手嶋教之講義科目「ヒューマンインターフェイス」授業評価アンケート結果


2001年度後期 回答数45名

理解度 よくわかった18% だいたいわかった64% 少しわかりにくい7% わからない11%
授業のレベル もっと難しく9% 適切82% 難しすぎる9%
授業の分量 少ない7% 適切89% 多い4%
授業のよいと思う項目 授業テーマ38% 授業内容44% 課題や目標明示7% 具体例の呈示33%
 興味持てた36% 学生の参加促進0% 板書2% 視聴覚教材4% 配布資料47% 教員熱意13%
もっと工夫して欲しかった点 授業テーマ2% 授業内容4% 課題や目標明示2% 具体例の呈示0%
 興味持てた4% 学生の参加促進18% 板書29% 視聴覚教材16% 配布資料7% 教員熱意4%
学習環境にふさわしかったか? そう思う9% ほぼそう思う73% あまり13% 思わない4%
満足度 そう思う18% ほぼそう思う62% あまり9% 思わない7%

コメント:「ヒューマンインターフェイス」は3回生の専門科目であるため,内容は少し難しくてよいと考えているが,それでも具体例などをできるだけ挙げながら説明しているつもりである.出席はとっておらず,専門科目は出席しなくても独学で勉強して理解してくれればよいと思っており,それがわかる試験(授業の内容を丸暗記しても無駄な試験)を毎年しているつもりでいる.専門科目であることを考えると,授業のレベル・分量・満足度の評価は十分に高いと考えており,思ったような講義ができているのではないかと考えている.ただ,回答数は登録者数の約3割であり,回答しなかった残り7割の評価が無いので安心はできないが.よいと思う点としてテーマや具体例,配布資料が高く期待通りであるが,視聴覚教材にはもう少し高い評価が得られるかと思った.確かに文字など小さいものがあったりOHPの関係で多少見にくいものもあったことは反省点ではあるが,もしも教室の後方にいて見にくいのであればもっと教室の前方で講義に出て欲しいと考えている.前方でも見にくいとしたら改善を検討したい.あと改善すべき点は,板書と学生の参加促進が挙げられていた.板書は必要なことを配布資料にほとんど書いているので,ほとんど講義中に板書しないためであるが,板書に時間を取られて説明できないよりも,配布資料に必要なことはおおむね書いておいて説明により多くの時間を割くようにしているつもりである.学生の参加促進は確かに工夫が足りないかもしれない.今後の課題であろう.しかし,講義の最後には必ず質問がないか尋ねているにもかかわらず一度も質問が出ず,終了後に個別に質問に来ている状況を見ると,学生の参加促進を図ってもどれだけ積極的に参加してくれるか疑問であることも否めないと思う.残念ながら150名を越す受講者全員の授業参加は困難であり,やり方を考えなければならないであろう.


2002年度後期 回答数27名

理解度 よくわかった52% だいたいわかった48% 少しわかりにくい0% わからない0%
授業のレベル もっと難しく11% 適切89% 難しすぎる0%
授業の分量 少ない0% 適切100% 多い0%
授業のよいと思う項目 授業テーマ48% 授業内容52% 課題や目標明示4% 具体例の呈示52%
 興味持てた37% 学生の参加促進0% 板書0% 視聴覚教材30% 配布資料56% 教員熱意19%
もっと工夫して欲しかった点 授業テーマ0% 授業内容4% 課題や目標明示7% 具体例の呈示7%
 興味持てた4% 学生の参加促進19% 板書22% 視聴覚教材7% 配布資料0% 教員熱意0%
学習環境にふさわしかったか? そう思う70% ほぼそう思う30% あまり0% 思わない0%
満足度 そう思う70% ほぼそう思う30% あまり0% 思わない0%

コメント:授業登録者が130名,毎回の出席者が約70名程度いるにもかかわらず,アンケートの回答者が27名というのは少なすぎるので,比較的まじめな人だけが回答している可能性がある.そのためか,昨年などよりも満足度が非常に高い.しかし,全員が本当に満足しているのかどうかは疑問が残る.ぜひ授業アンケートに記入してもらいたい.さもないと講義の改善は図れないのであるから.当方もアンケート結果を真摯に見ているつもりである.今年からOHPをやめてすべてPowerpointで行い,見やすくなったはずであるが,視聴覚教材への満足度はあまり変化していないので,準備に時間をかけて割にはやや期待はずれであった.板書はほとんどしていないので評価が低いのは仕方ないだろう.あとは学生の参加促進であるが,どうやるのが効果的かまだ見つけられていない.講義の最後に必ず質問の時間を作っているが,一度も質問が出たことは無かった.しかし講義終了後に個別に聞きに来る学生は多いので,質問が無いわけではない.当方も学生の参加促進の方策を考えるので,学生側も積極的に発言して欲しい.いくら教員が言っても結局は学生がどれだけ学ぶ意欲があるかどうかが問題であるのだから.


