今日は、数値処理プログラムであるExcelを使って、 データの計算処理やグラフ作成の演習をします。

1.まず、使用するデータファイルを作ります。テキストエディターとして、「秀丸」を立ち上げます。 デスクトップにショートカットがあるので、ダブルクリックすると立ち上がります。

2.以下の数値リストを、マウスで選んで、右クリックからコピーを選んで、データを覚えさせます。

0.0,0.0
0.1,0.0153
0.2,0.0312
0.3,0.0445
0.4,0.0590
0.5,0.0757
0.6,0.0920
0.7,0.1090
0.8,0.122
0.9,0.137
1.0,0.152
次に、秀丸のウインドウにカーソルを進め、右クリック+張り付けでこのリストを 作成します。このデータをexdataという名前で、デスクトップに保存します。

3.Excelを起動(Excelのアイコンをダブルクリック)します。 ファイルメニューから開くを選び、先ほど作成したexdataを読み込みます。元のデータ形式を 聞いてくるので、「次へ」に進み、区切り文字の選択の欄の「カンマ」にチェックをして、 完了を選びます。データが表の中に書き込まれるはずです。

4.グラフを作成します。マウスを使って今書き込んだデータを全て選択します。 グラフウィザード(棒グラフのアイコン)をクリックします。 グラフの種類を聞いてきますから、散布図を選び、「次へ」をクリックします。 次の画面でもそのまま「次へ」を選びます。するとグラフタイトルとx軸、y軸を聞いてきますので、 例えばx軸は「電圧(V)」、y軸は「電流(A)」などを書き込み、「完了」をクリックします。

5.このグラフの近似直線を求めてみます。グラフ上のどれかのデータ点をクリックすると データのプロット全体が反転し、選択された状態になります。グラフメニューから 「近似曲線の追加」を選び、さらに線形近似を選んで「OK」をクリックします。近似直線が現れます。

6.この近似直線の数式を求めてみます。近似直線上のどこかをクリックすると、 近似曲線の書式設定画面になります。ここで、オプションを選ぶと、 下から2番目に「グラフに数式を表示する」選択肢があるのでこれをクリックしてチェックを入れ、 「OK」をクリックすると、数式が表示されます。

7.時間がある人は、次のことをやってみてください。

 a) このデータが抵抗に加えた電圧と流れる電流の関係であるとしたとき、抵抗値はいくらになるか。
 b) 抵抗で消費される電力を3番目のコラムに表示するようにする。

ここまでできれば今日はおしまい。Excelを終了しましょう。
ファイルを保存するか聞いてきますが、保存せずに終わってください。
Windowsの画面で、先ほど作成したexdataを削除しておきましょう。exdataをマウスで選んでごみ箱に持って行くと デスクトップから削除されます。自分が作成したものだけ削除してください。
次回からいよいよfortranによるプログラミングを始めます。お楽しみに。

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