本研究室では,もの作り(ロボット機械の製作)とソフト(制御用ソフトと アニメーションソフトの製作)両方の研究を行なっており,学生の特徴を生かした 研究テーマが多く用意してあります.本研究室の学生指導の基本方針としては,
1) 自ら進んで積極的に勉強・研究をすること
2) 研究室内に限定せず,積極的に他の研究グル−プとの合同ゼミや, 学会などへどんどん出ていくこと
です.本研究室では学生を大人として扱うように心がけていて,勉強したくない学 生の尻をたたいて無理に卒業させるというようなことはしたくないし,自分の研究 室の学生を差別して保護するつもりもありません. 勉強をやるか,やらないかは全て学生個人の責任であって,卒業できるかどう かは,内容のみによって判断されます.

本研究室の特徴としては,学内での研究に留まらず外部との学術交流も大事に することです.現在は中国科学院や,中国ハルピン工業大学などと共同研究を 行なっており,香港中文大学と米国ミシガン州立大学との共同研究も計画しております.なお中国やアメリカへの短期留学紹介も可能です.

研究テーマ

・環境適応型移動ロボットの研究・開発 (ロボットが既に幾つある)
1) 蛇型移動ロボットの研究・開発
2) 四足歩行ロボットの研究・開発
3) 二足歩行ロボットの研究・開発
4) 四足ジャンプロボットの研究・開発
5) 四足ジャンプロボットの研究・開発
・超多自由度を有するロボットの研究・開発 (ロボットが既にある)
1) 象の鼻型多関節ロボットアームの制御に関する研究
2) モレイ型多関節ロボットアームの制御に関する研究
・流体環境での作業ロボットの研究・開発
1) 医療手術用ロボット機器の開発
2) 水中作業用ロボットの研究・開発
・マルチロボットの協調作業と群知能
1) 異種異型マルチロボットの協調作業
2) 自己組織化ロボットの研究
・ネットワークを通したロボットの遠隔操作と実時間制御
・マイクロロボットの開発
1) 医療手術用ロボット機器の開発
2) 管内移動ロボットの研究・開発
・提案型テーマ
学生の皆さんが知恵を絞って,考えた実現可能な提案テーマ

研究室のゼミスケジュール

・毎週金曜日 勉強ゼミ
・毎週木曜日 研究小ゼミ
・毎週水曜日 学生研究発表会

特別な理由なくゼミに遅れたり,参加しなったりする人に ペナルティがあります.20分まで遅れた人は次週同じゼミの 日までに2ページ以上の論文を勉強し,レポートをまとめるこ と.20分以上遅れたり参加しなかったりする人は6ページ以上 の論文を勉強し,次週同じゼミの日にレポートをまとめ,30分 間を用いて説明すること.

本研究室の卒業できる最低条件

・大学院学生に対しては
1) 必ず一回以上の学会発表が必要.国際会議での発表を表彰.
2) 修士論文として40ページと60ページの間は望ましい.
・学部4年生に対しては
1) 必ず一つまとまった研究内容を完成すること.基本的には 学会発表できるような内容であること.
2) 卒研論文として最低30ページが必要.

その他,馬研究室に関してより詳しく知りたい人, および,大学院(修士課程,または,博士課程)で本研究室を志望 を考慮している人は,遠慮なく馬 書根 (shugen.ma@ieee.org) まで連絡して下さい.