2003年度後期 回答数39名

結果の詳細は近日中に大学のHP上で公表される予定

理解度 よくわかった52% だいたいわかった48% 少しわかりにくい0% わからない0%
シラバスは授業選択に役に立ったか 全く役に立たない13% あまり役に立たない28% ある程度役に立った59% 非常に役に立った0%
授業の面白さ 退屈である5% あまり面白くない5% ある程度面白い64% 非常に面白い26%
シラバスは期待通りか 読んでいない33% 期待はずれ0% 期待したほどではない13% 期待したとおり46% 期待した以上8%
教材は理解に有用か 全く役に立たない3% あまり役に立っていない0% ある程度役に立っている56% 非常に役に立っている41%
教員の熱意・意欲 全く感じられない3% あまり感じられない0% ある程度感じられる59% 非常に感じられる38%
知的好奇心を刺激 全く刺激されない3% あまり刺激されない8% ある程度刺激される59% かなり刺激される31%
説明は明快で話し上手 全く思わない3% あまり思わない0% ある程度思う54% 非常に思う44%
満足度 かなり不満3% 少し不満5% ある程度満足67% 非常に満足26%
難易度 非常にやさしい5% やさしい62% 難しい31% 非常に難しい0%
ボリューム 少ない8% ちょうどよい79% 多い10% 非常に多い3%
大学で学ぶ上でこの授業は役立つ ほとんど役立たない3% あまり役立たない3% ある程度役立つ64% 非常に役立つ31%
工夫して欲しいもの 視聴覚機器15% IT機器3% 板書15% 話題や例示の妥当性8% この中にはない51%

コメント:2003年度後期からアンケート項目が変更になっているので,過去の結果と単純な比較はできない.全般に過分の評価をもらっているように思う.多くの学生さんが講義に満足してくれている点が喜ばしい.ただし,昨年と同様アンケートの回答者が39名というのは少なすぎる.比較的満足度の高い人だけが回答している可能性があり,全員が本当に満足しているのかどうかは疑問が残る.ぜひ授業アンケートに記入してもらいたい.できることから授業改善を図るつもりであるのだから.


2004年度前期 回答数75名

履修動機 専門性を高めたい5% 興味・関心をもった1% 友達・先輩が取った5% 時間割の都合3% 簡単に単位が取れそう36% 必須40% この中には無い9%
教員の準備 よく準備している56% ある程度32% あまり7% 全く5%
説明のわかりやすさ 非常に思う47% ある程度52% あまり0% 全く0%
授業内容のボリューム 非常に多い1% 多い10% 適当81% やや少ない1% かなり少ない0%
難易度 非常に難しい0% 難しい5% ちょうどよい88% 易しい7% 非常に易しい0%
教材 非常に役立っている39% ある程度61% あまり0% 全く0%
教員の熱意・意欲 非常に感じられる36% ある程度64% あまり0% 全く0%
知的好奇心への刺激 かなり刺激される35% ある程度60% あまり4% 全く1%
理解度 よく理解できる25% ある程度73% あまり1% 全く0%
満足度 非常に満足27% ある程度72% 少し不満1% 不満0%
授業で工夫してもらいたいもの 視聴覚教材19% IT教材7% 板書13% 話題や例示12% この中にはない49%

コメント:
2004年度のアンケートは2003年度後期から少し変更があり,単純比較はできない.ただ,項目として重なるものは同じような傾向にあったようである.全体に多くの学生に満足してもらっている点は喜んでいる.コメントとしては,「レジュメ以外のことももう少し話してください」「教授の書いた文章で意味を取り違えてしまうようなものがけっこうあるので書き方に例を加えたりして欲しい」「配布レジュメと液晶ディスプレイの内容の差異をなくして欲しい」の3点が要望としては挙げられた.しかし最初の要望と三番目の要望とは相反している.どうすればよいのだろう?ただ,講義で見せているIT教材をすべてレジュメに印刷して見せることは全く考えていない.重要な内容・図表はすべてレジュメに載せている.講義中に見せているのはそれを補足して説明するためのものである.レジュメを持って教材を見ながら講義を受けてもらえば十分ではないかと思う.より詳しく調べたい人は,紹介した参考図書を調べてもらえば大体でているはずである.なお,IT教材をWebで入手できるようにして欲しいという要望も聞いているが,あちらこちらの本や資料からコピーしたものが大量に含まれるので,講義で見せることは可能だが,Web上に公開するのは著作権法で違法行為となる.すべての著作権者に許可を受ければできるが,到底実施できるような分量ではない.そのため公開できないのでぜひ理解して欲しい.


