の NHK の BS で見たら、土曜日の放送はラジオのみ、ということだったので、 「よし腹も減ってるし、風呂入って、天下一品でこってりのチャーシューメン+ 餃子で、野球はインターネット観戦で、ヒゲ剃ってから COLOR'S だ」 と思ったら、17 時 55 分に「関テレで 18 時から日本シリーズ中継」 という情報を仕入れたので、8 ch にロックオン。先発は中日チェン、千葉ロッテ成瀬。 「うん、これは早く終わるわ。」と思って見始めると一回表、 裏に 1 点取り合って、6 回裏に中日がブランコの 2 塁打で 1 点取る。 中日は 8 回からピッチャーを浅尾に交替。これは中日が勝って、 明日に持ち越しだわ、と思ったそばから、サブローのタイムリーで同点。 「これは長引くかな」と思ったのが運のつき。結局 15 回引き分けで、 試合時間は 5 時間 43 分の史上最長試合で引き分け。 この時点で 23 時 53 分。胃袋はほぼ空っぽ。 いつもは大抵カップラーメンが一つあったり、 レトルトカレー+ご飯があるんだが、今日に限って全く買い置きが無く、 朝カレーを食べた後口にしたのは、ヤクルト一本(小さい)、 ヨーグルト(小さい)が一個、湯飲みに水一杯。

さてその後は、12 時過ぎに天下一品はさすがに高カロリー過ぎるので、 COLOR'S でピラフを頼んで、ビールにするか、と思ったが、それは高く付く、 ということで「なか卯」で蕎麦。コンビニで買いものをして COLOR'S へ。 「野球が終わったら加川さんすぐ来るわ、と話してたんだけど、 中々来ないから、今電話したとこやわ」と言われた。 「なか卯」に行くのは想定外だったらしい。 「試合開始からずーっと見てましたよ、呑まず食わずで」といったら、 「ビールの 4、5 本も開けて、へろへろになってくると思ったわ」だそうだ。 「いやいや、野球は呑まないで見るのが普通だし、そもそも冷蔵庫は空ですわ。」 と言ったら仰天された。横浜スタジアムへかつて通った頃、 広島で学会があって広島市民球場へ行った時、 同業者たちと学会のあとで札幌ドームへ言った時は、確かに呑んだ。 デーゲームを日本酒呑みながら見たこともある。が、 真剣に見たい試合は呑まないで見る。 今年名古屋ドームへ中日 vs. 阪神の頂上決戦を見に行った時は呑まなかった。 だから今日も呑んでない。そもそも何か勘違いされているようだが、 小生は最近酒の買い置きをするという習慣がなくなった。 で一番近い酒屋で酒を買うには往復で 5 分強。 その間に試合展開が変わっていたらもったいないやんか。 (名古屋ドームで呑まなかったのは、 ビール呑む => トイレ近くなる => 現場を離れる、 これがもったいなくて呑まなかったのだ。)

まあまあいずれにせよ、明日も関テレで放送があるそうだから、 体調バッチリで見る予定。それに月曜日は昼から仕事だし、 水曜日の講義の準備もしておかなくちゃいかないし、 今晩(もう 7 日になっている)はもう呑まない(断言)。 明日(正確には今日)の中継中も呑まない。

8 戦以降の放送スケヂュールはどうなってるんだろうか? やはりもしもに備えてどっかの局が放送権を確保してるんだろうか? しかし今日の関テレはかなりアホである。 元々放送延長予定がなかったのに延長して、後の番組は全部ずらすらしい。 ということで「バブルへ Go!」は本来 21 時放送開始のところを、 24 時 10 分から放送開始にするとか。 うんなどうでもいいような B 級映画の放送を止めるか、 日本シリーズの放送をどっかで打ち切るか、という大英断を下すべきだったと思うが。 (因みに日本シリーズの視聴率は極めて悪いらしい。)

まもなく AM 3 時 25 分、ようやく関テレでは「スポルト」が始まるようだ。

2010/11/4(木)

