fortran言語を使ったプログラミング演習の2回目です。

1.課題1 2の平方根を、次の二つの方法で求めてみましょう。

解き方1:
課題の解法(アルゴリズム)とプログラミングの仕方については、情報処理の講義で使っている 「Fortran77入門」の67ページから71ページに載っています。計算の途中の結果をwrite文を使って調べてみてください。 わかったことをレポートに書いて次回に提出してください。

解き方2:
2の平方根は、x*x-2=0の解として求めることができます。これを2分法を使って解いて下さい。 2分法については、情報処理の講義で使っている「Fortran77入門」の104ページから108ページに 載っています。この場合にも、途中の結果を調べて、解き方1の場合とどのように異なるかを レポートに書いてください。

2.課題2 半径1の円の面積を次の方法で求めてみます。

0から1までをN個に分割します。つまり、
   dn=1.0/N
   xi=dn*i
半径1の円の方程式は、y=sqrt(1.0-x*x)、(sqrtは平方根を求めるFORTRANの関数)
なので、
   yid=sqrt(xi*xi-1.0)*dn
の値を、iが0からN-1まで足し合わせた値(これをS0とします)は、
円の面積の1/4の値に限りなく近いはずです。
また、yidを1からNまで足し合わせた値(これをS1とします)も
これに近く、次の関係が成り立ちます。
   S0*4>円周率>S1*4
そこで、Nの値を様々に変えて、円周率の近似値を求めてみてください。 わかったことをレポートに書いてください。

時間に余裕のある人は、さらに高い精度で求めるにはどのようにしたら良いか考えなさい。

3.以上の検討結果について、A4のレポート用紙2枚にまとめ、次回5月27日に提出してください。
レポートには、「5月20日の課題」と書き、必ず学生証番号を記入してください。

ここまでできれば今日はおしまい。
次回は、もう少し難しい課題です。お楽しみに。

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