2005年度後期 回答数96名

履修動機 専門性を高めたい33% 興味・関心をもった34% 友達・先輩が取った15% 時間割の都合8% 簡単に単位が取れそう4% 必須2% この中には無い2%
説明のわかりやすさ 非常に思う34% ある程度61% あまり3% 全く1%
授業内容のボリューム 非常に多い5% 多い11% 適当81% やや少ない1% かなり少ない1%
難易度 非常に難しい3% 難しい15% ちょうどよい75% 易しい5% 非常に易しい1%
教材 非常に役立っている32% ある程度60% あまり6% 全く1%
教員の熱意・意欲 非常に感じられる30% ある程度67% あまり2% 全く1%
知的好奇心への刺激 かなり刺激される21% ある程度64% あまり11% 全く2%
理解度 よく理解できる19% ある程度59% あまり8% 全く2%
満足度 非常に満足18% ある程度73% 少し不満6% 不満3%
授業で工夫してもらいたいもの 視聴覚教材21% IT教材5% 板書20% 話題や例示16% この中にはない22%

コメント:今年度のアンケートは中間試験の実施日に取ったこともあり,回答率が75%程度と例年になく高かった.出席が半分未満の人たちの回答も15名あり,その点では比較的受講者全体の意見に近いと思われる.全体には多くの学生がまあまあという評価をしてくれており,ほっとしている.コメントとしては,「具体例が多く事例を理解するのに助かります」という肯定的な内容が一件あってうれしい.要望としては「レジュメのページが変わったら教えてもらうと助かります」というのは今後できるだけ心がけたいと思った.「配られるレジュメも,画面で表示されるような例などのくわしいものをのせてほしいです」という要望については昨年度もあったし,このような要望があることは理解している.しかし,昨年度も書いたように,すべてをレジュメとして配布することが必要だとは思っていない.ある程度は授業を聞きながらレジュメに書き込むことも必要だと思っている.あれだけ詳しいレジュメがあるのでそれだけで十分だと思っているのだがどうだろうか?「三回生の後期よりももっと早くに講義を聴きたかった」という要望もあった.たしかにヒューマンインターフェイスの講義内容はもっと早い時期でも理解してもらえるだろう.2回生までの講義はロボティクスのより基礎的で重要な講義なので,どうしても早い時期に教えることができないため3回生で教えることになっている.この講義だけではなく,カリキュラム全体の構成上の問題である.


2006年度前期 回答数41名

履修動機 専門性を高めたい37% 興味・関心をもった41% 友達・先輩が取った7% 時間割の都合12% 簡単に単位が取れそう5% 必須0% この中には無い0%
説明のわかりやすさ 非常に思う54% ある程度46% あまり0% 全く0%
授業内容のボリューム 非常に多い2% 多い22% 適当71% やや少ない2% かなり少ない2%
難易度 非常に難しい0% 難しい17% ちょうどよい80% 易しい0% 非常に易しい2%
教材 非常に役立っている59% ある程度37% あまり5% 全く0%
教員の熱意・意欲 非常に感じられる39% ある程度56% あまり5% 全く0%
知的好奇心への刺激 かなり刺激される32% ある程度61% あまり7% 全く0%
理解度 よく理解できる27% ある程度63% あまり10% 全く0%
満足度 非常に満足22% ある程度71% 少し不満2% 不満0%
授業で工夫してもらいたいもの 視聴覚教材22% IT教材7% 板書7% 話題や例示15% この中にはない27%

コメント:回答者は登録者の4割ほど.回答者の9割が「大体出席している」ということで,こういう回答者群の場合に全般にいい評価をもらっているのは例年通り.コメントとしては「多くの具体例が理解を深めると思います」という1件のみで,これだけでは「だからもっと具体例を示せ」というのか「理解を深めているのでよい」という意味か不明であるが,後者だと好意的に解釈して,ありがたく受け取りたい.


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Last modified: Thur June 22 2006