ちょっとてんぱっていたので、科研費の調書の直しをせよ、 とのご命令から一週間以上ほっときぱなしにしてしまった。 でやれあーだこーだとやって、17 時 30 分頃完成。 よし一仕事片付いた、という所で卒業生の T 君が訪問。 今日はヒゲボーボーで、 しかも彼がいた頃から見ると 10 数キロ増えているから、 「随分感じが変わりましたね」と言われた。 「みずほ証券株式会社」に勤めているそうだ。 「金融関係志望の学生がいたら相談に乗りますので」と、 メイルアドレスと電話番号(仕事用と携帯電話の番号と両方書いてある) を置いていってくれた。取り合えず彼と連絡を取りたければ小生まで。

T 君に「研究は盛んになさってるんですか?」と聞かれて、ドキッとした。 まあ取り合えず今年は論文出たから、別刷を渡しておいた。 科研費の書類も、前に嘱託講師の人 2 人を巻き込んで 3 者連名で、 その次の年は 1 人他大学へ移られたので、2 者連名にしたのだが、 どちらの応募にも小生の論文が無くて、 「うーん、これは誰の申請書なんでしょうねー?」という感じだったが、 今年は堂々と書けてよかった。来年ダメでも、 再来年更に充実した申請書になるように、もっと論文を書かないと。 今?とりあえず「代数学序論 II」が先。

2010/11/3(水)

世間が何と言おうと、Rits は平日水曜日である. まず代数学序論 II。暑くなくなったせいか、終わってもふらふらにならない。 会議の内容もよく耳に入ってくる。いいことです。 ただもうすぐ暖房が入ってしまうだろうから、また暑くなる。 またふらふらになるのだろうか。

会議終了後帰宅して、日本シリーズ観戦。職場を出るときは 0−0 だったが、 帰ってきたら千葉ロッテ 3−2 中日。中日がノーアウト満塁の大チャンス。 しかし井端のゲッツーの間に同点に追い付くのがやっと。 さーどうなるか、と思ったら、突如チャンネルが NHK BS から NHK 総合に。 そう今日は「歴史秘話ヒストリア」 で和算の話がやるので、10 時から録画するようにセットしてあったのだ。 (BS はハードディスクレコーダーでしか見ることができないので。) 見逃した?いえいえ、「歴史秘話ヒストリア」は何回か再放送があるのでご安心を。

「歴史秘話ヒストリア」を見ている最中に、 10 回裏千葉ロッテが 1 アウト満塁、サヨナラの大チャンス、 ピッチャー高橋、バッター福浦の場面、仕方ないのでインターネット観戦 していたのだが、結果は 3 塁ベース付近へのへろーっとしたフライ。 が、3 塁ランナー戻れずでゲッツー。 11 回に大島の勝ち越しタイムリー。中日は抑えの岩瀬を出して、磐石の勝ち。 録画が終わって BS にチャンネルを戻したら、ダイジェストがやっていた。 福浦のフライは、ありゃランナー戻れんわ。これで 2 勝 2 敗。 まだ楽しみは続く。

BS で放送が終わった後、ニュースはやってないだろうか、 と思ってチャンネルを回したら、 何と KBS 京都でも日本シリーズを中継していたことが判明。 しかもゲスト解説はノムさん。うむ、 わかってたら「歴史秘話ヒストリア」をみないでこっちを見ていたんだが。 まあ総じて面白かったので、それでよし。

今また和算ブームが一部で起こっているようだ。 小中生が自分で問題を作って、額にしてお寺に飾っているとか。 いいことです。数学の楽しみの一つは自分で問題を作ること。 ただ最近は定期試験の問題とか入試問題しかつくっていない。 こういうのは楽しくない。前者は「断罪断罪また断罪」として不合格者多数、 後者は予備校から批判を言われたり。 (もっともその前に同僚からダメ出しされて、ボツになるんだが ;_;) 問題を解くのは楽しくないのかって? 自分で見付けてきた問題を解くのは楽しい。うまくいけば論文にもなる。 解きたい問題はたくさんある。とりあえず科研費の書類の直し、健康診断、 日常の講義、会議、入試の採点、日本シリーズ観戦など、色々目白押しなので、 中々時間がない。もっとも先日同窓会で小学校教師の A 君から 「大学の先生って結構時間あるでしょ?」と言われた通り、 彼らに比べると時間はものすごくあるんだが。ただ、 研究はやはり雑念に捕われず、精神的状態のいい時でないとできない。 そうでもないか。小生一番勉強した博士後期課程のころは、 祖父がボケてよく邪魔されたし、寝たばっかりなのを起こされもしたし、 ある程度環境が悪い方がいいのかもしれないが。 まあとりあえず科研費の書類を明日中に直して、区切りを付けることにする。

