手嶋教之講義科目「情報処理演習」授業評価アンケート結果


2005年度後期 回答数22名

担当教員の熱意 非常に感じられる9% ある程度41% あまり32% 感じられない18%
説明はわかりやすいか 非常にそう思う9% ある程度50% あまり23% 全く思わない18%
満足度 非常に満足14% ある程度55% 少し不満18% 不満9%

コメント:全体に文社系の小集団教育のためのアンケート項目であるため,必ずしも質問が演習にあわないことは問題だが,大学全体の問題なので現状では残念だが仕方が無い.手嶋がこの演習を持つのは初年度であることもあり,まだ改善の余地があることは否めない.ただし,演習内容はロボティクス学科の他の2クラスだけでなく,機械工学科,マイクロ機械システム工学科を含めて共通になっている.全般に,満足している学生もいれば強い不満をもっている学生も多い.このようなプログラミングの演習ではどこでもあることと思うのであるが,できる学生とできない学生との差が激しい.そのため,このような演習では,できる学生を主たる対象にするとできない学生がついていけずに不満に感じるし,できない学生を主たる対象にするとできる学生が簡単すぎて不満に感じることとなるのは宿命である.特に講義及び演習の始めでつまづいてしまうと,そのあと取り返すのが難しくなるのであろう.この演習ではTAをつけてわからないところを個別に丁寧に教えるようにして,できない学生が理解できるように助けることを目的にしている.TAを上手く利用してほしいのだが,不満が多い人がTAをきちんと利用しているのかどうかをぜひ知りたいものである.
 コメントでは,「教員が給料泥棒としか言いようが無い!授業料を返してもらいたい.前にただ座っているだけの存在でしかない」というコメントがあったが,全く理解できない.毎回講義の始めに提出されたプログラムのレポートを時間内にすべて目を通し,間違えている所をチェックし,プログラミングとして良いところは誉め,講義時間の最後までに各学生に返す作業をしているが,それのどこが「前にただ座っているだけ」なのか理解できない.もちろん提出されたレポートを翌週に返却してもいいのだが,すぐに返して間違ったところやわからなかったところを指摘するほうが勉強になるだろうと,時間内に一生懸命採点しているのだが.プログラムのどこが間違っているのかを見つけるのは相当集中して見ないとできない作業であり,この作業で毎回相当エネルギーを使っているのだが一部の学生にはわからないのでしょうか.もちろん,毎回丁寧に採点して返却している作業を熱意としてみてくれている学生さんも多いと思っている.「できが良かった人のプログラムをレジュメにして配ってほしい.自分と違った書き方を見ることで,こういう見方もあるのかと,参考になる」という意見はなるほどと思う.提出されたその日にチェックして返却し,かつこれまでできるかどうか,検討したいと思う.


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Last modified: Mon Dec 05 2005