2010/11/2(火)

かなり遅くまで寝てしまった。ダッシュで大学へ。 幸い「自然休講」にしないですんだ。で今日は正規拡大の続き。 有限次正規拡大であることとある多項式の最小分解体であることが同値、など。 その後書類を提出して、日本シリーズを見るために帰宅。 これから試合開始。さーて、今日はどうなるでしょう。わくわく。

などと書いて数時間。千葉ロッテ7−1 中日。 実は試合はほとんど見てない。山井が打たれて引っ込んだくらいから 猛烈な眠気に教われて、目が覚めたら 23 時過ぎ。何だかな。 渡辺俊介の快投を見損ねたのは無念。97 球で完投とか。 明日は祝日なのに講義と会議があるから、多分途中から観戦でしょう。 また寝ちまうかもしれんな。

2010/11/1(月)

まず 13 時から楕円曲線のゼミ。 「q が素数のべきだったら Fq は 体にならないんじゃないですか?」との質問。 間違いなく FqZ/qZ を混同してるな。 まあ時間の関係で、3 回生では有限体を扱う時間がないのと、 FpZ/pZ (p は素数)は同型だし、 やむなし。大学の後輩(ドロちゃん)も混同してたな。 有限体は「暗号理論」の講義でやるんじゃ?と思ったが、彼女は優秀過ぎて、 3 回生で要卒単位を全部揃えて、今年は何も受講していないらしい。 でもまあそうは言っても、シラバスを見て面白そうだ、 自分の専門に関係ありそうだ、と思ったらどんどん登録して勉強して欲しいもんだ。 今度大学院(ましてや他大学の大学院)に進学したい、という学生には、 「代数学続論」、「複素解析学続論」などを必ず登録するよう指導しよう。

その後 18 時から初等整数論のゼミ。 楕円曲線のゼミが終わってからたっぷり時間があるので、色々できる。 今日は 15 時から一時間くらい大学の仕事をして、 その後ちょっと野暮用で大学を離れる。17 時半頃戻ってきたら、 ちょうど Kaz 先生がお帰りになる所だった。「今からもどるんですか?」 と言われたので、「えぇ、18 時からゼミです」と答えてさようなら。

でゼミ開始。一人目は何事もなく終了。が、二人目は大変。 (Z/plZ)×(p は奇素数、l≧2) が巡回群であることの証明。しかしテキストには 「p が奇素数、l≧2 なら mod pl の原始根が存在する。 i.e. (Z/plZ)× は巡回群」と書いてあった。 (注:l=1 の時はもうやった。) 「じゃあその同値性を証明して。だって i.e. って書いてあるじゃん」から始まって、 原始根の定義の見直し。 「(Z/plZ)× の生成元」 って書いてあるから「じゃあ生成元であるってどういうこと?」という調子。 「代数学序論 I でやったはず」と言われて、向こうは凍り付く。 仕方ないので教えてあげる。その後 (Z/2lZ)× の代表系は {(-1)a5b | a=0,1, 0≦b<2l-2} であることを証明。その定理ステートメントの最後に “It follows that it is the direct product of two cyclic groups, one is of order 2 and the other is order 2l-2” と書いてあるのに、それを証明してくれない。もう遅いし、 「家帰って代数学序論 I のノート読みかえしてみ。 外部直積と内部直積と二つあって、その関係も復習しといて。じゃおやすみ!」 と言って部屋を後にする。

この前の代数学序論で内部直積をやったんだが、 C× が一次元トーラス群と R+ の 内部直積、という例を出さなかったのは大失敗だった。 アドリブで全てやるのはやっぱり限界がある。 事前の準備は完璧にしておかないといけない。 「先週の講義は全部無し」という伝説の講義をできる程大物ではないのでね。